シックス・センス~絶対ネタばれできませんよね。 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます




あの時の映画日記-シックス・センス

この映画のストーリーには”ある秘密”があります。

映画を御覧になった皆様は、

その秘密をまだ御覧になっていない方には

決してお話にならないようお願いします。


           ブルース・ウィルス

          M.ナイト・シャマラン


上映前に、こういうお願いが映し出されます。

確かに、観終わった後にはそう思いますが、他人に「あの映画面白いよ」と紹介する時、

最後に困ってしまいます(笑)。

言いたいけど、言ったらやっぱりルール違反ですもんね。


1999年M.ナイト・シャラマン監督作品

『シックス・センス』


小児精神科医マルカム・クロウは、長年、子供たちの”心の病”の治療に人生をささげ、第一人者として活躍してきた。

しかし、10年前に担当したビンセントという少年の事件が、マルコムの心を傷つけ、そのために、彼と最愛の妻アンナとの間には深い溝ができ、人生に絶望しかけていた。

ビンセントを理解できず、救えなかった自分を責め続けている・・・・


そんなマルコムが、今回、手懸けることになった8歳のコール少年は、彼に過去の苦い経験を思い起こさせた・・・自殺したビンセントの症状に酷似しているのだ。

コールはひどく怯え、母親リンにさえ何も話せずに一人で苦しんでいた。かたくなに心を閉ざすコールを説得して、やっと打ち明けられた驚くべき”真実”。


コールは言った。「僕には、死んだ人が見えるんだ

まるで自分の過去と向き合うように、コールを救うため全力を尽くすマルコムの前に、科学では説明のつかない「何か」の存在が、次第にその全貌を明らかにしていくのだった・・・。

(公開当時のプログラムより)

あの時の映画日記-シックス・センス3


ここまで知ってから観ても十分というかここからが面白くなっていきます。

淡々としたエピソードの積み重ねが、ラストのショックを増大させ、しかもご丁寧に泣けるシーンまで用意してくれてます。

この映画、実は3回見たんですが、観るたびに新しい伏線を発見してうれしくなります。


マルコムを演じたブルース・ウィルスは抑えた演技で好演。

でも、やっぱり注目すべきはコール少年を演じたハーレイ・ジョエル・オスメントでしょう。

誰にも打ち明ける事ができない不思議な力に悩み、母親とのすれ違いの生活で悩む難しい役を完璧にこなしてます。


大ヒットした映画なので観た方が多数おられると思いますが、もう一回観ても楽しめる極上のスリラーです。

たとえ、ラストがわかっていても・・・


がちゃん



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