「ショックでした」などの言葉に置き換えて封印していた感情に気づく
こんにちは 竹内ミカです。
今朝のハムスターの1ショット。
最近、おでこの毛が白くなってきました。ちょっとハート型っぽくなってて、かわいいです
さて、昨日の続きです。
クライアントさんに、ショックを受けた出来事について、その時、どんな感情がありましたか? と尋ねると、
「ショックでした。」
「びっくりしました。」
「べつに。」
という答えが返ってくることがあります。
そのとき、ほんとうは悲しみや怒りといった感情を一瞬感じています。
ただ、それを押さえ込んだとき、代名詞のようにして、ショックやビックリ、驚いた、という言葉に置き換えるということを無意識的に行うことがあります。
カウンセリングの時には、さらにその言葉の奥にある感情について、質問を続けます。
感情を感じることについて、何らかネガティブな思いこみがあると、感じる前に脳で情報を分析してしまいます。
たとえば、幼少期に親が感情的な面を見せているとき・・・
→ 大人なのに感情的になって、かっこわるいなとか、みっともない。
たとえば、良い子を演じることで褒められて愛情を受け取ってきているとき・・・
→ ネガティブ感情に支配された自分を見せたら愛してもらえなくなる。
といった風に。
そう思った体験があると、自分自身が同じようなかっこわるさを許せなくて、感情的になる前に、頭で分析をしてしまうのですね。
感情を感じることに対し、タブーとして封印をしてしまうわけです。
感じることがタブーだと思っていると、感情が沸き上がってきたとき、やばい感じがします。
その感じを感じるのがイヤだから、問題を解決しようと対策に走るのです。
けれども、一度感じた感情は、手放していくまでは確実に体に残っていきます。
なかったことにしたつもりでも、細胞に残っていきます。
問題解決と未来へ意識を向けるまえに、まずは感情を感じるレッスンをしてみませんか?
やったー!と思いっきり楽しんでみる。
自分が人からどんな風に見られているかを気にしない。
好きなものは好き、楽しいことは楽しいとエンジョイする時間を満喫してみましょう。
感情表現が豊かな人と一緒に過ごしてみる。
小さなことでも、いつまでも笑い転げているような友人はいませんか?
そうした友人は、今を楽しむことを教えてくれる最高の先生。
一緒に時間を過ごし、一緒に笑ってみましょう。
問題解決型に見えるタイプの場合、思っていることを書き出すのが得意。
感じることと文字にすることは、脳の違う部分を使っています。
ですから、感じることにフォーカスしたかったら、書かない というのも一つの方法です。
書かないで、心で起きているもやもやを「感じ切って」みましょう。
感じ切ったとき、心からもやもやが解き放たれていくのがわかります。
ここで私がお話しているのは、どちらが良いとか悪いということではなく、自身の日頃のパターンを知り、あえてそれと違う反応を選んでみましょう、という提案です。
感情を感じないようにしているんだな、と気づくことが、まず第一歩。
代名詞に置き換えていないか、観察してみてくださいね。
無意識で選んでいるパターンに気づくことで、意識的に変化を起こすことができます。
無意識だから変えられないのではなくて、意識から無意識を変えていくことは充分に可能です。
意識の力を使って、人生をよりハッピーな方向へ変えていけたら、素敵だと思いませんか?
ということで、今日もこの魔法の言葉で。
変わることは、楽しいこと
素敵な一日をお過ごしください