中東・北アフリカ:シリア:反体制派が軍参謀本部を攻撃:内戦の死者3万人超す | 端事些事のブログ

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中東・北アフリカ:シリア:反体制派が軍参謀本部を攻撃:内戦の死者3万人超す


反体制派が軍参謀本部を攻撃、内戦の死者3万人超す シリア(2012.09.27 Thu posted at 11:34 JST CNN)
(CNN) 内戦が続くシリアの首都ダマスカス中心部で26日、反体制派が政府軍の参謀本部を攻撃し、国営テレビによると警備員4人が死亡、民間人と兵士を含む14人が負傷した。反体制派によれば、反政府デモが始まった昨年3月以来のシリア国内での死者は3万人を超えている

国営テレビによると、軍参謀本部を狙った自爆テロで、自動車爆弾を使った2度の爆発があった。離反兵でつくる「自由シリア軍」がこの攻撃の実行を認めている。

目撃者はCNNの取材に対し、爆発があった建物は損傷がひどく、内装は焼け焦げて自動車爆弾が爆発した地点は地面が大きくえぐれていると語った。

政府はこの攻撃について、「テロリスト」を排除するための戦闘が続いているが、軍関係者に影響は出ていないと説明した。一方、反体制派は、数十人の死傷者が出たと述べている。

反体制派の「地域調整委員会」によると、シリア全土ではこの日も衝突が続き、26日だけで343人が死亡した。「シリア人権監視団」によれば、昨年3月以来の死者3万人のうち、民間人は2万1534人を占め、シリア軍兵士は7322人、反体制派に加わった離反兵などは1168人に上っているという。

一方、イランの国営プレスTVは、現地で取材していた同局の特派員1人が反体制派に撃たれて死亡、もう1人が負傷したと伝えた。ジャーナリスト保護団体によれば、シリアの内戦取材で死亡したジャーナリストは、昨年11月以来、少なくとも21人に上っている。


ダマスカス中心部の軍参謀本部で爆発、4人死亡(2012年09月27日 09:03 発信地:ダマスカス/シリア AFP)
【9月27日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)で26日朝、厳重に警備された軍参謀本部で2度の爆発があり、警備兵4人が死亡、兵士と民間人14人が負傷した。国営テレビが報じた。

 シリア軍は、「武装したテロリストとその関係者が同日朝、自爆攻撃を行ったが、上級指揮官と将校にけがはなかった」と発表した。

 国営テレビが放送した映像によると、まず本部近くで白い車が爆発し、その約10分後に敷地内で2度目の爆発があった。軍関係者によると、爆発直後の調査ではいずれも自爆犯が運転した車によるものだとみられているという。

 爆発に続き反体制派と軍の間で激しい銃撃戦が起きた。

■自由シリア軍、「軍の将校と協力した」

 反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army)はフェイスブック(Facebook)で、政府軍のある将校とその配下の部隊と協力してこの攻撃を実施したと発表した。ダマスカスにいる自由シリア軍の軍事評議会の報道官は自動車2台が使われたことを認めたが、自爆犯が運転していたという情報は否定した。自由シリア軍は過去のそのような戦術を取ったことはない

 この報道官によると、爆発の1~2分後にマシンガンとロケット砲で武装した戦闘員が軍の施設に突入したという。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)も、今回の攻撃にシリア政府側の内部関係者が関わったとしているが、この情報は確認できていない。

■別のグループも犯行声明

 一方、イスラム主義武装グループ「Tajamo Ansar al-Islam」もインターネット上に犯行声明を出し、自爆犯1人を含む5人が死亡したと発表した。このグループは内部関係者の助けを借りて建物の3階に爆弾を仕掛けたとしている。

 イラン国営プレスTV(Press TV)は、この攻撃の取材中に同局のシリア人特派員1人が狙撃されて死亡し、ダマスカス支局長が負傷したと発表した

 今回の攻撃は治安部隊を狙ったものとしては、ダマスカスの治安指令本部で国防相ら政権幹部4人が死亡した7月18日の自爆攻撃以降では最大の規模となった。前日の25日にはシリア全土で217人が死亡しており、同国の流血の事態は深刻の度を増している。(c)AFP

結局「Tajamo Ansar al-Islam」ってのがやったと見ているのかな?

