敬愛する、W・アレン監督もたまには凡打を放つ・・・
そういう印象の1982年度作品『サマーナイト』です。
「アニー・ホール」(’77)、「インテリア」(’78)「マンハッタン」(’79)と映像作家として上昇気流に乗っていたアレン監督が「スターダスト・メモリー」(’80)で自分を見つめなおして中途半端な三振をしてしまったような・・・
ある3組の男女が、ある夏の日を田舎の別荘で過ごす事になる。のどかな田園風景。近くには美しい森もあり、小川も流れている。この素晴らしい環境の中で、この3組の恋愛遊戯が始まる。
くっついたりはなれたり、誰が誰とどうなっているのかわからないめちゃくちゃなセックス合戦が始まる。
原題が[A Midsummer Night's Sex Comedy]ということで、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」のモジリらしいのですが、それまでのアレン作品が素晴らしかったので、余計に失望しました。
いつものアレンのギャグも空回りしている感じがして感心しません。
でも、ここからアレンは珠玉の作品を連発していく事になるんですよね。
W.アレン第二の「夜明け前」というところでしょうか。
がちゃん
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