毎月1回、土曜日に小学校で取り組んでいる将棋のチャレンジタイム。


私がブログを書くのをさぼっているだけで、今のところ細々とではありますが、毎月続いています。


私の勝手な都合で、それまで午前10時から正午までだった時間帯を、4月からは午後2時から午後4時までに変更させてもらいました。


サッカーを習っている子がひとりいて、残念ながらその子は来られなくなってしまったので気の毒なことをしてしまいました。


一方、午後なら参加することができる、という兄弟もいて、来てくれる子どもの数は毎回6~7人のまま変わらず、といったところです。


先週は5月の開催日。この回で18回目を数えることになりました。


メンバーが固定化されてくると、手合いがマンネリ化してしまい、勝てる子、勝てない子もかたよってきます。


賞状はすべての子がまんべんなく受け取れるように、と思案した末、最近はおはじきを使うようになりました。


最初にみんなで詰将棋を解いているのですが、棋力によって1手詰め、3手詰め、5手詰めと手数にハンデをつけます。


で、1問解けたらおはじきをひとつ。


子ども達、特に男の子は何かを集めるのが大好き。

おはじきでさえ、獲得に異様に執念を燃やします(笑)


すぐにおはじきが足りなくなると、今度は


「青色のおはじき5個で黄色ひとつ、黄色が5個で赤色がひとつ」というように、色によってレートを変えてくれました(笑)


こういうシーンを見られるのは、役得というもの。

子ども達の創造性にはいつもびっくりします。


対局に勝ってもおはじきをもらえるようにして、最後は獲得したおはじきの多い子が優勝。


こうすると、詰将棋の難易度をかえたりすることで、賞状の行方をコントロールしやすくなります。


時間が終わると回収するおはじきなのに、なんでこんなに燃えるんだろ(笑)



さて、今月は、たいの同級生が顔を出してくれました。

それも一度に4人。


別の目的があって学校に来ていたようですが、


「ちょっと座ってみ。」


と招き入れると、初心者教室のはじまりはじまり。


4人とも将棋はまったく初めてで、まずは駒の並べ方から。


次は駒の動かし方を順番に。


「駒が成る」ルールや、二歩などの反則を教えているとあきてしまう子も多いので、ひととおりの動かし方がわかったらすぐ実戦!


男の子はなにしろ、勝つことがいちばん面白いと感じると思うのです。


初心者なら私でもぎりぎりなんとかなる4面指しで、飛車先の歩をのばすことや、角道をあけること、と金を作ることなどを練習しながら、最後は頭金で詰み。


4人とも面白かったと言ってくれたけど、また指そうとしてくれるでしょうか。


4人に将棋を教えている間、常連さんの6人は、教室の黒板にいつものように勝手にリーグ戦の対戦表を書き、勝手に手合いを決めて、総当りで順位を決めてくれました。


毎回こんな風にスムーズに進めることができるといいな、と成長した常連さんに感謝した日でもありました。


このカテゴリで日記を書くのはいつぶりかと過去の記事を読み返してみたら、昨年の9月以来、実に10ヶ月ぶりとなりました。


というか、もうこのテーマでは書けないだろうと思っていましたのでw、びっくりです。


今日はたいと私がお休みで、ひとりで柏教室へ参加したあゆ。


お昼過ぎにメールで「3級に昇級したよ♪」と連絡が入りました。


柏の昇級基準は昨年引き上げられたので、3級昇級基準は8連勝のみ。


この春、中学校に入学したあゆ。

たいていの子は、部活との両立などが難しく、また小さい子に混じって指すのが恥ずかしいこともあるのか、教室をやめてしまう子が多いのですが、あゆはまだまだ続けるつもりなのだそうです。


このあたりの感覚が実の父親でも不思議なところ。


将棋を熱心に勉強するわけでもなく、でも詰将棋を1日2~3問ずつコツコツと解いていたりして、一定のペースで将棋を続けています。


中学生で3級はちっとも強くありませんが、本人なりのペースで続ける、という点では、興味深いスタンスだと思って見ています。


大会に出たいわけでもなく、大人と指そうとするわけでもなく、当面は子供教室で小学生に混じって日曜だけ将棋を指す日常。


ただ中学生の女の子は珍しいので、柏将棋センターのオジサマ方には人気があるようです(笑)


