さて、つづき。


7月の18日(日)と19日(海の日)の1泊2日で、手賀の丘少年自然の家を予約しました。


賛同してくださった親御さんたちは、ブログでつながっていったパパやママたち。

ブログで知り合い、大会で顔を合わせるうち、どんどんと親しくなっていった仲間です。


2月、池袋のSHOGI BARに新年会を兼ねてお父さんたちが集まり、まずは合宿で、何を目指すかを決めました。


というのは、


●みんなが仲良くなって楽しく将棋を指すことを目指すのか


あるいは


●純粋に将棋が強くなることを目指して、厳しく取り組むのか


どちらを優先するのかということは、実は大きなテーマだからです。


結論として、まずはみんなが仲良く交流を図ることを優先しよう、ということになりました。


子供同士だけでなく、親同士、あるいは親と(自分の子供以外の)子供、あるいは指導者の方との親交を図るのが第1の目的。


第2に、将棋に真摯に取り組んで棋力の向上を目指す。


第3に、実は私自身はこれを最大の目的と位置づけていたのですが、


●保護者が企画し、指導者を招くことで、将棋のイベントの新たな形を模索しよう。


ということ。

将棋大会に行くと、いつも保護者は付き添い兼傍観者。会場の設営やかたづけをするわけでもなし、手合いをつけたり勝敗をつけたりといった、大会の運営に関わるわけでもなし。


でも、時に子供の数よりもたくさんの保護者が大会には付き添ってきます。

この遊んでるエネルギーを活用しないテはないよなあ、といつも思っていたのです。


将棋連盟やスポンサー企業が企画してくれるイベントに、お客さんとして参加するだけではなく、自らの手で、

いちから手作りで作り上げていくイベント。


今回の合宿をそんな風に位置づけました。


もうひとつ、大切なことは、保護者は付き添いではなくて、指せる人はどんどん対局で指そう、ということ。

こんなに楽しいもの、子供たちだけ楽しませておくのはもったいないというものです(笑)。


指すだけで友達になれる、ということもありますし。


さて、理想は高く掲げたものの、お父さんたちははたらき盛りの30代~40代。

誰しも忙しい日常をすごしています。


なので、打ち合わせはミクシィを活用していくことになりました。


コミュニティを作り、役割分担ごとにトピックスをたてていきます。


「メンバー自己紹介」

「対局運営」

「講師招聘」

「会計」

「備品調達」

「交通手段」

「参加者集計」

「スケジュール」

などなど。


私はこういうとき、昔からなんでもかんでも自分ひとりで抱え込んでまわらなくなる、という悪いクセがあるものですから、早めに他のお父さん、お母さんに役割を振って、とりまとめをお願いすることにしました。


対局運営は、RedipsさんTactless Papaさん 、keiさんに。

備品調達は、ときん君パパさんしょうパパさん 、zanoさんに。


いちから作り上げていく、というのは大変だけど楽しい作業です。


合宿では、将棋大会をするのか、指導対局メインでいくのか、はたまた自由対局をたくさん指すのか。

自由対局なら駒落ちにする?それともぜんぶ平手?

クラス分けはどうする?


そんなことをひとつひとつトピで議論しながら、骨格を固めていきました。


参加してくれる子供たちの棋力は、ばらつきをなくすため、千駄ヶ谷の認定級で揃えることにしました。


棋力に関する共通レーティングの導入は、大会を盛り上げるために望まれるシステムだと思います。

今回は千駄ヶ谷を共通レーティングとしたのです。


参加者は15級から四段まで幅広くあつまりました。

これだけの人数と、棋力の差を、どういう風に対局で組み合わせていくかは大きな問題でした。


紆余曲折議論がありましたが、最終的に用意したメニューは以下の通り。


・合宿のメインイベントは将棋大会。参加者を4つのクラスに分けて行います。


・4つのクラスは各クラスごと、勝又先生の講義を受ける時間を設けました。


・飯島先生と上田先生には指導対局をめいっぱいお願いします。


・残りの空いた時間は、自由対局でどんどん対局することになりました。


・夜の就寝前には、レクリエーションとしてリレー将棋。


もりだくさんのメニューを、限られた活動時間の中でどう割り振っていくか、時間割の作業もしました。


さあ、合宿の骨格がいよいよできあがってきましたよ。


あとは将棋の時間以外のみんなの動きをシュミレーションしていきましょう。

部屋割りもしなくちゃね。


合宿のしおりを作ったら、組織的に動いているようにみえていいんじゃない?


こう提案してくれたのは、合宿全体の進行の総括を引き受けてくれた、みやみやさん でした。



またまた、つづく(笑)。