ハンドメイドでがま口を量産する方法の答え | 【がま口の作り方】ハンドメイド作家による口金と型紙レシピ

【がま口の作り方】ハンドメイド作家による口金と型紙レシピ

毎日10個以上のがま口アイテムを制作している
ハンドメイド作家による「がま口の作り方」

また記事が書けませんでした。。
すみません。。

夜も12時を超えると、なかなか頭が動かなくなり、
さらには風呂掃除などを始めてしまったので・・・
すみません。。

えー、では気を取り直して、

まずは前回の記事です。

「必見!がま口の量産方法とは?」

で、量産する方法ですね!

ハンドプレス機を使って裁断をします!

ハンドプレス機って知ってますか?

その名の通り、手でプレスするヤツです。

がま口作りで、何が手間かというと、
私の場合は圧倒的に裁断作業です。

・生地に型紙を当てる
・生地に切るときの線書く
・ロータリーカッターで切る

これだけの作業ですが、表生地、裏生地、接着芯などパーツが多いと
それだけでかなりの時間を使います。

加えて私の場合は同じ形のアイテムを一度に何個も作るので、
同じ動作を繰り返し行う必要があります。。

完全なる単純労働なので、テレビで韓流ドラマやワイドショーを見ながらやります(笑)
でもちょっと気を抜くと、切り過ぎたりして生地をダメにしちゃいます。
まっすぐ切っているつもりでも、曲がってたりします。。
でも韓流ドラマが気になります。
そして手が止まることもあります(苦笑)

これじゃ効率悪いですね。。
別に韓流ドラマが イケナイ 訳ではないです。。
韓流ドラマが面白いのがイケナイのです(笑)

で思ったのですが、同じ形ならいっぺんに切れないかなと。

金型みたいなのを用意して、上から圧力をかけたりすれば切れるのではないかと。

金型はネットで調べて、作ってくれる会社を見つけました。

主に革製品を裁断する際の金型を作っている会社です。

あとは、上から圧力をかける機材が必要です。

こんなので使えないかなぁ~と思ったのです。
確か1万5000円くらいです。

こういうのを扱っている会社のショールームの金型を持ち込んで
試しにやってみたのです。

でも圧力がかかる部分が、この棒の真下が中心になり、
金型全体には圧力がかからないんです。。

失敗。。

もっと全体的に圧力がかからないといけません。

さらに探すこと数ヶ月、ついにイイヤツを見つけました。

オーストラリア製です!



なんか、全体的に圧力をかけてくれそうなオーラがでてます☆

これは日本では3社くらいしか扱ってないみたいですね。

で、またショールームというか、事務所にアポをとって
試し切りに行きました。

おしいっ!

やっぱり、革を裁断する用みたいです。

あと少しで切れそうなんです。

多分、この機材で正解のハズ。

問題は金型でした。

金型をもっと鋭利な刃のモノにしなければ、切れるものも切れません。
金型も革を裁断する用だったので、
別の金型工場に「布も切れる刃でお願いします!」と懇願しました。

そして、出来上がった金型を持って、再度試し切りに行きました。

ついに切れました!!

これです!これを求めていました!

ついに、「布をも切ることの出来る金型」と、「それに圧力をかけキレイに切ることのできるハンドプレス機」を手に入れました♪


こんな感じです。


接着芯のような薄いものもちょっとしたコツで切れます!

これは接着芯を5枚重ねて裁断しました。
接着芯なら20~30枚まとめて切れます。

普通の生地でも10枚とか余裕です。
余裕のよっちゃんです!

この最強コンビ を使い始めてから、裁断作業がとても楽です!
一日の作業の半分くらい占めていたのに、スグ終わるようになりました♪

とくにキルト芯ですね。

キルト芯ってみなさんどうやって切ってますか?

とっても切りにくいですよね?

でもこの最強コンビを使えば、あっという間!

あんなに手ごわかったキルト芯が、
「サッ」って切れます☆

もう、アレですね、ドラクエでいうと、スライムくらいにしか思いません。
かわいいもんです♪

スライム

ポケモンで言えば、コイキング

コイキング
分かる人だけ笑ってくださいっ(笑)


で、気になる価格ですが、
20万円くらいです。。。。。。
あのプレス機がです。

日本ではあのタイプはないんです。
なのでオーストラリア製か中国製くらいしかないのです。
中国製は信頼度が低いのでパス。

オーストラリアにしました。
高いですね。高いですよ。
船便の送料が高くつくんでしょうね。
あとは代理店のマージンかな。。

でも、人を雇ったと思えば、このくらいの出費は想定内です!
だって本気でハンドメイドやってますから!

人を雇うと毎月20万円かかるけど、これは一回買えば済む話です。
思い切って買いました!リボ払いで(笑)

あと、金型は大きさや形によって異なりますが、
4000円~7000円くらいかな。

私は金型もいろんなバージョンを用意して、
裏生地用とか、接着芯用とか、使い分けて裁断してます。

このプレス機は、うちの社員1号と名づけました。
体重は40キロくらいあり、肥満型ですが、
無給で働いてくれる有能な社員です。
福利厚生を要求してくるようなことはしません。
たまにボーナスと言う名の油を差します。


「どうやってがま口を量産するんだ」と期待していた方がいたらごめんなさい。

こんな単純なことでした。

でも、ほんとに便利です♪
裁断がないだけでも作業がスイスイです。

裁断屋にもなれますよ。
裁断代行でもしようかな~。

どなたか、まとめて裁断したいものがあったらご相談ください。(シャレです)

ご清聴ありがとうございました~。

読者登録、大歓迎です!
読者登録はコチラ

がま口の口金&型紙レシピのことなら
がま口の専門店「横浜Labo-ハマラボ」
ハマラボ