/*イラン国営プレスTV(Press TV)は、この攻撃の取材中に同局のシリア人特派員1人が狙撃されて死亡し、ダマスカス支局長が負傷したと発表*/ プレスを狙ったのか、それとも、イランか?

カンジとしては、イランかな。


シリア “死者3万人超えた”(9月27日 9時2分 NHK)
内戦状態が続くシリアで、26日、首都郊外の町で虐殺されたおそれのある70人以上の遺体が見つかり、人権団体は、去年3月以降のシリアでの死者が3万人を超えたと発表しました。

シリアでは、首都ダマスカスの郊外や北部の主要都市アレッポなどで、政府軍が反政府勢力を支援する住民に対して、戦車や戦闘機を使って無差別な攻撃を続けています。
ダマスカスにいる反政府勢力の活動家によりますと、26日、首都郊外の町ゼヤビヤで、政府軍と政権支持派の民兵が住民たちに無差別に発砲し、これまでに少なくとも75人の遺体が路上や住宅の中などで見つかったということです。
反政府勢力側は、政権による市民の虐殺があったと非難を強めています。
イギリスを拠点にシリア国内の状況を監視している人権団体は、26日、シリアで反政府運動が始まった去年3月以降の死者が3万人を超え、このうち一般市民が2万人を上回ると発表しました。
シリア情勢を巡って関係国との協議を進めるブラヒミ特別代表は、24日、「遠くない将来、打開策を見つけられる」と述べましたが、暴力を止める具体策は見つかっていないのが実情で、市民の犠牲に歯止めがかけられない深刻な事態が続いています。


シリア 南北分断で戦闘激化か(9月23日 19時38分 NHK)
内戦状態が続くシリアで、北部で支配地域を拡大しつつある反政府勢力の自由シリア軍は、隣国トルコに置いていた司令部の機能を、シリア北部に移すことを明らかにし、今後、シリアが南北に分断され、戦闘が、さらに激しさを増すことが懸念されます。

シリアでは、北部の主要都市アレッポと首都ダマスカスの郊外で、政府軍と反政府勢力の自由シリア軍の戦闘が、激しさを増しています。
アレッポにいる反政府勢力の活動家によりますと、自由シリア軍は、23日までにアレッポで、政府軍の戦闘機1機を撃墜したほか、激しい銃撃戦の末に、中心部から政府軍を撤退させたということです。さらに、トルコ国境沿いの検問所を、新たに支配下に置くなど、北部で支配地域を拡大させています。こうしたなか、自由シリア軍は、インターネット上に声明を出し、これまでトルコに置いていた司令部の機能を、シリア北部に移動させたことを明らかにしました。
自由シリア軍の幹部は、NHKの電話取材に対し、「北部は、解放された地域が多いので、市民の協力を得ながら戦える」と述べ、司令部機能を移した理由を説明しました。
自由シリア軍が、司令部を含む本格的な拠点を北部に設置したことで、今後、シリアが南北に分断され、市民を巻き込んだ戦闘が、一段と激しさを増すことが懸念されています。


//以下加筆

(あ、先に言っとくと、俺的には政治不信でマスコミ不信な者なのであしからず。)

「自由シリア軍」の/*北部は、解放された地域が多いので、市民の協力を得ながら戦える*/ というのもどーかなあ。

避難を希望する全ての一般人を国外に「自由に」逃がす事の方が先だと思う。

「民主化」を言うのなら、アサドをどうこうするより、大多数の一般人を避難させる体勢を優先すべき状況じゃねーの?

その上で、協力者が出てくればそれはそれだろうが、

武力で支配して「協力者」がいても、それではアサドと変わらない。

と思う。

。。。何だか、東電福島第一原発事故の疎開問題を思い出した。

「民主主義国家」と言うなら政府は被曝地域の希望者の疎開を援助すべきだ。