晴れた日に永遠が見える | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

晴れた日に永遠が見える』 原題:On a Clear Day You Can See Forever

1970年(米) ヴィンセント・ミネリ監督作品

 

イヴ・モンタンバーブラ・ストライサンド共演による、

ロマンティック・コメディ・ミュージカル。

最近はこの手の作品がめっきり減っているのでいま観たらとても新鮮だろう。

 

心理学の権威である教授のイブ・モンタンが、

生徒を舞台に上げて催眠術の実験をしていると、

もぐりこんで講義を聴いていたバーブラが催眠術にかかってしまう。

 

あわてて催眠から覚ますイヴ・モンタンに、

バーブラは見合いが近づいているので催眠術の力で禁煙させてほしいと願い出る。

 

承諾し、

教授の部屋で催眠術をかけてみるのだが、

とバーブラがまったく違う人格になりしゃべり始めるから、

モンタンは驚く。

 

どうやら100年以上前の英国の女性の生まれ変わりのメリンダという女性の人格で、

理不尽な裁判によって処刑されたらしい。

 

モンタンは生まれ変わりなどというものは信じなかったが、

メリンダという過去の女性には興味を持ち、

次第に愛情を感じ始める。

 

モンタンは幾度もバーバラに催眠術をかけ、

その力はテレパシーでも催眠術をかけられるようになっていく。

そしてその記録を授業で発表したから世間は大混乱。

 

まさか自分のことが語られていると知らないバーバラが、

ある日、そのやりとりをしているテープを聴いてしまい・・・

 

イヴ・モンタンに愛情を感じてきた矢先に、

実はモンタンは過去の自分のメリンダという女性を愛していることを知り、

現在の自分が過去の自分に嫉妬するところが見せ場。

 

バーブラもイブ・モンタンも、

タイトル曲をはじめ歌いまくります。

 

特にいなくなったバーブラを呼び戻すために唄い続けるイブ・モンタンを、

空撮で撮影したニューヨークが素晴らしい。

 

バーブラは植物を早く成長させたり、

ちょっと先のことが予見できたりする超能力も持っているのだが、

その辺がもっとドラマに絡んで来ればもっと面白くなっただろうと思う。

 

バーブラとイヴ・モンタンが次第にお互いを意識しだすのも唐突な感じになってしまった。

ラストにはちょっと寂しいロマンティックなオチが用意されているのだが、

そのような理由でグッとくるまでにはいかなかった・・・惜しい。

 

でも面白いです。

ジャック・ニコルソンがバーブラの義兄の役で、

ちょこっと出演。

 

On a Clear Day You Can See Forever - Trailer  

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