日曜日は「能登和倉万葉の里マラソン」に参加しました。

1月の故障からの復活をかけた一戦です。

2年前、この大会で3時間14分の当時の自己ベストを出しました。

だから走りやすいと思っていましたが、なかなかどうして起伏に富んだコースです。

和倉温泉は能登半島の中部、半島を恐竜に例えると、ちょうどパックリ口をあけた口の底にあり、その舌の部分が能登島です。

和倉温泉を出て、能登島に渡り、島を往復したあとぐるりと湾を回って帰ってくるコース。

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この日も雨の予報でしたが、想定外のこの青空。

スタート後2km地点で能登島にわたる「能登島大橋」の上りがあります。

その後もアップダウンが続き、計11ヶ所の上りがあります。

序盤は上りの遅れを下りで稼いで、なんとかキロ430秒のペースをキープします。

すれ違いのトップ集団。

7km32分、14km1時間3分、中間地点で1時間36分。

前半のアップダウンで力を奪われ、中間地点を過ぎた2回目の橋まで来ると、平地でもキロ5分が精一杯。

その後ズルズルと減速し、3分の2にあたる28km地点で2時間40分。

失速の原因はハンガーノック、要するに空腹です。

いつもフルマラソンでは補給用の糖分を2本持って走りますが、今回1本しか買い置きがなく、会場でも売っていなかったので、1本で走りました。

その分エイドで糖分補給すればいいのですが、タイムロスがいやで充分に補給せず、さらに墓穴を掘ってしまいました。

それ以降もペースダウンが続き、30km過ぎてからは平坦な道にもかかわらず、キロ6分を維持するのがやっと。

結局3時間367秒でフラフラのゴールイン。(4000人中411)

まったく情けない限りで、ド素人と言われても仕方ありません。

ちなみに今回嫁さんも10kmのレースに初参加。脚痛で不十分な練習ながら、495秒で760人中31位でした。

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マラソンは「自分との戦い」とよくいいますが、記録に関しては「過去の自分との戦い」です。

2年前、このコースでの3時間14分は相当調子が良かったのでしょう。

その意味で「2年前の俺ってスゲー」というのが感想です。

今回の失速の原因はハンガーノックだけではありません。

脚にはまったく痛みも違和感もありませんでしたが、1ヶ月のブランクはエンジンの馬力を落としてしまったようです。

「排気量1500ccの車から1200ccの車に乗り換えたみたい」

これは行きつけの整体師さんのお言葉ですが、今回「アクセルを踏んでも走らない」状態で、走りながらまさに同じことを考えていました。

スピード練習と距離練習で、地道にエンジンのキャパを上げるしかありません。

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走り終わって和倉温泉の外湯、「総湯」に浸かりました。

帰りは1520分の特急にギリギリで飛び乗って、電車で息子と久々に将棋、チェス三昧。

和歌山到着は21時過ぎでした。(遠いですね)

参加賞の殻付き生牡蠣5つは、帰ってからいただきました。