第31回桜島・錦江湾横断遠泳大会レースレポ この大会はここが面白い! | ハルさんの「目指せ水陸両用!」

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走るのが何よりも苦手だったマスターズスイマーが、40才からトライアスロンに挑戦。その記録を綴ったブログ。
2013年8月、アイアンマンレースを完走。
マスターズ水泳800m、1500m自由形 前日本記録保持者。
水陸両用アスリートを目指してます。

今日は昨日行われた第31回桜島・錦江湾横断遠泳大会のレースレポです。

 

 

今年が第31回という、歴史ある大会です。

 

最近は大会の人気が上がってきて、抽選倍率が上がってきたという噂も。

 

2014年、15年、16年は悪天候のため中止となり、今回4年ぶりの大会開催でした。

 

大会のルールを簡単に説明しますと、レースはチーム戦で、今年から1チームに5人の泳者(昨年まで4人)+1人監督の計6人構成になりました。

 

そして、5人の泳者は常に7m程度のサークル内でまとまって泳ぐのが原則で、5人同時に上陸し、5人が手をつないでゴールテープを切るというのがルールです。

 

ですから、5人の合計タイムで争うわけではありません。

 

一人が速くてもダメです。

 

そういうルールである故、鍵となるのは5人の中で一番遅い人の泳力。

 

ドラフティングで引っ張ってあげるもよし、後ろから押してあげるもよしおーっ!

 

速い人の足に捕まって引っ張ってもらうもよしゲラゲラ

 

5人の力を合わせてゴールを目指します。

 

タイムを狙うならできるだけ泳力のそろった5人を集めること、これがチーム作りの大原則です。

 

 

水着の規定はありません。ウェットスーツOKです。

 

 

コースは桜島の小池海岸から、錦江湾を横断し、鹿児島市の磯海水浴場まで、公称4.2kmのワンウェイコース。

 

地元のチームで、友人等の車のサポートが付かない限り、選手の多くは早朝鹿児島港から桜島フェリーに乗って桜島に渡り、スタート会場に向かいます。

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会場にはテントが張ってあり、選手はテントの下で着替えたり、休憩したりと準備が出来ます。

 

更衣室は一応あります。トイレはありますが少ないです。

 

だいたい8時45分くらいまでに着替え、日焼け止めやワセリン塗りなどの準備を済ませ、荷物は大会運営側が用意するトラックにチームごとに荷物を預け、ゴールまで運んでもらいます。

 

1チームに付き、大きな袋1つで、これに5人分の荷物を。

 

ですから、預ける荷物があまり大荷物にならないよう注意が必要です。

 

預けるのに間に合わなければ荷物を運んでもらえる手段はありませんので要注意。

 

特にサンダル、靴は時々忘れ物があるようです。

 

 

9時から安全祈願祭、そして開会式。

 

9時25分にジュニア部門がスタートし、9時30分から第1ウェーブ10チームがスタート、以後5分おきのウェーブスタートです。

 

大会側が準備したチームナンバーの入ったスイムキャップを着用して泳ぎます。

 

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スタートして、100mくらい沖にに出た頃より、1チームにつき一艘の伴走船が付きます。

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レース前にはこのように130チーム分の船が待機しています。

 

これに監督と、ボランティアのチームアテンダントが1人が乗船しています。

 

レース中は伴走船がルートを誘導してくれることはありません。

 

船は泳いでいるチームの横に付き、船長さんと監督が話しながら潮の流れを読み、拡声器で選手に指示を出して、その指示をもとにゴール方向を考慮しながら泳ぐ方向を決めていきます。

 

一応プログラムにはこのような大会当日の潮流予想図が載ってますが、未だかつてこれがあてになったことは一度もありません(笑){F4B1780E-65FF-4CB7-88FE-13C1C16B14CE}

 

後発ウェーブになると、先発ウェーブが泳いでいる方向、流されていく方向が見えますので、潮流を読みやすいし、船上から指示を出しやすいんじゃないかと思います(実際は知りません汗)

 

コースには一応最短距離のコース上に1km、2km、3kmのアドバルーンが上がっています。

 

これの下を通る必要はなく、潮流によってはこれを大きく外しながら泳ぐこともあります。

 

しかし、流されすぎて、限界線を越えてしまうと失格になります。

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この潮流をどう攻略するかもレースのキーポイントです。

 

 

さて、ここら辺から今回のレース記です。

 

我々のチームはNo.101。第1ウェーブでした。

 

9時半に浜辺からスタート!

