私が日々生活をしている中で体験した「映画」「音楽」「アート」「写真」などの感想や感動を書いています。どうぞ気軽に、トラバ、コメントください。
  • 16 Jul
    • 【映画】ラスト・タンゴ

      「私のストラディバリウスを見つけた。」この台詞がとても印象に残った。映画ラスト・タンゴはタンゴ史上、最も有名なダンスペア、マリアとファンのドキュメンタリーだ。物語は現在83歳のマリアのインタビューを中心に、それぞれの時代の再現ドラマと記録映像を織り交ぜながら進行する。形式としてはドキュメンタリーだが、ドラマ性が高すぎてフィクションに思えてしまうくらいだ。そして インタビューに答えるマリアとファンの話がこれまたかっこいい。 制作総指揮はヴィム・ヴェンダースが担当している。ブエノスアイレスのビルの屋上や引きのカットが哀愁を感じさせ、映像的にも美しい。 マリアとファン、ともにタンゴを愛し、タンゴに人生を捧げた、男と女の関係を超越した生き様に心ゆさぶられた。(★★★★)

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    • 【映画】帰ってきたヒットラー

      もしも、ヒットラーが現在にタイムスリップしたら?というシチュエーションムービーなのだが、これがまた、秀逸で面白かった。ヒトラーのなりきりものまね芸人として脚光をあびるが、そこは本物のヒットラー残酷な独裁者の顔をのぞかせたと思うと、政治家としての筋の通った演説をする。 このシチュエーションの裏テーマには、現在のドイツの状況をヒトラーの視点で見たらどうなのだろうという社会的な問題提起がある。彼の言葉に端々には、ドイツ、ヨーロッパ社会に対するヒトラーだったらこう言うだろうといった結構真理をついている発言があったりするのだ。 「笑うな危険」そういったキャッチコピーの裏に笑えない世界情勢がある。(★★★☆) ◎帰ってきたヒットラーホームページ

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  • 02 Jul
    • 【映画】裸足の季節

      トルコの田舎町で生活する5人の美人姉妹。両親を失い、叔父と祖父の元で育てられている。厳格な戒律の中で、彼女達は思春期を迎えた彼女達は学校をやめさせられ、嫁として嫁ぐために自宅で花嫁修行を強制される。純潔を絶対とし、まるで子犬を里子に出すような感覚で品定めされ、嫁にもらわれていく。何もしなければ、好きでもない男の元に嫁ぐ事になってしまう。 自由をもとめ、5人の姉妹はそれぞれの選択をしていく。ここにこの映画の面白さがある。 しかたがないと諦めるか、戦うか、逃げるか? その選択には五人姉妹のそれぞれの立場や性格が大きく関係してくるが、末っ子のナーレは姉たちの判断を見届けながら、自らの意思で自由を勝ち取るための行動を起こす。 あどけない、彼女たちの美しい姿が眩しい。(★★★★) 裸足の季節の原題は「MUSTANG」。主人のいない家畜の意味。

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  • 26 Jun
    • 【映画】サウスポー

      映画「サウスポー」は家族の為に戦う一人のボクサーの話である。ライトヘビー級のチャンピオンである主人公がある事故をきっかけに全てを失い、そこから家族と、自分の人生を肯定するために復活を果たす物語だ。この作品の面白い所は、ボクシングという格闘技と人生にとって大切な事をとても自然な形で関連づけているところにあると思う。特に「守ること(ディフェンス)」の大切さが重要な要素として取り上げられており、家族を守り、自分を守る自敬の意識を持つ事が生きていく上で大切だという事が物語の展開の中でひしひしと伝わってきた。 主演のジェイク・ギレンホールの演技(ナイトクローラーとは別人?)もすばらしかったが、トレーナー役のフォレスト・ウィテカーの演技も効いていた。 ボクシングシーンもふんだんにあり、アクション的にも見応えがあった。(★★★★)

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  • 19 Jun
    • 【映画】クリーピー 〜偽りの隣人〜

      久しぶりにサスペンススリラーらしい映画を見たといった感じだ。主人公の犯罪心理学者で元刑事高倉を西島秀俊が演じ、怪しい隣人、西野を香川照之が演じている。この映画、この二人の対立関係が見所なのだが、特に香川照之の演技が強烈なインパクトがあった。羊たちの沈黙のレクターとはまたちょっとひと味違った、陰湿なサイコパスを彼ならでは表情や演技で表現している。ドラマの展開として、多少違和感を感じる面もあったが、近所付き合いという限られたコミュニティの中での人間関係の怖さみたいなものを感じた。関係性の中から想像はつくが、もう少し、家族のコミュニケーション的な課題みたいなもののイメージが何か示されるとよかったのではないかと思う。あるいは、高倉と西野の共通点みたいなところが少し見えると、物語に深みがでような気がする。(★★★☆) ◎クリーピー偽りの隣人公式サイト

