バナナン☆バナミン 第一話
さい@朝バナナコミュニティ副管理人です
Newコンテンツです。
本日から、朝バナナ小説(!?)連載をスタートします
小説を書いてくれるのは、二月二二子(にがつににこ)さん。
タイトルは「バナナン☆バナミン」です。気になりますね~。
毎週火曜日にアップしていく予定ですので、朝バナナダイエッターのみなさん、コチラもお楽しみに~
ではでは早速お読みください
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バナナン☆バナミン 第一話 ~迷いの森で行き倒れ~
三日月の輝く森のなかで、一人の少女が倒れていました。
「お、おなか空いた……」
少女は息も絶え絶えに呟きます。
「迷いの森になんて、入るんじゃなかった……」
そのとき、かさかさと草が揺れる音が聞こえました。何かゆっくり近付いてくる気配がします。
(誰か来た……?! 助け求めなきゃ!)
「た、助けて! おなか空いて死にそうなの」
少女が必死に顔を向けると、現れたのは猫でした
(……嗚呼、猫に助けを求めたところで一体どうなるというのでしょう…… あ、もう限界、意識朦朧としてきた)
「……仕方ないナン」
(え!?)
少女が閉じかけていた目を開けると、猫はあろうことか二本足で立っていました
(えええ)
猫は両前足を三日月に掲げて叫びます。
「バナナナ・バナナーン!」
瞬間、眩しい光が辺りを照らし、少女は思わず目を閉じました。
おそるおそる目を開けると、すっかり朝になった空から、小さな黄色い光がいくつも降りてくるのが見えました。
「バ、バナナ……?!」
三日月のように光るバナナが森のあちこちに降ってきます。
猫はバナナを一本器用に両手でキャッチすると、口にくわえて少女のところに持ってきました。
「……くれるの?」
少女がバナナを受け取ると、猫は言いました。
「た・だ・し、食べたらバナナンの下僕ナン」
「げぼく……?! っていうかあなた何者?」
(っていうか何様?)
「バナナンはバナナキャットナン。おまえこそ何者ナン」
「私はバナナ村のバナミン。バナナキャットって……何?」
「バナナキャットはバナナキャットナン。バナナ村ってどこナン。ここはバナナタウ……」
「ぐーきゅるるるるー」
バナナキャットの言葉はバナミンのおなかの音でかき消されました。
「……下僕になるナン」
もう限界だったバナミンは、バナナキャットの言葉を最後まで聞かずにバナナの皮を剥いてかぶりつきました。
「あ、こら、先に答えるナン」
「なるなる」
バナミンはバナナを頬張りながら頷きました。
こうしてバナミンは、なんだかよくわからないうちにバナナキャットの下僕になったのでした。
☆第二話へ続く☆
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◆作者紹介◆
二月二二子(にがつににこ)
お話作りで食べていくのが夢☆ ゆるーく朝バナナ中。
いかがでしたか?バナミンの大冒険!?が始りそうな予感ですw
お気軽に感想コメント入れていただけたら幸いですこれから毎週続編をアップしていきますね。
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