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がれきの山を発電燃料に!

今日から「ラジオ日経」の人気番組「マーケット・トレンド」にて、世界の動きを分析し日本の未来を読むコーナーをスタートすることになりました。


アメリカ大使館の向かいにあるスタジオから情報発信をするのも久しぶりのこと。


本日は「東日本大震災後のエネルギー政策」と題して、進行役の山本かおるさんの質問に応える形で“船出”しました。


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福島原発事故の影響は相変わらず深刻なまま。


全漁連が汚染水を海に放出しないように農水省に要請した4時間後に、経産省が放出にゴーサインを出してしまうという現政権の体たらくと閣内不一致には海外からも不信と非難の大波が押し寄せています。


海洋汚染に対する感度の鈍さはエネルギー戦略の欠如そのもの。


ところで被災地で大量に発生しているがれきの山。


これを早急に処理しなければ復興も進みません。


しかし、こうしたがれきを発電燃料に転換する技術があるのです。


それは産業廃棄物や家庭ごみをコンクリートであろうが鉄くずであろうが、粉砕してガス発電の材料にするクリーン・エネルギー技術。


マグニチュード9.3の巨大地震と津波被害にあったインドでも導入が進んでいます。


こうした先端技術を活用できれば、「がれきの処分、クリーンで安価な電力供給、新規雇用の確保」と三拍子揃うことになります。


日米の震災復興協力のシンボルにもなるはず。


アメリカからは無償での技術提供の申し出があります。


新たな循環型エネルギー立国を目指す上で得難い提案だと思います。


小生、先の参議院外交防衛委員会でこのことを紹介したのですが、残念ながら、菅政権は馬耳東風でした。


そんな話題を織り交ぜての15分間。


聴き逃した方は「ラジオ日経」のホームページから、いつでも無料でお聴き頂けます。


お楽しみ下さい。