ホンジュラスの女性大使 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

ホンジュラスの女性大使

自民党では谷垣総裁が中心となり各国大使との懇談を精力的にこなしている。

これまで中近東、アセアン地域の外交団と膝を突き合わせ、わが国の外交姿勢をじっくりと説明、同時に日本への忌憚のない注文や期待に耳を傾けてきた。

今回は、中南米諸国の大使らと率直な意見交換の場をもった。

小生は毎回、この懇談会に参加しているが、実に貴重な情報交換ができ、わが国の外交・防衛政策を補完する上でも役立っていると確信。


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というのも、どうやら菅総理も与党議員も、こうした「身近な外交チャンネル」を大切にする試みを全くと言っていいほど行っていないからだ。

民主党政権の下、大使館との交流はもちろん友好議員連盟の活動も開店休業中のようである。

これでは日本の主張が世界に届くわけがない。

世界との信頼関係を築くためには、国の大小を問わず、日頃から相互理解の窓を開けておくべきなのは当然のこと。

たとえばホンジュラスのタルボット大使は台湾で8年過ごした後、日本に着任したばかり。

彼女曰く「わが国は小国だが、日本との友好関係を大事にしている。これまで日本の国連安保理入りを一貫して支援してきた。ホンジュラスの若者は日本のアニメやゲームに夢中。

それに味の良い日本の食文化は母国に広めたい」。

台湾での経験を通じて、日本が進める「クール・ジャパン」の熱心な理解者になり、志願して日本に赴任したという。

嬉しい出会いとなった。


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こうした日本ファンをどんどん増やしていかなくては。

とはいえ、驚いたことに、ホンジュラスでは最高裁判所の判事も、国会議員も、大使も半分以上が女性とのこと。

女性の社会的地位は日本よりはるかに高いようだった。