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  • 04 Jun
    • 【映画】ヒメアノ〜ル

      この映画、構成がなかなか面白い。本編は二つのドラマで構成されこの二つが交錯する。前半は恋愛ドラマ後半は猟期殺人事件だ。この二つは別の話ではなく、一つの物語として進行し、クライマックスではその因果関係が成立していく。 主演の浜田岳は期待通りの安定した演技でよかった。(今回はおいしいシーンも多かったし)先輩役のムロツヨシの不器用な演技もよかった。 しかし何と言っても殺人鬼役を演じた森田剛の演技、存在感がすばらしかった。実際にいそうなリアリティで、映画を見終わっても近くにいそうなくらい印象に残った。殺人シーンもリアルで、無表情でまったく躊躇無く人を殺す演技にはゾッとした。(今年の助演男優、新人賞候補は間違いないかな)なぜ、彼はそうなってしまったのか?最近の少年犯罪の事例を思い起こし、少し怖くなった。(★★★★) ◎ヒメアノ~ル公式サイト

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  • 22 May
    • 【映画】世界から猫が消えたなら

      失って初めて分かる本当に大切なもの。それがこの映画のテーマだ。その描き方がファンタスティックでもあり、ドラマティックでもある。余命を宣告されて、大切なものと引き換えに1日延命する。失われていく大切なもの。人生とは何なのか、感謝すべきはなんなのか?映画の題名にあるように、猫もその選択肢に上げられる。猫好きには悲しくて号泣している人もいました。家族との思い出、彼女との出会い、人生を振り返るシーンで共感するところがきっとあると思います。私は映画好きの濱田岳とのやりとりが良かったですけどね。猫の種類、サバトラとキジトラの違いわかりますか?(★★★☆) ◎世界から猫が消えたなら

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  • 08 May
    • 【映画】ちはやふる 下の句

      やっぱり青春映画はいいですね。ということで「ちはやふる 下の句」観てきました。上の句とは一変、全体としては若干シリアスな展開になっています。大きな存在はクイーン若宮詩暢。彼女の登場でドラマが大きく動きます。新、太一、千早の恋の行方。競技カルタへの思い。団体戦と個人戦。いくつもの対立構造が絡み合い、クライマックスに突入していきます。青春映画として多少ベタな印象もありましたが、情熱的に目標に向かってチャレンジしていく姿は観ていて気持ちがいい。 今回はやはり若宮詩暢役の松岡茉優が良かったですね。大人びたクールな演技の中で見せる笑顔がいいです。今後の活躍が楽しみ。(★★★★)

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  • 30 Apr
    • 【映画】太陽

      人は選ぶのか、選ばれるのか?テーマは良いのだけれど、映画としては今ひとつでした。優=都会、劣=田舎みたいな分け方もちょっと抵抗があったし、太陽の下で生きられないというドラキュラ的な演出も違和感がありましたね。家族や青春ドラマとしての一面もありましたが、台詞や演出が舞台的ですごく違和感を感じました。映画にするなら、映画用の脚色や演出がもっと必用だったのではないかと思います。なにか舞台をオープンセットでやっただけの感覚で、それが余計にチープ感を際立たせてしまって観ていられませんでした。主演の二人は頑張ってましたけどね。(★☆) ◎太陽

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  • 29 Apr
    • 【映画】グランドフィナーレ

      晩年をむかえた音楽家が高級ホテルで癒しを求めるセレブ達と過ごしながら、人生を振り返り、人生の意味を問いかける物語。こう言ってしまうとそれまでだが、セレブ達とのちょっとした会話や、ちょっとした出来事から、人生とはなにか?を考えさせられるところが、この映画の凄い所だと思う。登場するレセブ達もどこかで観た事のあるような、波瀾万丈を送った人たちがでてくるのも面白い。映像も美しく脚本も良いのだが、時間の流れが静かで、淡々と進むのでうかつにも何度か寝てしまった。人の人生にはすべて意味がある。人生にとって大切な事はなんなのか?自分の人生の役割とはなんなのか?このあとの人生どういきていくべきか?そんな事を登場人物の経験を疑似体験しながら思わず考えてしまう映画です。(★★★☆) ◎グランドフィナーレ

