外苑前 フロリレージュ 美味しいけれど脂分多めの料理はちょっと苦手 | 世界のフレンチ食べ歩き 日本のレトロ食べ歩き

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基本的に都内のフレンチを食べ歩いていますが、時々地方や海外のフレンチを食べ歩いています。
最近はレトロな喫茶店や定食屋さんにもハマっています

新しくなったフロリレージュに2回目の訪問。
2か月前に予約しました。
1回目の訪問は開店してから間もなかったためか、
ランチだけで3時間半もかかり、これはちょっとダメなのではないかと思っていたのですが、
最近はオペレーションが慣れたためか2時間前後で終わるということを聞いていました。

さて当日、ここから地下に入っていきます。







今回はカウンタの一番奥に案内されました。
川手シェフの一番近くのところです。








料理はおまかせになります。
前回と同じ料理が出ないように、訪問履歴を予め伝えておきました。
内容は以下の通りです。
・投影  蕗の薹
・サステナビリティ 牛 牡蠣
・コントラスト フォアグラ
・和の風味  甘鯛
・分かち合う  青首鴨
・再生  林檎
・旬 チョコレート



ジュースペアリングがあるので、これもお願いしました。


投影  蕗の薹
最近よく見かける、見立ての料理。
蕗の薹に見立てていますが、揚げ物でした。



カトラリが並べられました。




サステナビリティ 牛 牡蠣。
サステナビリティについて説明がありました。
要は無駄に捨てられる食材を上手く使っていこうということです。
薄くスライスされた牛肉の中に、牡蠣やパンなどが入っており、
スープ仕立てとなっています。
この仕上がりには唸ってしまいました。








コントラスト フォアグラ
フォアグラのポワレに黒トリュフ。
川手シェフといえばフォアグラと言われるぐらいですから、
説明するまでも無く、王道の美味しさです。
移転してしばらくはフォアグラを使っていなかったのですが、
このところ使うこともあるとのことでした。
個人的には、実はフォアグラ単体の料理は苦手。
理由は脂っぽいのと、食べ飽き気味だからです。
ちょっと量が多かったため、脂がキツかったです。






和の風味  甘鯛
甘鯛の鱗焼です。鍋で煮込んだ蕪が付け合わせです。脂で焼いているので、和食の鱗焼とは違うものでした。
美味しいのですが、ソースが脂たっぷりでこれもちょっとキツかったです。









分かち合う  青首鴨
フォアグラのせいで既にお腹いっぱいでしたが、頑張って食べました。
宮崎産の青首鴨。内臓と赤ワインのソース。
何故か皮の美味しい箇所が削ぎ落とされており赤身のみ。
火入れは完璧で美味しいのですが・・・









再生  林檎
紅玉のタルトタタンです。
紅玉と和三盆を煮込んだもの。
これは普通でした。








旬 チョコレート
マスカルポーネにチョコを振りかけているので、
ティラミスに似たものでした。
これも普通でした。






エスプレッソです。
前回は無かったのですが、やはりフレンチにはエスプレッソが合います。


お茶菓子です。苺でした。





ジュースペアリングです。
フランス産のスパークリング。




甘酒のようなものに柚子をきかせています。








昆布を使っただし汁のようなジュースです。










葡萄ジュースに炭酸を加えたものです。





パンは駒場東大前のルルソールのもの。特別に蒸しパンを作ってもらっています。







さて、感想ですが、
以前からなんとなく思っていたのですが、
料理の技術は素晴らしいしとっても美味しいのですが、
食材に脂が多めで個人的には好みではないことを確信しました。
最初の牛と牡蠣は良かったんですけどね・・・

これは好みの問題だと思います。
例えば、とんかつを食べるときにロース派とヒレ派がいるように、
脂を好む方とそうでない方がいます。
恐らく、こちらのフロリレージュはロース派の人が好む料理なのでしょう。

私はエスキスのような脂少な目の料理が好きなのを再認識しました。
※次回行くときには「脂少な目の食材をお願いします」とリクエストしてみたいと思います。
 どんな料理がでてくるでしょうか・・・
 お断りされるかもしれませんね。


【評価】80点ぐらい(技術点はたぶん100点。マイナス要素は私の好みではないことだけ)
【価格】11000円ぐらい(料理+ジュースペアリング)


フロリレージュ (Florilege)
03-6440-0878
東京都渋谷区神宮前2-5-4 SEIZAN外苑 B1
http://www.aoyama-florilege.jp