続けるもお休みするも本人次第ですし、もう私が具体的になにかで応援する、ということもありませんが、そっと見守っていこうと思っています。


見守ることを娘に許してもらえる限り(泣)



文部科学大臣杯 という小中学生の将棋大会をご存知でしょうか。


同じ小学校・中学校の児童・生徒が、3人一組でチームを組んで対局する団体戦です。


究極の個人競技である将棋ですが、何人かでチームを組んで戦う団体戦も数多くあります。


このうち、日本将棋連盟が主催する、小中学生を対象とした団体戦はこの大会が唯一。

今日4月10日開催の奈良県大会を皮切りに、7月3日の福島大会まで、これから各都道府県で続々と大会が開催されていきます。

そして7月~8月には、東日本大会、西日本大会を経て、全国大会で日本一が決定します。


この大会は今年で7回目。

第3回大会から、小中学校単位でのチーム編成にルールが変更されました。


千葉県大会は6月26日に開催されますが、参加チーム数が多いため、5つのブロックに分けて地区予選が開催されます。

昨年、私たちは地元の小学校の子供たちを誘って3チームを結成 したのですが、私たちの所属する北部地区(野田市、流山市、柏市、我孫子市、松戸市)は、参加チーム数が、県大会出場チーム数と同じ4チームだったため、結局地区予選が開催されませんでした。


この北部地区予選大会を、今年は石田先生が師範を務める東葛支部で取り行うこととなりました。

そして、子供の将棋大会なので是非にということで手をあげさせていただき、事務局のお手伝いを私がさせていただくこととなりました。


今年の北部地区予選の開催日は6月4日土曜日に決定!

大震災の影響と、節電への協力から、当初は会場の確保にピンチがありましたが、JR我孫子駅前の市の施設を無事にお借りすることができました。


松戸、柏、我孫子の方は特に、昨年より会場が近く、鉄道でのアクセスもよいロケーションになったと思います。


この文科杯、同じ学校から3人集めるのは容易ではありません。

兄弟で将棋教室へ通っている子がいる(昨年は我が家もそうでした)ならいざ知らず、3人集めて当日の引率をして、ということになると、なかなかのパワーが必要です。


でも、日本一の支部会員数を抱える東葛支部のお膝元で、柏に大きな子供将棋教室がある地区ですから、今年はなんとかたくさんのチームに参加してもらって、地区予選を盛り上げたいと思っています。


「うちの子はまだまだ弱いから・・・」と思っている保護者のみなさん。


どの学校もメンバー集めには苦労しますから、駒の動かし方がわかる程度の子供たちも各地区大会にはたくさん参加します。


大会とは別に、棋力を考慮しながら交流対局も実施する予定ですので、恐れることなく、是非お誘いあってのご参加をお願いします。


団体戦は個人戦とは違った緊張感や楽しみがあるし、見ているほうも盛り上がるのでおススメですよ!


私たちの地元では、今年も2チームのエントリーが決定。6月までに昨年と同じ3チーム目の結成を目指したいと思っています。


我が家の愚息、たいのチームは、去年からちっとも強くなっていないたいが1将ですからどこまでやれるかはわかりませんが、今年こそ東日本大会出場目指して頑張るぞ~!

ちなみに大会当日は9時30分受付開始、10時対局開始の予定です。

場所はJR我孫子駅南口駅前の、けやきプラザというビルの8階の「我孫子南近隣センター 第1会議室」です。


申込み方法など詳しいことは近日中に千葉の将棋情報 や、千葉県連のHP にもUPされる予定ですが、柏将棋センターへお電話くだされば、私に連絡がつながるようになっています。

ご興味がありましたら、是非お気軽にご連絡ください!


どうぞよろしくお願いいたします!





