どうも、はむばねです。
最近どうにも寝不足感というか、だるーい感じが続いて困ります。
オゴゴゴ……どうにもやる気が出ず作業が滞る……。

というわけで(?)、特に書くこともないので最近読んだ漫画の感想でも。
1巻内容相当のネタバレありです。

・僕だけがいない街(~5巻)
僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)
三部 けい
角川書店(角川グループパブリッシング) (2013-01-25)
売り上げランキング: 1,326


ぐあぁぁぁぁ、続きが気になる!
ていうか、既刊5巻のうちどの巻で終わっても続きが気になる!
最初近所の定食屋さんでキングダムの最新刊がなかったため仕方なしになんとなく読み始めたのが、続きが気になりすぎて続き読むのを主目的に定食屋に通ったレベル。
くぅ、これは是非とも完結してから読みたかったぜ……。

ちなみに読む前はなんとなく(タイトル以外の事前情報一切無しだったので)不思議な世界に迷い込む系の話だと思ってたらそんなことはなかったです。
いや、字面だけ見ればある意味合ってるとも言えますが。

ざっくりあらすじを説明すると……。
身近で事件を(無意識に)感じると自分の意思に関係なく時が巻き戻る「リバイバル」という能力を持った主人公。
18年前にごく近くで起こった連続誘拐殺人事件を「自分なら防げたかもしれないのに」とかつて後悔した主人公が、28歳になった今、再び事件に巻き込まれる。
真犯人にハメられて殺人犯に仕立てあげられた主人公に起こったリバイバルは、18年もの時を巻き戻す大規模なものだった。
「18年前」の惨劇を防ぐことで、「現代」での惨劇が起こらないようにするべく、奔走する主人公だが……。

……って感じ?
このリバイバルも、最初は集中力が増して時が巻き戻っているかのように錯覚するほど記憶を精査できるような能力なのかと思いましたが、ホントに時が巻き戻る能力でした。
つーか、1巻の読み始めと読み終わりで全然印象が違っててビビる。
最初は漫画家志望のうだつの上がらない主人公が織り成す、ほのぼの……とは違うけど、日常ものっぽい感じだったのに、1巻途中でQ展開。
一気にサスペンスになりました。

たまに現代編に戻ることもあれど、今のところは基本的に「18年前」をメインに物語が進行している感じです。
タイムリープもののお約束として「上手くいったと思ったのに、結局結果は変わらなかった(別の形で惨劇が起こった)」もあるので、一つ問題が解決しても全然緊張感が解けません。
しかも18年前だと主人公含めて子供ばっかなので、余計に緊張感があるというか。
子供ゆえに出来ることが限られる中どうやって解決するのか、というのもありますし。
失敗した時に、殺されるのも子供というのも。
しかも基本的にこの事件のターゲットは「ひとりぼっち」の子供なので、主人公(たち)はその子たちを「ひとりぼっち」にさせないよう交流を試みていくんですよね。
それでせっかく心を開いてくれて、「ひとりぼっち」じゃなくなった子への、幸せになってほしい感がハンパない。
……という主人公の思いに非常に共感してしまうので、更に緊張感が増すんですよね。
ここで失敗してしまえば、この子にまた惨劇が……的な。

そして物凄く単行本を意識した作りとなっており、先述の通り毎巻「この続きはどうなるんだ……?」と気になって仕方ありません。
最新刊である5巻も、めっちゃ気になる所で終わってます。
ついに犯人が判明……? という感じではありますが、露骨すぎてミスリードなんじゃねーかという感じもする。
ぐへー、これ続き出るの半年後とかかよー。
一旦記憶を封印して完結するまで待ちたいところではありますが、新刊を見てしまうとついつい読んでしまいそうです。


という感じで十分にオススメできる内容ではありますが、微妙に「今」読むのがオススメかと言われるとちょっと迷ってしまう作品でした。
まぁしかし、このライブ感というか、やきもきしながらもワクワクと続きを待つ感じも楽しいっちゃ楽しいんですけどね。