”俺たちって誰たち?”

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盟友ジャワさんが見た、英国のEU離脱。

英国滞在経験と、ジャワさん一流の人々の心の本質を見抜く力が結び付いて、素晴らしいコラムになっています。

英国のEU離脱(Brexit)をめぐって、様々なコラム、エッセイがネット上で披露されていますが、ジャワさんのこのエントリは、私が見た中で間違いなく(プロの書いたものも含めて)トップクラスです。

ぜひ、ご一読を。
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Brexitに関する真剣で真面目な議論がネットやSNSを賑わす中、本稿は、本当にどーでもいい投稿です。

EUの官僚たちは、日常的に英語で話し、英語で文書を作っています。

多くが大陸欧州各国の出身者である彼らの母語は、当然のことながら英語ではありません。しかし、誰もが話せる/書ける英語は、意思疏通に最も便利な言語。誰ひとり英語ネイティブがいない状況でも、使われる言語は、英語です。

しかし、欧州をして、アメリカに互す新たなスーパーパワーとすることを密かな目標としているのがEU官僚。その彼らが、ライバル国の言語でライバル国を出し抜く策を語らう。その光景は、少し、皮肉なものでもあります。

その点を彼らはどう思っているのか?

以前、仕事で仲良くなった環境総局の担当官(ルーマニアで育ったハンガリー人で8ヶ国語を話す才女です)に、この意地悪な疑問をぶつけたことがあります。

彼女は、
「何言ってるの? EnglishはEnglandの言語よ。知っての通り、EnglandはUKの一部としてEUに加盟している。私たちは、加盟国の言語の内、一番普及しているものを使っているだけよ」
と、答えたのでした。

“そんな手には乗らないよ”と言わんばかりの回答が面白かったので、
「公式なステートメント?」と訊くと、
「ただの事実よ」と返されました。

なるほど、EUは、イギリスを加盟国に持つことによって、この皮肉な状況を皮肉ならざるものとしていたのか、と思った当時の私。
Brexitのようなことが起こるとは、思いもしませんでした。

Brexitが現実となった今、同じ問いを彼女に投げてみたい気がしなくもありません。

以上、どーでもいいお話でした。

選挙

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Facebookで、「選挙に行こう」「安倍政権にノーを突きつけよう」的な投稿がやたらと目につくこの頃。

確かに安倍政権に問題はあるのだが、票を入れたいと思える野党がひとつも無いのが、現実。

野党や、在野のリベラル論客達の安倍政権批判は、30点くらいしか取れない子が、70点取れてる優等生の30点の失点を上から目線で叩いているくらいにしか見えない。

本来リベラル派の経済政策である金融緩和政策を、安倍政権憎しで否定しているのが、日本のリベラル政党クオリティ。
政権批判のために本来リベラルがやるべき政策を否定するリベラル政党は、よほど頭が悪いか、リベラルの魂を売っているとしか思えない。

安倍政権の経済政策は実は正しいと認め、金融緩和を是認できるリベラル政党が、一党でもあれば話が違うのだけどなあ。

ベルセルク

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『ベルセルク』の本編連載が再開したとの話を耳にし、ビールを買いに行くついでにコンビニでちょっと立ち読み。

休載になる前から読んでいなかったので、ストーリーは全然わかりません(笑)。

そのため、物語には全くのめり込めませんでした。

でもそれは、ストーリーがわからないだけではない気もします。

かつての『ベルセルク』ならば、ストーリーがわからない者でもグイグイ引き込む“絵の力”がありました。

連載再開後の今の『ベルセルク』には、あのときの絵の力は、もうないように感じます。

ガッツの表情が死んでいる。
キャラクターとして生きていない。
人形が強引に動かされている感じです。

連載再開・・・しなくてもよかったんじゃないでしょうか?

力があった頃の絵で、“未完”でもよかったと思わずにはいられません。

池井戸潤『空飛ぶタイヤ』

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先日読んだ『七つの会議』が面白かったので、今度は、『空飛ぶタイヤ』を読んでみました。
池井戸潤の代表作の一つ(出世作?)と言われる作品。『七つの会議』と同じく、“リコール隠し”をテーマにした経済小説です。

いやはや、今回も脱帽です。

面白い、面白すぎます。

小さな運送会社が起こした、タイヤ脱輪事故。整備不良のために起きたと片付けられたこの事故のせいで、幼い子を持つ母親が亡くなります。また事故を起こした運送会社も信用を失い経営が窮地に追い込まれていきます。

