どうも、はむばねです。
スタンプだけで終わってお茶を濁すと思った?
残念、最後までやる予定だよ!
なにせ元々はネタがない時用に始めた企画だからな!
(つまり今日はそういうことである)

というわけで、今度は太陽で台風いってみよう。

☆太陽で台風




あれ、意外と面白くね?
そろそろ企画の続きやらないとだし、とりあえず冒頭だけでも読んどくか……と思って読み始めたら、ついつい最後まで読んじゃいましたよ。
って毎回言ってる気もしますが、やっぱり自著といえばしばらく触れてないとなんというか印象が単調化してくるみたいですね。
ただただ甘いラブコメかと思ってたけど、思ったより酸っぱかった。
甘酸っぱかった。
あと、華さんメインの話だと思ったけどやっぱりリクがメインだった。
正直、華さんに萌え萌えするよりリクに燃え燃えする部分の方が大きかった。
正しくリクの成長物語だったと思います。

とはいえ、やはりこれは「華さんかわいい!」と叫ぶための作品というのも間違いじゃないですね。
スタンプでは不覚にも作者自身がサブヒロインにやや流れ気味になってしまった私なので、今作では全力をメインヒロインに注いでます。
メインも何も、完全ヒロイン一人体制だけど。
そういう意味でも、スタンプとの何よりの違いはこの登場人物の少なさなのかもしれませんね(これは前にも書いたかもしれませんが)。
1巻の時点では、ネームドキャラはリク、華さん、盟、桧森師匠の4人だけかな?
名前が出てこないだけで母上もそこそこ出てくるので、実質5人くらい?
とはいえ、スタンプに比べると主役二人の出番率が圧倒的ですね。
割と「舞台」で構成されていたスタンプに比べて、「二人」で構成されるのが太陽で台風。
正直、この物語を一人称視点で書こうと思った当時の私はなかなかに神がかってると思いますね。
この物語との親和性は凄く高いと思います(ていうか、最終的に親和性の高い物語に持っていったのですけれど)。
これは賛否両論分かれるところだとは思いますが、私は結構リクの独白好きです。
むしろ華さんといない時のリクの方が輝いてるのではないかと思うくらい。
東中の河童のくだりは改めて読むと自分で笑ってしまったw

ていうか全体的に思ってたより練度が高く感じるのは、やはり私の中でのハードルが下がっている証拠なのかもしれない。
これはこれで、私の作品の一つの完成形なのではないかという気がしてしまいましたよ。
構成も魅せ方も表現も、そんな悪くないと思う。
ていうか、当たり前といえば当たり前に、やっぱ私は私にとってそれなりに面白い話を書きますよね。

ま、とにかく。
ハーレムものには飽きたけど可愛い女の子が見たい人、何も考えずに適当に笑って読みたい人、そんな人にオススメの一冊です。
岸田メル先生のイラストを見るだけに買っても損はないよ!
ていうか、今になって思うと岸田先生にイラスト書いてもらってたっていうのは奇跡ですよね(私が作家やってることを話すと、そこに一番驚く人が多いw)
ホントに、ブレイク直前というかし始めの時でしたからねー。


そんな感じ。
やっぱこの企画、自分でやってて結構楽しいですわ。
1回書こうと思うと、そこそこ気合い入れなならんのが難点ですけれど。