被災地は依然として厳しい状況が続き、原発の問題も長期化を覚悟しなければならないようですが、

私の周囲は幸せなことに、だいぶ日常を取り戻しつつあります。


元気な者はフツーに仕事して、わずかでも経済を回していかなければなりませんね。


3月11日は金曜日で、私が職場から帰宅できたのは翌土曜日の午後のことでした。

つながりはじめた私の携帯にも、複数の、


「明日の子供将棋教室はいつもどおり行われるのかご存知ですか?」


という問い合わせメールをいただきましたが、柏市内に大きな被害は出ていないようだし、

石田先生から特に連絡もなかったので、柏将棋センターは変わりないだろうと決め込んで、

13日日曜日はいつものように子供たちと将棋教室に向かいました。


(本当はこちらから石田先生に、安否確認のご連絡をすべきだったかもしれません(汗))


この日の子供たちの参加は普段の半数くらい。

でも、まだ電車の運行本数が限られていましたし、余震もひんぱんに続いていましたし、

何より原発に関する情報が限られていましたから、止むを得ませんね。


それでも柏将棋センターは、11日の震災当日から、休むことなく営業を続けています。

幸せなことです。


そんな中、震災の影響で延期となっていた奨励会三段リーグ の最終戦が去る3月23日に行われ、

石田門下の門倉啓太さんが、逆転で見事優勝し、新四段に昇段されました。


これで石田門下からは、佐々木勇気四段に続いて2期続けての新四段誕生となり、柏将棋センターには大変明るいニュースとなりました。


門倉四段、昇段おめでとうございます!


一方で、最終日に2連敗して、残念ながら昇段が成らなかった同じく石田門下の高見三段。

2局のうちいずれか1局でも勝っていれば昇段だっただけに、石田先生も複雑な表情。


子供教室のあいだもずっと、高見三段の無念を気遣っておられました。



何かと落ち着かない毎日でも、教室の子供たちは元気元気!


液状化でおうちが大きな被害を受けたいぶきくんも、明るい表情で対局し、見事1級に昇級を果たしました!


そして私は今日も道場で、けんたくんやたいちくんと詰将棋をし、あゆと佐々木四段の棋譜を並べ、そして6月の文部科学大臣杯予選の参加勧誘活動をして、子供たちに元気をもらって帰ってきました。


5月以降は文科杯、倉敷王将戦、将棋教室対抗戦と大きな将棋大会が目白押し。

7月には夏の将棋合宿も準備しています。


大きな災害があった年でも、変わることなく桜は満開を迎えようとしています。

そして娘のあゆはランドセルを置き、セーラー服を着る準備をしています。


普段と変わらず、将棋を指し、日常を送ることができる幸せに感謝して、新年度をがんばってすごそう!



ずいぶんごぶさたしてしまいました。


なんだかんだとばたばたしてまして、柏将棋センターへも気づくと1ヶ月以上行っていない

(と言っても、私が柏将棋センターへ行っても将棋を指すわけではないのですがw)


今日は久しぶりに日曜日の子供将棋教室へ。


1ヶ月もごぶさたしてると、結構風景も変わっています。


ハルキが2年生にして三段に昇段していたり(先週はもうちょっとで四段に手が届くところだったって!)、

6年生のYっちが受験を無事に終えて復帰していたり。


見知らぬ顔もちらほらと見えます。


私が道場に顔を出したところ、


まずたかしくんがやってきて「よしはるさん、ごぶさたしてました。」(5年生にしてこの挨拶は立派!)


1年生のYくんはわざわざ私のところへやってきて「先生、僕ね、13級に昇級できたんだよ。」(僕は先生じゃないけど(汗)・・・よかったね!


年長さんのけんたは「なかなか勝てない。でも幼稚園生の間に5級になりたい!(今、6級)」

以前は負けるとすぐ帰りたいと言ってたのに。半年間でずいぶんたくましくなったな~。


しばらくぶりで忘れかけていたけれど、やっぱり子供たちと触れ合うのは楽しいですね~。

声をかけてもらって、おじさん、とってもうれしかったです!