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  • 10 Apr
    • 【映画】ルーム

      映画「ルーム」は、17歳の時に誘拐され、7年間監禁された事件とその後を描いた作品である。納屋に監禁された彼女は、その間に犯人との間に子供を出産し、親子で監禁生活を続けることになる。 この異常な状況から二人は脱出を図り、成功するが、物語の本題はここからである。7年感の社会生活との隔絶、子供は外の世界を全く知らない。家族との人間関係、興味本位の社会の目、さまざまなストレスが親子を襲う。これからどうやって生きていけばいいのか?親子にとっての再生の物語が始まる。 子役のジェイコブ・トレンブレイの無邪気な演技がいいですね。それでいて芯がしっかりしている。今後の活躍が楽しみです。(★★★☆) この映画を観た時、手塚治虫の「奇子」とイメージがだぶった。奇子の場合は事情が異なるが、物心つく前から社会と隔絶される点では同じかもしれない。奇子も実写映画化してほしい原作だ。

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  • 09 Apr
    • 【映画】リップヴァンウィンクルの花嫁

      今を生きる現代人、特に若者にとっての様々な課題を問いかける。便利になった世の中。欲しい者はネットですぐに手に入る。しかしデジタルなネット社会は同時に、上っ面のいいを虚像を作り出しているに過ぎないのかもしれない。そんな世の中でどうやって心の通った人とのコミュニケーションを作っていくべきなのか?何を信じていけばよいのか?そんな投げかけをされたような気がした。 主演の黒木華はネット授業でほそぼそと暮らすアルバイト講師。女性が東京で一人で暮らしていく事の不安。そんな彼女に救いの手?を差し伸べる綾野剛演じる怪しいブローカー。人の弱みが商売のネタだ。そして、アルバイトで出会うCocco演じる売れない女優。この三人の関係性がテーマのクライマックスを作る。特にCoccoの存在は大きい。塚本晋也監督のKOTOKOで見せた、激しい演技は本作でも効いていて、彼女のための役と言っても良いくらいだ。 リップヴァンリンクルはアメリカ版浦島太郎。知らないあいだに世界は変わり、時代にとりのこされる。(★★★★☆) ◎リップヴァンウィンクルの花嫁

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  • 21 Mar
    • 【映画】ちはやふる 上の句

      「ちはやふる 上の句」観てきました。このストーリー展開は青春スポ根そのもの。その中に百人一首の文学的恋愛要素を盛り込むという設定が面白い。コミック原作恐るべしだ。キャスティングも良い。主演の広瀬すずのハイテンションの演技はもちろんだが、かるた部のメンバーそれぞれいい味を出している。個人的には大江奏役の上白石 萌音の訴えかけるような演技が気に入ってます。 若干話が出来過ぎのような感じもありますが、全体としてはスピード感もあって、正直、期待以上の面白さで、なんといってもわかりやすかった。 こういう痛快な青春映画はいつ見てもいいですね。 下の句も見に行こうと思います。(★★★★☆)

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  • 13 Mar
    • 【映画】キャロル

      女性が女性にあこがれ、恋をする。それだけではない。一人の女性が女として幸せに生きるにはどうすべきか?本当の愛とはなんなのか? 偶然の出会いから二人は惹かれ合い、お互いの生き方を尊重しあいながら関係が始まっていく。 この映画を語る上で主演のケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの演技の素晴らしさは外せない。特にドラゴンタトゥーの女のルーニー・マーラーの目で訴える演技にはグッと来た。 そして秀逸なのがふたりの視線を生かすカメラワークの素晴らしさだ。遠くからのまなざしや、視点の切り替え、役者目線でのクローズアップなど、心理的な距離感と二人の感情がグイグイ伝わってきて、気がつくとそんな二人の世界に引きずり込まれていた。 ドラマの最後はお互いにとって良い結論を出さなければならないのだが、そんな中むかえるラストは意味深で心を揺さぶられた。(★★★★) ◎キャロル公式ホームページ

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  • 21 Feb
    • 【映画】恋人たち

      キネマ旬報で昨年、日本映画ベストテン第一位に選ばれた「恋人たち」を見てきた。内容的には現実を直視した厳しいものでしたが、オリジナル脚本ならではの説得力がものすごくありました。形式としては3つの恋人たちの群像劇のようになっていますが、これがなかなか秀逸で、現代社会が抱える問題を見事に映し出しています。妻を通り魔に殺された夫、結婚生活に絶望感を感じている妻、同性愛に悩む弁護士。 それぞれやりきれない思いを抱えながら苦しみ悩み、それを乗り越えられないでいる。諦めてしまえばそれで終わってしまう。諦めきれない。そんな葛藤の中もがきながらも気持ちをなんとか切り替え、前進し始める。 昨年度はアドラー心理学がはやりましたが、まさにそんな世界を表していいるようでもありました。 主演の篠原篤の無骨な演技はドキュメンタリーのようでもあり、ぐっときました。 「恋人たち」、間違いなく橋口亮輔監督の代表作になるでしょう。(★★★★☆)

