最新医療事情28「財政審、建議で自由開業制を否定」 | 脱奴隷小児科医の刹那主義

最新医療事情28「財政審、建議で自由開業制を否定」

 

 財政制度等審議会(財政審)というところも、次から次へと自由に発言しますな。

 しかし、日本医師会もようやく物申しましたね。





 『 財政審、建議で自由開業制を否定 ●勤務医と開業医の対立持ち込んだ 日医・中川氏


   3日にまとまった財政審の建議は、社会保障費2200億円削減についての具体的な言及を避けたが、
  「社会保障分野においても、骨太2006などの歳出改革の基本的方向性は維持する」と記した。
   医療については、医師不足や勤務医の過重労働といった課題を列挙し、地域間、診療科間、病院・
  診療所間の医師偏在問題が横たわっていると指摘した。
  解消に向けては「病院に対する診療報酬を手厚くする」「医師の能力などに応じた配分が可能になる
  ような見直しを行う」など、診療報酬の配分を大幅に変えるべきと提言した。
   さらに現在の自由開業制を否定し、一定程度の規制を設けるべきと提案した。中医協の在り方の見直
  しも要求した。
   これに対し日本医師会の中川俊男常任理事は3日の定例会見で、財政制度等審議会が同日まとめた
  建議を批判し、「医療現場を担う立場として非常に遺憾」と強調した。
 
   病院勤務医と診療所開業医は役割分担をしながら協力し、地域医療を支えているとの考えを示した。
  「建議が、いたずらに勤務医と開業医の対立構造を持ち込んだことは極めて残念」と述べた。
   財務省が財政審の資料として勤務医と開業医の年収比較を示したことも問題視。開業医は経営リスク
   を負い、債務保証もしているとして理解を求めた。
 
  さらに財政審が示した「個人立の開業医の年収」は開業医の「所得」であり、社会保険料や税金の支払
  い、設備投資、借入金の返済も含むと指摘。「中小企業の社長と若手サラリーマン」あるいは「自営
  業者とサラリーマン」を比較するような手法であるとし、「恣意的と言わざるを得ない」と疑問を投げ
  掛けた。                』



  
  そうです、そうですよ。

  バシッと言ってやってください。

  財政審も意外に腰ぬけということが判明しましたから・・



 『 財政制度等審議会 どうなる社会保障費の削減路線_財政審が建議で2200億円記載を見送り


   財政制度等審議会(西村泰三会長)が3日、社会保障費の削減目標額を建議には盛り込まないことを
   決めた。骨太の方針2006から継続してきた削減路線を政府は転換するのか-。
   翌4日には舛添要一厚生労働相が、「2200億円撤廃の意見を反映したい」と表明。
   ただ財政審会長の西村氏は、「(骨太06)基本的な考え方の重要性は一層高まっている」とも話して
   おり、2010年度政府予算編成の焦点の1つである社会保障費を巡る議論が本格化していく様相だ。』



  ようするに、2200億円削減と言ってきたが腰が引けてきたということ。

  

  財政審さんよ、やるんなら徹底的にやり合おうよ。
  お互いどちらかが潰れるまで。
  我々医師を含め日本医師会が潰れるか、財政制度等審議会が潰れるか・・

  やるんなら相手が反撃する気力を失うほど徹底的に議論して、日本医師会としての意志を通して
  欲しいもんだ。
  中途半端にするから、また雨後のたけのこのように次から次へとよう分からん団体が現れる。
  我々医師も諸外国みたいにストライキをするとか、もしくは日本の医師すべて保険医総辞退とか
  腹を刺し違える覚悟でやらんから、いつまでたってもなめられる。

                                  (妄想の世界)

  
  
  あの、僕は普段根性なしで弱っちくてメタボなので、妄想の世界で楽しんでいるだけね(笑)
  何事も平和が一番じゃないですか、争い事はいけませんよね(笑)