道場ではけんたとゆうまを相手に、詰将棋をやりました。

子供たちはコツコツ詰将棋を解くのは苦手な子が多いけど、並べてもらう詰将棋は大好きです。


6級と5級の彼らには3手詰め。


さて、持ち駒が桂2枚という3手詰めの問題。1手目も3手目も桂を打つのだから簡単です。

問題は1手目の桂を右から打つか、左から打つか。


ゆうまが右から打って、私「はい、正解。じゃあ、左から打ったらどうなる?」

「左から打っても詰む~」


あれ?

それを遠目に見ていた美馬東葛名人。


たまりかねて

「左から打つのが正解です」

と教えてくださいました。


あ、右から打ったら角筋が効いていて、せっかく打った桂馬とられちゃうし(泣)


だめだめですね、僕ガクリ


名人の直接指導、もったいないのでちゃんと精進いたします。


楽しいこといっぱいの子供教室。

また顔を出させてもらおうっと。


みんな、がんばれ~!



エントリーが遅れ気味ですが、合宿の思い出を少しずつ。


今回の講師陣に、戸辺先生が参加してくださったことで、合宿中は指導対局の時間をたっぷり取ることができました。


スケジュールを組んでいく際に、勝又先生からも、「指導対局の時間を厚めに取るように」アドバイスをいただきました。


その際、勝又先生から


「前回、指導対局を受けられなかった子がいたのは痛恨でした」


というメッセージをいただきました。

いつもながら、子供たちへの深い愛情がにじみ出るメッセージ。

ここで是非ご紹介したいと思っていました。

ありがとうございました。


たっぷり時間があったことで、たくさんの保護者も指導対局を受けることができました。

普段は子供優先ですが、指導対局を受けるといかに緊張するかがわかります。


子供がどれだけのプレッシャーの中で将棋を指しているかを実感するのも、この合宿の目的のひとつです。

これを実感すると、子供をヘタに叱れなくなりますから(笑)。



さて、2日目の午前中に戸辺先生がこう言ってくださいました。


「保護者の方も指導対局を受けてくださーい。どうぶつ将棋でもいいですよー!」


これを聞き逃したら大悪手(笑)。


ちょうどどうぶつ将棋で熱戦を繰り広げていた、keiさんの美しい奥様を無理やりひっぱり出して、本将棋の指導対局の間におもむろにどうぶつ将棋を並べると、


史上初?戸辺先生によるどうぶつ将棋の指導対局(笑)。


しかも指導対局は3面とも全部ママ。



こどもと将棋をしよう!@柏-戸辺先生

戸辺先生、どうぶつ将棋でも絵になるなあ。


これ、今回の合宿のハイライトシーンのひとつだと思います!


快くご指導くださった戸辺先生、白羽の矢をたてられたkeiさんの奥様、どうもありがとうございました。


お母さんたちは将棋を指さないことが多いので、合宿中はどうしても手持ちぶさたになりがちですが、こういう楽しみ方もありますね。


今後も工夫して、みんなが楽しめる合宿になったらいいなあ、と思います。

関東の平野部でもこの冬いちばんの積雪が予報される中、小学生名人戦の予選が行われました。


朝から雪模様で、急な参加者減を心配しましたが、交通機関の乱れもなく、よかったよかった。


今年の参加は約120名とのこと、昨年の160名から比べると40名ほど少なかったようですが、逆にどのクラスも落ち着いていて、また運営もスムーズで、すばらしい大会になったと思います。


名人戦参加は19名、本命と注目される高学年の超のつく強豪たちに混じって、ゆうとんくんやハルくん(久しぶりでした)、それから昨年の倉敷低学年・県代表、あっくんとしょうくん、柏のハルキくんや、うな王の愛息リキくん、カイチくんなど、低学年の子も果敢に挑戦していました。


結果はkeiさんの次男君が見事5戦全勝で東日本大会に進出!

名人戦は最後のチャンスだったので、本当によかったですね。

毎日がんばってたもんね。

おめでとうございます!!