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  • 13 Feb
    • 【映画】オデッセイ

      絶対に生きる事をあきらめない。そんな究極のシチュエーションと言ってもよいかもしれない。現状を直視し、知恵と勇気で困難に立ち向かっていく姿に感動する。そしてこの作品のもう一つの見所が、宇宙科学的な映像だ。火星や宇宙、爆発や嵐の映像などリアリティにこだわっているのが良くわかる。マッド・デイモン演ずる植物学者ワトニーが化学反応で水を作り、乗組員の排便を肥料にジャガイモを育てるといった実験的な要素も興味深い。 また、全体として悲壮感を感じないといったところも、この作品の特徴だろう。一般的にこういう映画は悲壮感が出るものだが、そういった感じは受けなかった。勇気と希望をもつには、まず気持ちが大切だということなのだろう。(★★★★) ◎オデッセイ公式サイト

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  • 24 Jan
    • 【映画】白鯨との戦い

      歴史的史実を元に、壮絶な人間ドラマと作り出す。ロン・ハワード監督の十八番だ。今回のテーマは白鯨との戦い。名著「白鯨」の海難事故をドラマティックに描いている。 邦題は「白鯨との戦い」となっているが、原題は「IN THE HEART OF THE SEA」であり、白鯨との戦いが主題ではないので、ジョーズのようなクジラとの格闘をあまり期待しないほうがよい。 本題は海難事故。捕鯨に命をかけた男達の物語である。 19世紀初頭、この時代の捕鯨船は木造の帆船。この装備で遠洋で捕鯨をする事自体命がけだし、遭難したら最後、救助される確率はほとんど無い事は想像がつく。 そうは言っても、嵐と鯨との格闘シーンは映画の見所の一つ、ほとんどがCGであると思われるが、完成度はそこそこ高い。時々挿入されるディテールカットやクローズアップが効果的に使われていて、リアリティを感じさせる。(★★★☆)

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  • 17 Jan
    • 【映画】はなちゃんのみそ汁

      「はなちゃんのみそ汁」。愛にあふれた素晴らしい作品でした。病は突然やってきて人生を狂わせ、大切な者を奪っていく。そんな中にあって家族の愛や友情がどんなに大切な存在かをこの映画は教えてくれる。 主人公の千恵役を演じた広末涼子は映画「秘密」を思い起こさせる素晴らしい演技をしていたが、特によかったのは夫役を演じた滝藤賢一の洒落の効いた演技だ。お茶目な彼のキャラクターが本作品おカラーを決めていると言っても良いかもしれない。 主人公の千恵は、病気によって普通なら潰れてしまいそうな多くの困難な選択を迫られるが、前向きに生きることによって、周りに勇気をも与える。今の自分が何ができるのか?人として、母として、妻として、さらには、癌で苦しむ多くの人たちのために、精一杯自分の人生を生きる。そんな姿に感動した。 最後に小さなメッセージが送られるが、これによって救われ、感動に余韻を残す。(★★★☆)

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    • 【映画】ブリッジ・オブ・スパイ

      冷戦の最中、スパイと捕虜の交換交渉の命を受けた敏腕弁護士の物語。内容的には決して派手とは言えない内容ではあるが、様々な駆け引きと心情描写で終止緊張感のある作品に仕上がっていた。このあたり、さすがスピルバークとコーエン兄弟のタッグというところだろう。142分の上映時間も短く感じられた。話をややこしくしているのは東ドイツの存在であり、それぞれの利害が絡み合う中、民間人として危険な交渉に人道的に立ち向かうドノヴァン弁護士を演じたトム・ハンクスが素晴らしい。今のハリウッドでこの役が最もハマるのは彼だろう。また、スパイ役を演じたマーク・ライランスの覚悟をもった男の演技も素晴らしかった。ブリッジ・オブ・スパイは作品賞ほかアカデミー賞にもいくつかノミネートされているが、脚本賞、助演男優賞あたりが有力か?(★★★★)

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  • 10 Jan
    • 【映画】ピングとグレー

      「ピンクとグレー」。映画を見終わってその意味がなんとなくわかった。ネタバレになってしまうので内容は書けないが、これは自分の人生は自分で切り開け(前にすすめ)というメッセージであり、「過去への執着と現在」、「虚構と現実」を表しているのだろう? 親友の自殺というショッキングな出来事が意味するのは何なのか?そして意外な結末。角川映画らしい「Wの悲劇」を彷彿させるミステリアスでサスペンスな青春映画?であった。 前半はスピード感、緊張感があってよかったが、後半は少し説明的になりすぎて失速。もう少し、短く編集したほうが良かったのではないかと思う。助演の菅田将暉がいい演技をしている。行定監督の映像演出も良かった。(★★★☆)

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