ダウン症でした | ゆるゆるピアノ日記

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しょうがいがあってもなくても音楽楽しもう♪
福岡県春日市在住。
ピアノ弾き花崎望のブログです。

愛おしい息子、翠くん
ダウン症児・翠くんとのゆるゆる育児&ピアノ日記-090902_1816~01.JPG


産まれたその日に
抱っこもできずに集中治療室へ運ばれた翠くんは
染色体検査の結果

ダウン症でした

そして
ダウン症の合併症である心臓疾患の一つ
ファロー四徴症

それから
右手の親指が一本多い
多指症

そして
難聴の疑いがあるようです

なんだか障がいのデパートのような翠くん

今日で産まれて一ヶ月たちました

無事に先月末に集中治療室からも退院して
お家で親子三人、毎日幸せに暮らしています



ダウン症は、常染色体異常のなかで最も多い疾患で
1000人に1人の割合で産まれます

翠くんは本来、二本の21番目の染色体が三本あります

一枚多い葉が、幸せの象徴の四葉のクローバーのように
一本多い染色体をもって産まれた翠くんは
千分の一のスペシャルラッキーな幸福の天使だと思います

一本多い指は、ラフマニノフなんか弾くのに最適だと思います

私の妹の友人は、インドでは六本指の赤ちゃんは
神様の生まれ変わりだと大事にされると言っていたそうな

やっぱりスペシャルな翠くん

翠くんのおかげで、私たち夫婦は
たったの一ヶ月で
たくさんの涙を流し
たくさんの笑顔に溢れ
たくさんの事を考えました

いままでの生き方
これからの生き方

本当に大切なもの

折しも、今年の暑中見舞いのはがきに私は

今まで走り続けて来ましたが、列車から降りてみて
のんびり周りを見渡してみると、足元には、小さな素敵な
草花がたくさん咲いていることに気付きました
薔薇の花束も良いけれど、草花を眺めていても楽しいです
なんだか、少し価値観が変わりはじめているようです

と書いていたのでした

少しの価値観どころか
がらっと変わらざるを得ないようで
私は気付かない所で何かを予測していたのでしょうか

何ヶ月前かの、このブログで私は
五体満足でなくてもいい
命あって産まれて来てくれれば
それでいい
みたいな事を書いていました
(今思えば、何故そんな事を書いたのでしょう)

その頃
夫、大ちゃんは夢で
六本指の赤ちゃんの夢を見たのでした

翠くんは私たち夫婦を選んで
産まれて来てくれたとしか思えないのです

翠くんはすごい子なのです