他のみなさんの成績は詳しく聞けていませんが、優勝した次男君をあと一歩まで追い詰めたしょうくん、これだけのメンバーで2年生ながら3勝2敗と勝ち越したハルキくんなど、みんなすごい!

強くなりましたね~。


さて、我が家のたいは、1級(柏)として一般戦Aクラスに参加。

お約束の二歩も出ずw、4連勝して決勝戦へ。

決勝は詰めろをかけられた場面から果敢に詰ましに行くも、本人曰くはじめから無理筋だったらしく、詰めきれずに惜敗。

それでも柏教室で指す以外は将棋から離れてしまっている現状を思えば、望外の成績でした。

決勝戦の終盤に詰めがなかったか、いっしょに検討してくださったり、スイス式のため決勝まで進んだのに4位だったことを心配してくださった原先生、どうもありがとうございました。

最後の1局で勝てなかったのだから、それは仕方のないことと、本人は納得しています。

もともと仲良しのみんなが名人クラスに参加しているからこその結果でしたし。


印象的だったのは、Aクラスの5局目でたかしくんと柏勢対決となって敗れたいぶきくん。

珍しく悔しさのあまり号泣して、「ホントにくやしいんだよ!」と吐き出していたその負けん気がかわいらしかった。

物静かな物腰とは裏腹に、ウチに秘めた熱い闘志に、今後を期待せずにはいられません。


あんまり落ち込んでいたから、「いぶき、練習しようぜ」と誘ったら快諾。

私の勝勢から、私の大悪手をきっかけに入玉した玉を押し戻され寄せきられ、大逆転負けを喫してしまいましたが、久しぶりにとても楽しい楽しい将棋でした。


そのほか、ときん合宿で9連敗してもめげずに指し続けた景ちゃんは、今日も直前に参加すると言って、5局立派に指しとげました。今日もがんばったね。


ところで今日は、大会終了後の閉会式を待つ間に、机とイスの一部の片づけをゆうとんくんのお父さんや四一郎さんを誘ってお手伝いしたのですが、たくさんの保護者のみなさんが誰からともなく協力してくださいました。

閉会式終了後のイスの片付けも、保護者や子供たちみんなで行ったため、あっという間に片づけが終わりました。


県連のみなさんは事前の準備から当日も含め、少ない人数で献身的に運営にあたってくださっています。


保護者が単なるお客さんではなく、できる範囲で少しずつ運営のお手伝いに関わるのはよい流れですよね?

今回は特に保護者のマナーもよく、そうした観点からも、千葉県の子供の将棋のレベルは向上しているのではないでしょうか。すごくいい雰囲気でしたよね。


萱間先生やどいひささんにも、今回も大変お世話になりました。

かねてお名前をうかがっていた、まほちゃんのお母さんにもご挨拶ができましたし。

今日もまた、楽しい一日でした。


どうもありがとうございました!!

今回の合宿のことで是非書き留めておきたいことはいくつかあるのですが、そのうちのひとつについて、ぶんぱぱさんのブログの素敵なエントリーで紹介されていましたのでご紹介します。


第1回、第2回の合宿には首都圏に住む全国クラスの強豪の子が数多く集まり、上位のクラスの対局中の雰囲気は特筆もので、これはこれですごくよい流れになっていると思います。


それに続く初段、1級、またはそれ以下の子供たちも、彼らから強い刺激を受けることができるからです。


一方でこの合宿は、将棋が強くなるのを目指すことと、親子同士、友達同士で交流を図ること、というふたつの大きなテーマのうち、もともと後者を優先して掲げていますから、精鋭が集うだけの合宿ではなくて、初心者から上級者まで、幅広い棋力の子供たちの参加を心がけてきました。


