社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! を読んで | CLUB/150 ~ club one hundred fifty ~

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“Around40”を超えると人生の後半戦なんて常識に、ふと ? と思って、このブログを始めました。
CLUB/150 =“人生150年と思えば40はなんてスタートライン”という、発想の転換を提案しつつ、
自分でも実践してここに綴ってます。一生"挑戦”でしょ。



きょうは、

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

という本のお話します。


ここのところのブログの記事で、

ボクに世界放浪願望があることは、お気づきかと思います。


そんな気持ちのはけ口として

ついに手に取ってしまったのが、この本でした。





とはいえ、単なる海外放浪記ではなく

ご自身で社会派と、言っているだけあって、

それぞれの国の事情にとらまえて、文化的背景にも

深く切り込んだ、とても興味深い本です。



CLUB/150のテーマでもある、

自分の常識を疑ってみる というテーマとも重なる

エピソードがたくさん載っています。



ひとつだけ、巻頭のエピソードを紹介します。


フィリピンの、とある高級レストランでの

食事中のエピソードです。


食後の紅茶に、未開封のリプトンTeaバッグが

お湯と一緒に出てきたそうです。


高級レストランから、急に庶民の味に

ひき落とされた、ボクたちの感覚だと幻滅しますよね。



でも、フィリピンのような中進国では違うそうです。

まず、日本人が高級感を感じるであろう茶葉で入れる紅茶は、

フィリピンではとても日常的で、茶葉は市場で量り売りされ、

とても安いモノだそうです。



これに引換えリプトンは、それなりのお店でうっている

欧米からの輸入品で、かつ安全清潔で、茶葉にくらべて

購入品として売られているということです。


なので、先ほどの高級レストランとしては、

うちは舶来品の高級紅茶をお出しします。と、

自信を持って、リプトンTeaバッグをお客様に

出しているということです。



しかも中身を入れ替えなんかしてません、

間違いなく「リプトン」です。

という証明するために、封も切らずに、

そのままTeaバッグをお湯と一緒に出すそうです。




こんなエピソードから始まり、

日本の、はたまた自分の常識が、常識でないことが

よくわかるお話が満載です。




常識から自分を解放するということも

自分のコントロール力のひとつと

考えるボクには、とても良いエピソードが

詰まった一冊です。



世界のいろいろな文化や生活、人々を感じ、

価値観のダイバーシティ(多様性)に

気づかされます。




お気軽に読めるトーンなので、

リラックスして、読み手もお気軽に読んで

みてください。



そして、ぜひ、

巻末のミャンマーのエピソードまで、

たどり着いてください。



日本という国にたまたま生まれた

幸運を感じますよ。






きょうも、ありがとうございます。