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今年見た作品の中で最もスケールが大きな作品であった。作品はゼロ・グラビディで宇宙空間のリアルな描写が話題になったが、本作もそういった意味でも本作はひけをとらないクオリティの高さがあった。
時空を超えた親子の愛がテーマになっているが、これを科学的な仮設に基づいて物語を作り出しているところがハリウッドらしいところだ。多少理屈っぽいところはあるが、ワームホールに入って、人間が住める星を探しに行く設定などは、どこか宇宙戦艦ヤマトの設定を参考にしているようにも思えて親しみがわく。根拠となる考え方としては、アインシュタインの相対性理論が取り上げられる。重力によって空間のゆがみ、そこから四次元世界(時間軸)、さらには五次元(老化、破滅?)へと展開されていく。若干無理矢理感はあるものの、これらを一つの映画作品として完結させている所はさすがだ。(★★★★)

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