『マリアンヌ』(2016年) #ブラッド・ピット #マリオン・コティヤール | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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「今どき珍しい古典的な王道のラブストーリー(17.2/15・劇場)」

ジャンル:ラブ・ストーリー

原題:ALLIED

製作年/国:2016年/米国

配給:東和ピクチャーズ

公式サイト:http://marianne-movie.jp/

上映時間:124分

公開日:2017年2月10日(金)

監督:ロバート・ゼメキス

出演:

ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、ジャレット・ハリス、サイモン・マクバーニー、リジー・キャプラン、ダニエル・ベッツ、マシュー・グード、カミーユ・コタン、アウグスト・ディール、ティエリー・フレモンほか

 

PG12

 

 

まだ、この作品よりも前に、2月に入って以降に鑑賞した、『スノーデン』、『キセキーあの日のソビトー』、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』、『マグニフィセント・セブン』、『君と100回目の恋』の劇場鑑賞5本分も、その各々の感想をブログ記事にUP出来ていない状態ですが、観た順序は大きく前後しますが、取り急ぎ、バレンタインデーの次の日の2月15日に、お友達と一緒に観に行った本作品『マリアンヌ』をご紹介させて頂きますね。

 

 

【解説】

「フォレスト・ガンプ 一期一会」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも有名な名匠ロバート・ゼメキス監督のもと、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが豪華共演を果たし、過酷な時代に翻弄されながら究極の愛を試される男女の運命を描いたラブストーリー。

1942年、カサブランカ。秘密諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。それは、夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙うというものだった。

その後、ロンドンで再会した2人は恋に落ちるが、マリアンヌは誰にも言えない秘密を抱えていた。

「イースタン・プロミス」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のスティーブン・ナイトが脚本を手がけた。

(以上、映画.comより抜粋引用。)

 

 

 

 

率直な感想と致しましては、

スパイ物であり、且つ、今どきには珍しい古典的な王道のラブストーリーという映画でした。

しかし、スパイ物として観ると、あまりにひねりがなく物足りなさも残りますし、妻に知られたくない機密情報を、あっさりと実妹には打ち明けるなど、脚本の設定に多少ちぐはぐな感も無きにしも非ずでしたね。

 

 

また、何しろ、予告編などで事前情報を垂れ流し過ぎて、予定調和的にしか映らなかったのが非常に残念でしたね。

まぁ、こればかりは、広報宣伝の手法の点での戦略ミスであって、ロバート・ゼメキス監督の責任でも何でもないので、責任を問われても可哀想なほかないのですが・・・。

 

 

この映画の見せどころとしては、フランス出身女優のマリオン・コティヤール演じる、フランス軍レジスタンスのマリアンヌが、「(カナダのケベック州の)ケベック人」と呼び、カナダ軍籍なので、カナダ出身の設定(?)の英国諜報部勤務のマックス・ヴァタン中佐(ブラッド・ピット)と共に夫婦という体裁を偽って、フランス領モロッコのカサブランカで、フランス語を駆使して諜報活動を行っている際に、マリアンヌ役であるマリオン・コティヤールが、そもそもがフランス人女優だからか、自国語を遣うシーンでは凄く自信に満ちあふれた演技をし、また、その端正な顔立ち、スタイルには翻弄させられましたね。

 

 

衣装デザインは、今回もロバート・ゼメキス監督とタッグを組むジャアンナ・ジョンストン。

本年度(第89回・2017年度)米国アカデミー賞の衣装デザイン部門賞にノミネートされるほど、映画『カサブランカ』などの往年の古典的な映画を意識したような華麗な衣装デザインが彩りを添えていましたね。

 

 

また撮影にも、鏡越しに映りながらの演技の描写などが上手く効果的に活用されており、マリオン・コティヤールの着替えの描写のシーンなど乳房が見えそうで見えないのが逆に魅惑的でしたね。

 

 

カサブランカにおいての砂嵐の車中でのセックスシーンも凄く魅惑的に工夫され綺麗に撮していましたよね。

 

 

 

 

 

 

ただ、モロッコのカサブランカにいる際のスパイ活動に伴う殺戮シーン等は必要性のある描写だと思われるので、まだ良いのですが、その後、本当の妻となったマリアンヌに二重スパイの容疑が掛けられた際には、わざわざドイツ占領下のフランスの監獄にまで向かってまで殺戮を繰り返す描写には、流石にもう良いんじゃないかと思うほどに殺戮シーンがあるので、これには正直ちょっと辟易してしまいましたね。

 

 

映画を観た人の中には、あの戦時下に<平和呆け>をしていると仰る感想を述べる人も居られるみたいですが、あの戦時下にパーティに興じる描写をはじめ、庭先で、束の間の幸せな生活を送るマリアンヌが見せる<幸福感>溢れる女性像が、妻であり、母である喜びに満ち溢れており、まさに美しい女性が幸せそのものに見える瞬間は良いものですし、それがしみじみと実感出来る映画に仕上がっていましたよね。

 

 

原題は、「ALLIED(=連合国軍側)」といった題名ですが、この映画自体が、ブラピよりも、まさにそう言ったマリオン・コティヤールのためにある様な映画でしたので、この邦題の『マリアンヌ』の方が、実にシックリ来てちょうど良かったですね。

その意味では、今回の邦題への変更は、ひとまずは成功かな(?)

