3.11:原発:韓国:月城原発1号機がまた故障…今年4回目 | 端事些事のブログ

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3.11:原発:韓国:月城原発1号機がまた故障…今年4回目


韓国・月城原発1号機がまた故障…今年4回目(2012年10月30日09時10分 中央日報日本語版)
今年11月に設計寿命が終わる慶尚北道慶州の月城原発1号機の発電が停止した。

韓国水力原子力(韓水原)月城原子力本部は「29日午後9時39分、月城1号機が正常運転中、タービン停止信号によって発電が停止した」と明らかにした。月城原発側は「現在、月城1号機の原子炉は安全な状態を維持している」とし「原因を詳細に確認中」と明らかにした。

月城1号機が故障したのは今年に入って4回目。今年1月には原子炉冷却材ポンプの故障で、7月には電圧調節装置のエラーで発電機が停止した。9月16日には変圧器の故障で作動が止まった。

月城1号機は出力規模67万9000キロワット級で、1983年4月に商業運転を始めた老朽原発。今年11月20日に設計寿命30年を満たす。国内の原発は設計寿命が終われば、原子力安全委員会の審査を経て、10年ずつ運営期間を延長できる。

韓水原は月城1号機の10年延長運転を推進してきた。しかし環境団体と地域住民はこれに反対し、原発の閉鎖を要求している。

10月に入って故障で発電が停止した原発はこれで4基となった。今月2日には霊光5号機と新古里1号機が故障した。新古里1号機は14日に再稼働したが、霊光5号機は13日に再稼働してから2日後にまた異常が発生し、24日に停止した。蔚珍2号機は28日、タービン制御系統の異常で発電が自動停止した。


月城原発の稼働停止、原因は操作ミス(2012/10/31 09:44 朝鮮日報日本語版)
 今月29日、月城原子力発電所1号機で稼働が停止した原因は、作業員の操作ミスだったことが分かった。

 韓国水力原子力(以下、韓水原)=韓国電力公社の子会社=は30日「運転担当者が遮断装置を誤って操作したため、一部の機器の電源が入らず、冷却水系統に異常が発生し、発電機が止まった」と発表した。韓水原の関係者は「自主的な調査の結果、本来作業を行わなければならない配属8年目の職員が、2年目の部下に作業を任せ、指示を誤って理解した部下が違うスイッチを作動させたことが分かった」と説明した。

 今年2月、古里原発1号機で発生した大規模な停電事故と同じような事態が再び起こったことになる。古里原発の事故当時も、不慣れな協力会社の社員が作業の手順を無視し、遮断装置を作動させたため、12分にわたって停電した。10年以上の経験がある技術者2人が行う作業を、テストとして6年目の技術者に行わせたため、問題が発生したのだ。

まあ、原発に関する事故原因の真偽は疑わしい。

【社説】繰り返される原発の故障、全面的な安全点検が必要=韓国(2012年10月31日15時43分 中央日報日本語版)
月城原発1号機がまた故障した。 今年に入ってすでに3度目だ。 前日の28日には蔚珍2号機の稼働が中断した。 2日間に原発の故障が2件もあったのだ。 今年1-10月に発生した原発の故障はすでに9件。 2011年の7件、2010年の2件に比べて大きく増えている。 もちろん当局は軽微な故障だと説明するこれを全的に信じるとしても故障が頻発していること自体が深刻な問題だ国民の不安感が高まるからだ。 そうでなくとも、韓国水力原子力は部品納品関連の不正職員の覚せい剤投与で信頼を落としている。 こうした状況で頻繁な故障は、より大きな不信と不安につながる。

さらに月城1号機は来月、設計寿命30年が終わる。 寿命延長に関して原子力安全委員会の審査を受けなければならない。 しかしすでに社会的な葛藤が深まっている。 寿命延長論と廃棄論が激しく対立しているのだ。 古里原発1号機の寿命延長をめぐる論争ですでに経験したことだ。 こうした中で故障が続けば、廃棄論が強まるしかない

原発の全般的な安全点検が強く求められる。 現在のように部品交換などの処方で済ませる時期ではない。 故障が頻発する原因を精密分析し、対策を講じる必要がある。 故障した部品だけを交換すればよいのか、原発の管理と運営システムに問題はないのかなどを点検することを要求する。 夏季の電力需給を円滑にしようと原発をフル稼働したのが問題なら、この際、維持補修期間も十分に与えるべきだ。 このために電力供給には支障が生じるかもしれない。 特に冬季の電力需要ピーク期を控えているため、当局は大きな負担になるだろう。 しかし最も優先すべきことは原発の安全性とこれに対する国民の信頼だ。

安全点検のため電力供給に支障が生じるのなら、需要を抑制する方向に進むしかない。 電気料金の引き上げ、計画停電、節電参加などが不可避であることを国民に十分に説明しなければならない。 何度もいうが、原発は絶対に無理に稼働してはいけない。 福島原発事故は今も国民の脳裏に焼き付いている。



/*もちろん当局は軽微な故障だと説明する。 これを全的に信じるとしても、故障が頻発していること自体が深刻な問題だ。*/ 

この部分はいろんな問題が見え隠れする。

韓国でも、もちろん当局は(重大事故だとしても)故障だと説明する。(当局の言う事は信じられないが)これを全的に信じるとしても、故障が頻発していること自体が深刻な問題だ。

と言う事だろう。

ただ、/*故障が頻発していること自体が深刻な問題だ。*/ の理由が、

「重大事故につながるから」ではなく、/*国民の不安感が高まるからだ。*/ と言う結論だ。

つまり、立場としては、原発を稼動させる前提だ。

思うに、日本と同様、韓国でも多くのマスコミは、米韓の政府や独占的資本のスポークスマンだ。


以前も書いた事があるが、

小さい事故の連続は、大事故の前触れともなりかねない。

韓国の原発は、日本海側の海岸に多い。(「北」から出来るだけ遠くに置きたい?)

爆発でも起こせば、汚染は、韓国は勿論、日本にも届く可能性は充分ある。

日本政府は、まず自ら、原発の即停止と即廃炉を決定し、廃炉作業に入り、韓国、世界に向けて脱原発を訴えるべきだ。