潜在意識が全部やっている！？
いらっしゃいませ、マスターの濱田です。
生きていると、自分の思った通りにことが運ぶときと、
なかなか思い通りにならないときってありますよね。
で、思い通りにならないときって、
ときにキーってなったりしますよね（笑）。
実は、思い通りにならないときって、
わたしたちがおもいもつかなかったことが
起こっていたのです。
比叡山のお坊さんがされる修行で、
世界で最も過酷な行と言われる、
千日回峰行という行がありますよね。
以前、この千日回峰行を完了された
阿闍梨 さんとお話したことがあるのですが、
そのときにひじょうに興味深いお話をしてくれました。
千日回峰行の修行には、
堂入りという行があります。
９日間不眠不休でなにも食べず、
１０万回お経を唱え続けるという
過酷な修行です。
この堂入りの行のときの
お話をうかがったのですが、
驚いたことに、お経を唱えながら、
眠っていて、自分のお経の声で
ハッと気がついたとのことでした。
このお話をうかがった当時のわたしは、
そんな過酷な行をしていたら、
そんな特殊な意識状態になるんだなぁ
くらいにしか捉えられませんでした。
ですが、ここに実は、
わたしたち全員に共通した
とても深い気づきの知恵があったのです。
実はわたし自身も最近、
阿闍梨 さんに教えていただいて、
数珠で数えながらお経を唱える行というものを
やりはじめたのですが、
しばらくやっているうちに、
阿闍梨 さんがなにをいっていたかに、
ハッと気づいたんですね。
お経を唱え始めてはじめのうちは
舌を噛んでしまったりして、
うまく唱えられました。
それがしばらくすると、すらすらと、
ひじょうに速いスピードで
唱えられるようになりました。
ところがたまにつまってしまって、
お経が止まった時に、
すぐにお経を思い出せないことに
気がついたのです。
その瞬間、おや？と気がつきました。
お経を唱え始めたとき、
わたしは自分でお経を唱えている
という感覚でいました。
ところがつまって、やりなおそうとして、
すぐにお経が思い出さなかったとき、
お経を唱えていたのも、
数珠を数えていたのも、
実は全部潜在意識が
自動で気にやっていたことに
気がついたのです。
このことがわかってから、
どんどん人生の謎が解け始めました。
わたしたちは思い通りにならないとき、
キーってなったりしますよね。
で、なんとか思い通りの流れに
したいと思いますよね。
ですが実は思い通りにならないときって、
なにが起こっていたかというと、
潜在意識がやっていることと、
頭で考えることが違っていたんですね。
たとえるなら、歩いていて、
自分は右に行こうと思っているのに、
潜在意識は身体を左に行かせてしまう。
そんなことが起こっていたんですね。
そしてこれは、脳科学的にも
解明されていることだったんですね。
わたしたちって、自分の頭で考え、
自分の意思で人生を生きていると思ってきました。
でも潜在意思気は、頭で浮かぶ考えとは、
違う行動をとらせることがあります。
で、自分（思考）は自分（思考）の
思い（考える）通りにしたいと考えますので、
そこでキーっとなったりなどの
葛藤が起こっていたんですね。
では、潜在意識がやるとおり、
自由にさせていたらどうなるでしょう？
え！そんなの何処に
連れて行かれるかわからなくて恐ろしい！
って考えが浮かんできますよね。
ところが、思考がどんなに騒ごうと、
実は結局自分が願っていたゴールに
最終的には辿り着くことがわかってきたのです。
よかったら、潜在意識が選択する通りに
人生を任せてみたら一体どうなるのか、
黙って観察してみてください。
もしかしたらそれが、頭で考えているより、
実ははるかに最短コースであることに
気がつくかもしれませんヨ。
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