 

第1ウェーブは優勝を狙いに行くチームばかりですから、スタート時のバトルはトライアスロンのスタート並みびっくり

 

最初の100mくらいはかなりのスピードで泳ぎ、バトルを抜けたところで、5人が集まるために少しスピードを落として、ここからは集団泳。

 

今回我々のチームが取った基本フォーメーションは2−2−1で、私がリーダーで、ある程度のルートを決め、泳力が格上のN君を私の左に、レース初参加のMさんと、泳力が少し心配なY君を真ん中にして、私と共にこの大会の経験豊富なT君を最後尾にして、ペースを決めていく作戦。

 

といっても、なかなかフォーメーション通りには泳げませんあせる

 

大きい波がひとつきたら、それぞれの泳者の位置がガラッと変わって、バラバラにアセアセ

 

それぞれの泳速が速いので、あっという間に7mのサークルから外れてしまう。

 

とにかくお互いがチーム選手の位置関係を把握するよう、トップ二人はお互いの位置を呼吸ごとに確認し、時々背泳に切り替えて後続が離れないようにスピードコントロール。

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トップ二人は泳ぐ方向の確認、全員の位置把握、ペースコントロールなど、単独OWS以上の技術が要求されます。

 

そして、できるだけ5番目の泳力の選手がオーバーペースにならないスピードで泳ぎ、かつ泳ぐことだけに専念できる状況を作り上げていかなければならないのですが、これがとにかく難しいえー?

 

毎回私が暴走して、後続選手を早々にバテさせてしまうと不評ゲラゲラでしたので、今回は前半からかなり抑えめで泳ぎ、頻回に背泳に切り替えて後続を見ていくように心がけましたにやり

 

が!それでも前半のペースが速すぎて、今回もY君を2kmでバテさせてしまいましたショック

 

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これは理想の陣形で泳いでいる写真かな?

 

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でも気がつけば私がまた暴走汗

 

 

でも3km辺りでもう後続チームは全然見える範囲にいなかったため、あと1kmはイージーでも大丈夫と判断し、スピード落としていきました。

 

が、スピードを落とすと、潮流があって横にまた流されるアセアセ

 

結局例年よりかなり流れに逆らうようにしてなんとか無事ゴール地点へ。

 

ゴールにはこのようなアドバルーンがあり、最後はこれを目指します。

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そして無事フィニッシュ!

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タイムは57分台、全チーム中唯一の1時間切りでしたチョキ

 

レース後、チームごとの記念撮影。

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今年も快泳でしたニコニコ

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ウェーブスタートですから、最終ウェーブのチームがゴールするまでは正式順位は決まりません。

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我々がゴールして2時間ほど過ぎて、ようやく順位確定!

 

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表彰式爆  笑

 

そして入賞チーム全員での記念撮影カメラ

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チームアテンダントの皆さまもお疲れさまでした。

 

 


一応ガーミンの記録を載せておきます。

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今回、ルートはほぼ最短距離。
 
で、約3500m。あれ?ぜんぜん4.2kmじゃないんですけど?ぶー
 
 
今回の500mごとのペースです。
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後半はかなりペースを抑えたのですが、体感的にはここまで遅くはないかな。
 
つまり、3500mよりはちょっと長いんじゃないかと思われますが、4.2kmはない・・・と思う。
 
心肺負荷はかなり余裕あり。
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トライアスロンの時に比べれは相当抑えてます。
 
ストロークも、いつもの泳ぎからすればかなりゆっくり。
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ちなみにこれは4年前の時の記録。
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この右に凸になるルートがだいたい例年の最速ルートなんですけどね。
 
この年は相当スピード出してました。
つまりこれが私の暴走の所以ゲラゲラ
 
 
今年も錦江湾を堪能させてもらいました照れ
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ポスターのポーズを真似てみたニヤリ
 
この大会で、私のいちばんのお気に入りは、この雄大な桜島を
ちょうど中間地点あたりで背泳しながら眺めることです爆  笑
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陸から、船から眺めるのとは全然違いますよニコニコ

 

これは泳いだ選手にしか見ることができないこの大会の醍醐味だと思います。

 

反面、泳いでいる途中に噴火して火山弾が飛んでこないかいつも不安ですけどねてへぺろ

 

 

 

以上、第31回桜島・錦江湾横断遠泳大会のレースレポでした〜〜火山プール

 

 

 

今日のトレ

バイク実走45km

 

お読みいただきありがとうございました〜。

このレポ読んで、「面白そうじゃん!5人集めて出てみようかな〜ぶー

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