しかし、何かおかしい。
整備に漏れが無いことを確認した運送会社の社長・赤松は、タイヤ脱輪の原因が、トラックそのものの欠陥にあっと確信します。
しかし相手は、財閥系自動車メーカー。町の小さな運送会社の主張は、いとも容易く弾き返されてしまいます。

信用を失い、顧客から捨てられ、資金繰りに窮し、被害者家族から憎まれ、家族も地域で後ろ指さされる状況の中、それでも赤松は、財閥系自動車メーカーに挑みます。
焦点は、彼らの“リコール隠し”を暴けるか、にかかっていました・・・。

そんなお話です。

言うまでもなく、三菱自動車工業のリコール隠し事件をモチーフにした物語です。

主人公を「整備不良で人を殺した」として追い込まれていく小さな運送会社の二代目社長にした点が、まずお見事です。

従業員数10人の中小企業の社長が、己の誇りと生き残りをかけて、巨大企業に挑む絶望感は、勝利のカタルシスを約束します。

財閥系自動車メーカー内部にも、“リコール隠し”を暴こうとする内部告発の動きがあります。その描き方が素晴らしい。
内部告発の動きが、単なる正義感からではなく、半分以上は社内政治の権謀術策の手段として行われていくこと、そしてそれゆえに、告発者自身が、社内の闇に絡め取られていくのです。
単なる正義対悪では進んでいかない現実世界の苦さが、そこには描かれています。

他にも多くの人物が登場し、様々な立場から、赤松と財閥系自動車メーカーとの戦いに関わっていく点もいいですね。
赤松を憎む被害者の夫、
赤松の運送会社への融資に関わる二人の銀行担当者、
財閥内での救済を求める自動車メーカーを苦々しく思いながら、組織の論理に押し潰されそうになるメガバンク行員、
リコール隠しを暴こうとする記者、
赤松を犯人と確信して、その逮捕に血眼になる正義感の強い刑事、
そして赤松を支える家族と仲間。
この群像ドラマが、物語に深みを与えています。

素晴らしい物語でした。

ただし、気を付けなければいけないのは、あまりにリアルなこの物語が、三菱自動車工業の事実を暴いたノンフィクションではないこと。

あの事件をモチーフに、池井戸潤が、力を奮って生み出したフィクションが、『空飛ぶタイヤ』です。

この物語には、多くの教訓が秘められており、読む者はそれを受け止め、学ぶべきですが、この物語の筋書きを以て、これは三菱自動車工業のことだ、と盲目に叩くのは“違う”でしょう。

『空飛ぶタイヤ』の「ホープ自動車」と三菱自動車工業を完全に同一視したかのような書評が、ネット上に少なくないのを見て、この点が気がかりになりました。

三菱自動車工業を批判するならば、それは三菱自動車工業の事件に関わる事実に基づいて。

その作法を押さえた上で、我々は、『空飛ぶタイヤ』を読みながら、赤松に喝采し、「ホープ自動車」の歪んだ姿を我が身を正す反面教師として見るべきだと、私は思います。

いやはや、それにしても、読みごたえのある物語でした。


空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)/講談社
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空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)/講談社
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・チンニング(順手)10回
・チンニング(逆手)10回
・四股スクワット 50回
・片足カーフレイズ 右50回、左50回
・クロスチョップクランチ 20回
・アブアイソメトリック 30秒
・サイドブリッジ 右30秒、左30秒

チンニングのメニューを、そろそろプラスアルファする頃合いか?
息子が急に、自分の名前を漢字で書いてみたいと言い出しました。渋った私でしたが、訳を聞き、教えることにしました。

`Dad, I wanna write my name using Chinese characters. Please show me how to do it'.

`It's too early. Your name's Chinese characters are too completed for just 7 year-old boy.'

`Dad, you once told me, you had chosen my name's Chinese characters after mom's. I wanna see how my name resembles mom's.'

`... OK. You win'.

He was existed to write his name by Chinese characters, following my illustration.




`Dad, you mean my 瑛 resembles mom's 玲?'

`Yea.'

`Only part of 王 is common. The other parts are different.'

`Right. But the common part is important. 王 represents jewelry. Your 瑛 means beautiful light of jewelry. Mom's 玲 means beautiful sounds of jewelry.'

`How fantastic! Jewelry's beauty is common among Mom and me. Really fantastic story ! I came to like my name more! '.

Honey, are you hearing him?