『 退職③ 』 | 脱奴隷小児科医の刹那主義

『 退職③ 』

さてと、まだ日中も暖かったりしますが、いかがお過ごしでしょうか。

多くのコメント、ペタありがとうございました。


みなさまご心配なく、「仕事辞めたのに、アンタいつも何してんの?」っていう
ぐらい平日は家にいませんので(笑)。


医師として働きだして初めて携帯を気にしなくてもよい生活を送っていますが、
なんと気が楽なことか。

大好きなクルマの手入れやショップへ遊びにいったりしていますが、手放したくないなぁ。
ほんとに手放さなくなったおりには、ブログで愛車の写真アップしますよ。
無理して買ったクルマを手放さないといけなくなった、とある医師みたいな。
ざまーみろ感バツグンで、このブログには最高のネタですから(笑)。

まあ、いいや。

昔、家族で近場の銭湯で風呂に入っているときに呼び出されたことがあるのですが、
(髪の毛ビシャビシャのまま行きましたよ)唯一風呂に入っている時のみ携帯が手元
から離れるので気が気でなかったのですが、今はそんな心配もない優雅な生活を
送っております。

でも私が辞めた後、どうなっているのか正直気になりますね。
私のことを信用して予防接種を受けに来られていたお母さんや、こどもちゃんの
顔が目に浮かびます。




退職に至った経緯というのは、実は紆余曲折あります。

最初の入職時の契約では、日祝休み、夏休み5日、年末年始休みという条件でした。
その間はどうするんですか?とそのとき聞いたのですが、今来てもらっているバイトの
先生に入ってもらうから大丈夫ですということでした。

それが日曜も交代で出勤となり、夏休みも勤務日を入れ替えて5日間つなげただけ。
年末年始も5日間休みのはずが、元旦は毎年出勤、残り2日は外部の先生が来てくださり
休みは実質2日だけ。
契約外の労働はすべて無給でした。

「年俸制の契約になっておりますので」

年俸制であろうと、契約時間外の報酬は法的には支払われるべきであるということは
知っていましたが、何もいいませんでした。

もちろん普段の時間外勤務手当ては一切出ません。
緊急帝王切開で居残りになろうが、自宅から呼び出されようが無報酬でした。

前にも朝の4時過ぎに病院から電話があり、対応が遅れたため誓約書(始末書)を
かかされたり(2012.2.18ブログ参照)、オンコールにすぐに対応出来なかった
時とか、どこで何をしていたのか逐一聞かれて報告しないといけないのも、気が重いん
ですよね。


まあ、ここまでは私も我慢していました。


ただ、病院に対する忠誠心は薄れていったのは事実です。
いずれは辞めようと思っていましたし、次の仕事をどうするか考えていました。
その矢先に今回の労働条件の変更となり、次の仕事を考えていないうちに辞めるという
ことになってしまったのです。


再契約にハンコ押して働き続けるか、今すぐ辞めるかの2択となったわけです。
再契約もいきなり出されましたから。
まあ、まさか病院側もいきなり辞めるとは思っていなかったでしょうが。
なので弁護士さんにお願いして辞めることにしたということです。


いろいろとあるようですが、全て弁護士さんにお願いしてあります。
話を聞く限り、まだすんなりとはいっていないようですね。

「お医者さんの世界って、かなり反前衛的とは聞いてましたけど、すごい世界ですね」

ちなみに弁護士さんを頼んだ場合の費用なのですが、意外にリーズナブルでちょっと
驚きました。
私と同じ歳ぐらいの弁護士さんで、大学在学中に司法試験合格だそうで。
浪人、留年を繰り返した私とはえらい違いですな(笑)



まだ次の仕事はきちんとは決まっておりませんが、こんな私でも拾ってくださるところは
ありそうです・・・