そんな中、ぶんパパさんのエントリー は、唯一年中さんで参加した15級の男の子の話。


負けても負けても本当によくがんばりました。


そこにコメントを寄せてくださったアーサーさんのコメントがまた素敵。

真っ黒な対局カードを誇らしげにママに見せる息子さんは誇らしいです。


将棋が強いこと、強くなることを目指すこと、これはとても大切。

でも誰もが思うように強くなれるわけではなく、強くなれないなら将棋を指してはいけないわけでももちろんありません。


‘えんだい将棋’という言葉があるように、将棋は古くから貴重なコミュニケーションツールであったわけで、いろいろな将棋の楽しみ方があって然るべきだと思います。


実はぶんぱぱさん、今回の合宿ではメダルの注文と取り寄せを一手に引き受けてくださったのですが、私の錯誤により、メダルをちょっと多めに発注してしまいました。



こどもと将棋をしよう!@柏-将棋合宿のメダル


この余ってしまったメダルを誰にあげようか、最多対局賞にしようか、最多勝利賞にしようか、といろいろな議論があった中で、年中の子に敢闘賞として是非あげたいと強く主張されたのが、他でもないぶんぱぱさんご本人だったのでした。


頑張る子の努力に報いて、褒めて伸ばしてあげる。


我が子であるかどうかに関係なく、大人たちが、参加しているすべての子供たちとのナナメの関係において自然にそうできる雰囲気がある、というのはうれしいことです。


図らずも醸成されてきたこの風土を、いつまでも大切にしていきたいものです。

昨年の夏、試みとして開催したときんの会親子将棋合宿 でしたが、予想以上の大成功に気をよくしたおやじどもw。


1年に1度では物足りないと、1月にもやりましょう、ということになったのが、8月の打ち上げでの話。


それからあれよあれよと言う間に月日は流れ、1月29日、30日の2日間で、第2回の合宿が開催されました。


今回は前回よりもパワーアップして、保護者47名、子供71名、指導者5名の合計123名が参加。

という予定でしたが、インフルエンザや水疱瘡などのため、残念ながら5名が欠席。118名の参加となりました。


◆豪華講師陣

前回ご参加くださった勝又清和六段、上田初美女流二段、飯島篤也指導棋士に加え、今回はなんと新進気鋭の戸辺誠六段もご参加くださいました。

先生方にはここぞとばかり朝から晩まで指導対局や講義をお願いし、使い倒してしまいました(笑)。

勝又先生、腰は大丈夫だったでしょうか。


◆保護者による運営がパワーアップ!

2回目ということもあって、参加してくださった保護者の方も勝手知ったるもの。

たく父さんのスムーズかつ全面的な対局運営の仕切りのおかげもあって、特別な指示がなくても手合い係等をお互いに協力し、効率のよい運営となりました。

おかげで今回は保護者の対局数も増加!

棋力別のおやじ(とお姉さん)のトーナメントも開催され、本来の目的のひとつである、親も将棋を楽しもう!が実現できました。


◆リレー将棋

真剣勝負だけでなく、是非遊びの要素も、と私のわがままで用意させてもらったリレー将棋。

スペシャルカードも前回よりさらにパワーアップし、‘ながたっきー’なる新キャラも登場。

でも、今回も全部持っていったのはフクヤマさんでした(笑)


◆みやみや電影興業&ときん新聞社

今回も運営総括はみやみやさんが一手に引受け。子供たちに色紙を書いてもらい、インタビューを撮影。

週刊将棋ときん版も合宿終了時に速報版が配布されました(!)

みやみやさんにはこれから、70枚以上のDVDのコピー作業が待っています。

お疲れ様です!いつもありがとうございます!


◆作業の分担・分散が進行

しおりの表紙は今回もひなたさんが。

大会成績優秀者のメダルはぶんぱぱさんが。

賞状はたっきーさんが。

120枚の名札は、忙しい育児の合間にさやちんが。

さやちんは急遽最終対局の読み上げ係も勤めてくださり大活躍!

