昨日は、暑さ負けのせいなのか、午前中、身動き出来ずに寝込んでしまった
ギリギリの時間で起きて、心療内科医のプログラム「ケアボイスワーク」の講師をするために、外出。
ふらふらするし、声も出そうにないけど、毎週楽しみに通ってくれる患者さんがいるので、密かにムチを打って駆け付ける
ところが、自分でも感心してしまうのだが、身体を動かし大声を出し、患者さんと一緒に笑っていると、どんどん心と身体が活性化してくる
しかも、睡眠時間が充分に足りているので、やたらに元気
プログラムの最後の方は、飛び跳ね、叫んでいる自分を発見。
自分がリードするプログラムで、一番助けられているのは、私かもしれない。
ふぅ、楽しかった
その後、社会的養護の当事者参加推進団体「日向ぼっこ」にドキュメンタリー映画の製作のための取材に伺う。
日向ぼっこは、社会的養護を受けて育った当事者の方々の居場所であり、安心して帰れる「家」でもあり、児童福祉と社会の現状を学び、子どもたちの声を代弁し、発信して行く拠点となっている。
主催者の渡井さゆりさんは、20代。
1歳の男の子のママでもある。
彼女の透明感、美しさ、そしてゆったりとあふれ出ている母性。
私よりも20歳以上も年下なのに、しなやかな強さが感じられて、まぶしい。
壮絶な過去の体験が、今の彼女を育んできたのは間違いないのだけれど、生きるってことは、まんざら捨てたもんじゃないよねと、彼女を見ていると思えてくる。
彼女に「生きていてくれてありがとう」と、伝えたい当事者の人たちは、多いはずだ。
50代になった彼女に会いたいなと思った。
あと、20数年後。
もっともっと素敵になって、社会で大活躍をしているだろう。
取材を通して、児童福祉の世界で真摯に子どもたちと対峙している人たちに、たくさん出会った。
みんな、とっても熱い思いを抱いて、今日より明日、明日より明後日と、子どもたちと共に進もうとしている。
影の部分もたくさん体験していらしたはずなのに、透明感のある笑顔が、輝いている。
本当に、素晴らしい。
私は、私の出来ることで、私自身の中にある灯を頼りに、支援を続けて行けたらと思う。
さて、映画はどう進んで行きますやら。
楽しみ、楽しみ。