どうも、はむばねです。
本日2回目の更新。
学園祭とは一ミリたりとも関係ないですが、微妙にテンションが上がってきたので書きます。

話題は表題に関して。
で、まぁ一言でその理由を述べるとですね。
なぜならば、プロットを書く時点では何が起こるかが一切わからないからなのです!
……うん、いや当たり前ですねはい。
いや、違うんですよ。
なんつーか、物語は始まっていないというか?
真の意味での入り口は開かれてないというか?

私の作品を読んだことがある方ならばご理解いただけるかと思いますが。
物語かキャラかで言えば、私の書き方はぶっちぎりでキャラ先行です。
物語のためにキャラが動くのではなく、キャラの動いた先に物語が出来る感じ。
なので、しばしば物語の方に亀裂が生じたりします。
有り体に言えば、「どうすんだよこの話……」という方向に向かっていきやすいわけですね。

でまぁ、そういうわけなのでですね。
私の場合、プロットではほとんど「どういう場面にするか(どこで、どんな状況になるのか)に」くらいしか書かないわけですよ。
「何をするか」の部分がハイパー荒いか、下手こくと全くなかったりするわけですね。
(だから私のプロットには、よく「~で、何かする」という表現が登場します)。
舞台は用意できても、そこにキャラたちを放り込んだ結果何が起こるかは放り込んでみないと私にもわからないのです。
ほら、アレですよ。
皆さん自分と親しい人ならば、その人がどういう場面になったらどういう行動をとるのかって、ある程度予測はできますよね?
でも、実際に『その場面』になったからといって自分の予想とピッタリ同じ行動をとるとは限らない。
たぶんそんな感じです。

実際例えば『魔王さんちの勇者さま』で、澄人がラストにあんな行動をとるとは書き始めの(というか5章書いてる時点くらいまで)私も思わなかったしな!
まぁさすがにここまでのはあんまりないですが、よくあるのは尺の予測ミスですね。
「ここは会話だけだし、そんなに量ないだろ。だから、この章ではあとこれとこれをやってー……」とか考えてると、「あれ? 会話だけで章終わるくらいの量できてね?」とかなるわけですよ。
「お前ら何そんなに盛り上がってんだよw」みたいな。


ちなみに、確か前回似たような話をした時にも書きましたけれど。
この方法は、大変危険なので出来るなら精巧なプロットを予め作っておくことをお勧めするよ!
何せ舵取りをキャラに任せるもんでね、前述の通り大抵妙な方向に進んでいくよ。
だから、私のリテイクは後半部がめっちゃ多いです。
前半は校正程度なのに、後半はプロット・登場人物レベルで数回やり直しとかザラです。
まぁそれは、基本的に前半の展開があんまり後半に影響しないという私の作風によるものも大きいのですけれど。
でもその分、キャラがいい感じの方向に走ってくれて、物語とキャラがカチッと一致すればいい作品ができるんですけどね。


でまぁそんなわけでね。
何度も言う通り、基本的にプロットは出来る限り詳細に書いた方がいいです。
が、しかしそれでも出来ない方もいるでしょう。
まさに私がそうなのですから。
そんなキミに言っておく。
ラフプロットは茨の道。
ゆえに、プロット崩壊を恐れるな。

どんだけラフなプロットでも崩壊するときは崩壊する。
というか、ラフだからこそ崩壊する。
崩壊するのが嫌なら、最初からガチガチにプロットを固めておけばいい。
それができないならば、いつ崩れるかもわからないボロボロのプロットで進もうというならば、一度書き始めれば最後まで突っ走りなさい。
「この設定じゃここがマズいな」「これまでのキャラの性格じゃここがおかしいな」「このシーンを書くならもっと前でこういうシーンを入れなきゃいけないな」「このキャラはもっと前に登場させておくべきだな」。
色々と不都合は生じるでしょう。
けど、気にしない。
全て、修正したと仮定して先へ進みましょう。
(どういう修正をするか、だけはメモっといてね)
正しいのは常に今!
現在書いている場面は、完璧に整合性のとれた場面たちの後に展開されてるんだよ!
ラフプロットの道はウォーターフォールモデル、決して戻ることのなき滝の流れの如し!
以前に書いた原稿は、一旦完成するまで触れることなかれ!

いや実際ね、『放り込んでみなきゃわからない』って言ってるからこの方法とってんのにその先放り込まずに戻るって何なの?
その時点で正確に「この方向じゃダメだからこう修正しよう」というのがわかるなら、最初から書いとけよ。
それができるなら最初から書けるよ。
360度どっちに踏み出していいかもわからない中、一歩踏み出しただけて「あ、こらダメだ」って判断してどうするの?
とりあえず行き止まりまで行けば、何かがあるかもしれない。
ちょっと隣を見れば正解があるかもしれないし、最悪でもその方向に行っても仕方ないことはわかる。
まぁ熟練者ならラストまで行かなくとも行き止まりが見えるくらいの目を持っているのかもしれませんが、少なくとも私はまだその域には至っていません。
行き止まり行ってから、それから考える。
それでいい……かはともかく、そうするしかないんですよね、この道だと。


うん、途中で何が言いたいのかよくわからなくなってきたけど、ぶっちゃけ飽きてきたのでこんなところで終わっておくよ!
結論:基本的に、はむばねさんは勘で小説を書いている