詰将棋の問題は生と‘うなぎおじさん’こと‘なんくるさん’(閉会式でご紹介せず、すみません(汗))と、今回は残念ながらご都合でご参加いただけなかった小島先生が提供してくださいました。

名人クラスの手合いはうなぎおじさんが、竜王クラスはときんくんパパさんとこづつさんが2日間張り付いてくださいました。

ママはみなさん、快く雑務を引き受けてくださり、それはそれはスムーズ。


詳しいことは追々書き留めたいと思いますが、合宿を行った研修室は、終始なごやかな中にも緊張感が漂い、えもいわれぬ空気を生み出していました。

こういう時間と空間を作り出すことができただけで、準備を進めてきた甲斐があるというもの。


もとより保護者の立場から、大会等に付き添って我が子の将棋を見るだけではなくて、運営側にまわったら何ができるか、というテーマを提起してみたくて始めたこの合宿。

普及や交流といった面でも、様々な可能性があると思います。


合宿できないかなあ、と話をしたのがわずか1年前なんて嘘みたいですね。


あとは続けていけるかどうか。


参加して下ったみなさん、楽しかったですね!

仲間の輪が少しずつ広がって、大きな力になっていくプロセスがたまりません。


これからも是非仲良くしていただければと思います。

ありがとうございました!


1年生から6年生まで、各学年32名しか参加できない小学館学年誌杯争奪戦。


今年も運よく当選して、たいが参加させていただくことができました。


朝、目覚めると、我が家の外は真っ白な雪。

横なぐりのぼたん雪で、「こりゃ時間通りにはいけないかな。」と思いました。


ところが会場についてみると、雪どころか雨さえも降った形跡はなく、カラッとピーカンでした。


2年前に初めて参加したときは、せめて予選を通過させてやりたいと保護者席でハラハラしていたのを思い出しますが、今年はもはや参加することに意義のあるこの大会、父親の方はまったく緊張感なし(笑)


予選の1局目は2年前に初めて参加したときの1年生チャンピオン、あっくん。


勝てるわけもなく●、そのあとひとつ○で、予選通過をかけた3局目は惜しくも●。

確認したのはそこまでで、あとは全日程終了まで楽しく指していたようです。


今日も大変お世話になりました。


初めての参加から2年、その短い間に本当にたくさんの出会いをいただき、参加している子は見覚えのある顔がずらり。


中でも3年生で優勝を飾り、そのあとのグラチャン戦でも見事3位にかがやいて、小学生名人戦東日本大会の切符を手に入れたノブくん、おめでとう!


昨年の倉敷全国制覇に続く快挙です!


2年生ではJT東京の低学年のワンツー、たっくんとOくんに続けて勝利した青森の道祖人さん ご長男が見事に優勝!

道祖人さんの辛口のブログではわからないんですが、ものすごく強いんだ~。

優勝おめでとうございます!


2年生は千葉県の雄、ハルキくん、リキくんにも優勝のチャンスがあると思ったけど残念!


他にも惜しくもトーナメントで敗れていったたくさんの仲間たちに、せつなさが先行するのは止むを得ないでしょうか。

たいと同学年のプリンセスHちゃんが3位に輝いたのはうれしかったな~。



さて、この大会、たくさんのスタッフの方のご尽力によって運営も毎年きわめてスムーズで、いつも感心します。


ただ今年は全国区の強豪の子達が数多く抽選に外れてしまったようですが、全国から強豪が集まることで知られている大会ですから、抽選というタテマエのもと、強い子を優先的に出場できるようにしてもよいのではないかと思います。

各学年32人では、棋力を分散させるだけ、手合い違いが増えるだけのような気がしますので。


そうなると来年以降、我が家のたいは参加できなくなってしまう可能性が高くなりますが(笑)、それはそれで仕方ないかな。


広く間口を広げ、膨大な人数を受け入れるJTの大会と、強豪が集結する小学館、コントラストがはっきりしていて、子供の将棋においては、存在価値の高い2大大会だと思います。


運営に携わってくださったみなさま、指導してくださったプロ棋士のみなさま、今年もどうもありがとうございました。


また、会場でお会いし、お話させていただいたたくさんのみなさま。

特にはるばる滋賀から参加されたユウカナパパさん 、静岡のルミちゃん、久しぶりにお顔を拝見できてうれしかったです。


今日も楽しい一日でした。どうもありがとうございました!