土曜日は、空手の稽古で杉板を割りまくり、
ちょっと手が痛いはみ唐です。

板割り・・・そうです。
空手の演武会でよく見るアレです。
杉の板を手刀や拳でパコンッと割るアレ。

空手といえばそうした板割りのイメージは強いのですが、
そのわりに、普段の道場稽古では滅多にやらないんですよね。
やっぱり、準備するの面倒だし、お金かかるし、ゴミの始末も大変だからでしょうか(笑)。学生時代も、稽古で板や瓦を割ったことはありませんでした。
割ってみたかったのにー。

土曜の稽古では、そんな板割り稽古をやらせていただきました。
先生に感謝!です。

■□■□■□■□■□

当日の稽古は、最初の45分での基本稽古、後半の45分で板割りという順番。この日は他の茶帯、黒帯の方々がいなかったので、はみ唐が一番帯上。そのため、板割りも一番バッターです。

はみ唐さんには、余裕で2枚くらい割ってもらわないとね~
とプレッシャーをかける先生。
厚さ1センチの杉板2枚くらい余裕だろうと分かってはいるのですが、一番バッターは緊張するもの。みんなの見本となるよう基本通りのフォームで、スパッと割ろうと精神集中です。

打つのは手刀鎖骨打ち下ろし
一度手刀を杉板に触れさせて距離を確かめ、手刀を耳横に戻し、振り下ろしながら気合!
スパンと乾いた音がして、二枚重ねた杉板が割れてくれました

気持ちいい━━━(゚∀゚)━━━!!!
道場生の皆さんから拍手をいただいたのですが、手に殆ど感触がないくらいなので驚きました。
ISAMIさん、割りやすい杉板をありがとう!


そこからは、帯順に道場生さんたちの板割り。
杉板1枚をパンパン割っていく光景は見ていて爽快でした。

二順目になると、割りやすい新品の杉板は女性道場生用に回され、
男性の道場生は、一巡目で真ん中で割れなかった片割れの板を割ることに。先生は、「燃えるゴミに出せるくらいの大きさにしておいて下さいねー。」

我々は、ゴミ減容化係ですか?!
などと言いつつ、二人組みになりマイペースで黙々と板割りにはまる男性陣。手刀で割り、正拳で割り、縦拳で割り、足刀で割り、肘で割り・・・。

でも、割りながら分かってくるのは、正確なフォームで叩かないときれいに割れないこと。
真ん中を狙って垂直な軌道を描いて打てていなかったり、当てる部位がきちんと点や線になっていなかったりすると、小さくなった板は切れるようには割れてくれません。「板が割れても人は倒せない」(ブルース・リー)というのは本当ですが、「板も割れないなら人も倒せない」(はみ唐)も本当なんだろうなあと思った次第。少なくとも、型どおりのフォームが出来ているかのチェックにはありますね。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

30分ほどかけて、どの板もだいたい幅10cm以下まで細かく割り終え、女性陣も新品の板割りを3巡目を終えて、道場生による板割りは終了。
最後に先生による模範演武として、かかと落しによる板割りと、手刀鎖骨打ち込みの寸剄バージョンを見せてもらいました。いずれも見事に「切る」蹴りと手刀。どちらも私が板の持ち役を務めたのですが、手にほとんど押す力を感じませんでいた。数々の結婚披露宴で演武を重ねてきた(?)我らが先生、さすがでした。

その後は、黄色い泡のある苦い飲み物ビールを飲みながら反省会。
(いろいろ考えることの多かったこの反省会ですが、真面目な話なので、別に記事にしました→こちら
先生、皆さん、お疲れ様でした。
しかし、後日談が。
次の日起きてみると、なんとなーく右手が痛い。
拳を握ってみると、右手だけ拳頭が腫れているではありませんか(笑)。
情けない・・・。
拳立て伏せをしてなかったからでしょうね。
空手を学ぶ者、きちんと拳を作らなければいけないと反省しました。


押忍。