 

 

ラスト近くの展開も想定の範囲内ながら、ドラえもんの<ドラ泣き>ならぬ、ブラピの<ブラ泣き>という言葉が世間を賑わすほどに、劇中ではブラッド・ピットが、クシャクシャになった泣き顔を見せていますが、その一方で、妻の顔から、母の顔に変わる瞬間をも上手く演じていたマリアンヌ役のマリオン・コティヤールの方に思わずホロリとしてしまうほどでしたね。

 

 

また、映画の内容とは脱線しますが、プライベートにおいても、ちょうどマリオン・コティヤールが妊娠中に、ハリウッドでは、ブラピとアンジーの離婚訴訟が持ち上がり、その渦中にマリオン・コティヤールがゴシップ誌上でブラピとの不倫疑惑に晒されるといった可哀想な展開になるほどに、この映画でのマリオン・コティヤールは魅惑的な女性役を難なくこなしていましたし、流石のアンジェリーナ・ジョリー姐さんも、ブラピとマリオンとの共演には焼き餅を焼いても、いたしかたがないかと思えるほどでしたね。

 

 

美しい男女を、綺麗に撮るという点では古典的な往年の王道のラブストーリーに沿って、この作品もすごく長けた映画だったかも知れないですが、逆に言えば、その点に注視し過ぎて、スパイ物映画であるといったサスペンスフルな要素がイマイチ脚本上の練りが足りず終いだった様な気もしないではなかったですね。

 

 

とは言え、ラストの展開には、一緒に観に行ったお友達も鼻をすすりつつ、泣いているようでしたが、でも、ここまで奇をてらわなさ過ぎるほど古典的なラブストーリーは今どき珍しいかも知れないですね。

 

 

私的な評価と致しましては、

スパイ物映画にしては、古典的過ぎるほどに奇をてらわない、むしろ素直な王道のラブストーリーだったので、ちょっと物足りなさも残り、拍子抜けしましたし、何よりもブラピ演じるマックス中佐が、妻のマリアンヌにも話せない機密任務の内容を、あっさりと実妹には打ち明けるといった点など、設定上にちぐはぐな感も無きにしも非ずだったりと、若干残念に思う点が幾つかありましたが、今どき珍しく、美しい男女を配して綺麗に撮った恋愛映画という点には嘘偽りのない映画でした。

往年の映画ファンなどには懐かしい香りがする映画だったかも知れないですね。

何よりも、ブラピ以上に、マリオン・コティヤールの美貌。そしてその存在がすべての映画とも言えるほどでしたね。

あえて日本公開向けの邦題に『マリアンヌ』という名を冠した題名がその内容を象徴しているかの様でしたね。

 

映画の内容的には、予告編などから事前に予想出来た様な脚本仕立てであって、五つ星評価の★3つでもいいかなとも思うほどでしたが、マリオン・コティヤールの美貌。そして圧巻の演技に敬意を表して、星半分☆(10点)オマケしまして、五つ星評価の三つ星半の★★★☆(70点)の評価ぐらいが相応しい映画かと思いました次第です。

 

 
 
 

<追伸>

※尚、この映画を観た際の21時からのレイトショーでは、観客は私たち二人を含めたったの6名だったのですが、後から入場してきた3人組の若者たち(?)もしかして若い親子(?)の若い女性が先陣を切って、「ここって指定席なんやろう?座席指定なんて面倒臭いし、イヤやわぁ~。」「この際、好きなところに座って観ようや!」と言って、座席を好き勝手に替わるのは別に構わないのですが、事もあろうに、沢山空いている座席のある中で、何故だか、私たちのちょうど真後ろに座って来て、予告編から本編が始まっても、ペチャクチャと私語をするわ、ポップコーンを大きな音を立てて食べるわで、なんで、わざわざ私たちの真後ろに座って来て、嫌がらせをするのかと腹が立って仕方がなかったですね(# ゚Д゚) ムッカー。

こういう映画館慣れしていない観客には、いつものイオンシネマの「パンパカパンツ!」のマナーCMの効果も何もなかったですね(怒)。ンモォー!! o(*≧д≦)o))。

 

 

それと、イオンシネマ京都桂川では、頻繁にあるのですが、劇場スタッフさんもご多忙とは言え、各シアターの入口の上映開始時刻が、前の上映時刻のままで、切り替わっていない場合があるのが非常に残念ですね。

特に、レイトショーの鑑賞の場合には、その後、上映開始時刻の表示が全て消えてしまうので、記念撮影を試みようにも出来ないのが玉に瑕ですね(泣)。o゚(p´⌒`q)゚o。 ビエェーン!!。

 

今回も21時から上映開始のレイトショーのはずが、スタッフさんのご対応が後手に回られたのか、上映開始時刻が前の上映回のままの表示だったみたいですね(´ε`;)ウーン…。

 

ですので、今後の対応方法について、逆説的に考えれば、今後は、レイトショーの終了後にも、各シアター前の上映開始時刻の電光表示盤を、記念撮影出来る様に、暫く表示を消去せずに残しておいて下さる様ご対応下されば有り難いですね(^^)v

 

 

●映画『マリアンヌ』日本オリジナル予告編

 

 

 

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仲良くして頂いている映画ブロガーのジョジーさんからのリクエストで、「是非、バレンタインの様子も教えて下さいね!」との事でしたので・・・。お恥ずかしながらキャ━━(#゚ロ゚#)━━ッ!!。
 

映画鑑賞に行った日は、ちょうどバレンタインデーの翌日の2月15日という事で、お友達から手作りチョコを作って貰ってプレゼントして貰いました♡。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ

 

肝心のチョコの画像は、撮り忘れていたので、お友達が事前に撮しておいた画像を許可を得て拝借しました❤

 

 

 

こんな可愛いチョコケーキを作ってくれた、お友達には感謝の気持ちでいっぱいです❤

本当に有り難うね(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。