昨年の「龍馬伝」の影響でうちの息子は龍馬フリークです。
先日「谷」という字を見て、「あぁ、才谷梅太郎の谷か」と言った程です。
ちなみに「才谷梅太郎」とは、お尋ね者だった坂本龍馬が、長崎や京都で使っていた変名です。
なんぼマニアックな小学生やねん・・・
そんな息子のために、この連休は龍馬の「聖地」である高知に行ってきました。
(僕は昨年院内旅行で行きました。2010年9月10日の項参照)
4月29日、当直空けの朝10時に家を出て、和歌山港発のフェリーで徳島まで2時間。
徳島で讃岐うどんを食べて、さらに高速を2時間あまり。
高知到着は16時でした。
まずは高知城を見学。
高知城は3回目ですが、中の展示を見るのは初めてです。
それから龍馬の生家の近くにある「龍馬の生まれたまち記念館」を見学。
宿泊は龍馬の生家跡地に建つ「ホテル南水」に泊まりました。
古いホテルですが、龍馬フリークのための展示がいっぱい。
1階から7階までの階段に、坂本龍馬他の維新の志士たちや、幕末維新史の写真や解説文がぎっしりと書かれている、通称「維新階段」があり、幕末維新の歴史の総復習ができます。
部屋にも龍馬が詠んだ歌が書かれています。
坂本龍馬生誕の地の記念碑。
揮毫したのは吉田茂だそうです。
・・・
翌朝は桂浜にある「坂本龍馬記念館」に行きました。
この建物、ピストルの形をイメージしているそうです。
それから桂浜に建っている有名な龍馬像。
ふつうはこのように下から見上げた姿しか見られませんが、
この連休を挟んだ3週間、期間限定でこのようなやぐらが組まれていて、「龍馬の横顔」を見ることができます。
この角度で見る銅像はめずらしい。
龍馬の横顔。
桂浜で遊んだあと、
昨年の院内旅行で「カツオの藁焼き体験」をした「カツオ船」という店に行きました。
カツオのたたきはこうして藁を燃やして炙って作ります。
(僕は昨年体験したので、今回はカメラマンに徹しました)
表面を炎でしっかり炙って出来上がり。
去年はそれ程とも思わなかったけど、今回は朝獲れの初鰹だったせいか、これまで食べたカツオの中で一番の味でした。
それから「坂本龍馬歴史館」に行きました。
ここは龍馬の生涯で重要なシーンを蝋人形で展示しています。
生まれてから、
千葉道場で千葉さなとの対決。
薩長同盟に、
大政奉還。
でもこの蝋人形、リアル過ぎ。
中には「人斬以蔵」など、お化け屋敷並みのこわいシーンもありました。
・・・
最後に「龍河洞」という巨大な鍾乳洞に行きました。
足下はしっかり階段ができていて危険はないのですが、途中狭いところもあり、結構探検気分が味わえます。
鍾乳石は100年で1cmしか成長しないそうです。
この洞窟には約2000年前の弥生人の遺跡があり、なんと弥生土器が長い年月で鍾乳石に埋まりこんでいるそうです。
うまく写真が撮れなかったので、パンフレットから。
1泊2日で高知を十分に堪能しました。
帰りは神戸の実家に泊まるため、瀬戸大橋を渡って高速で神戸まで4時間。
高知はちっくと遠いぜよ。
ところで、おみやげ物屋はさまざまな龍馬グッズでいっぱい。
ドラえもんやキティーちゃん、キューピーにいたるまで何でも龍馬。
今や龍馬は高知最大の観光資源です。
そんな中で今回気に入ったのがこの「スヌーピー龍馬」。
別に何のひねりもないけれど、
この無表情がいいんですかね。