CROSSOVER JAZZ
dummy
2014-08-29 15:19:48

【ニューアルバム楽曲解説6】Sweet Black Sunshine

テーマ:Shared Illusions
久々にボーカル曲も3曲ほど収録しました。
吉澤の音楽家履歴のスタートは30年以上前。六本木の小さなクラブでの弾き語りでした。最初の頃は、自分の声が全く好きになれず、いやいや歌っていた向きもありましたが、勉強になると思って色々な歌手を聴いていくうちに、ナット・キング・コールが大好きになりました。一生懸命歌い方などをまねていたのですが、そのうちにスティービー・ワンダーの曲も弾き語りに取り入れていって、数年間、銀座や六本木のクラブで歌っていました。
そのうちに、ジャズのコンボのレギュラーの仕事も入ってきて、いつのまにか弾き語りの仕事も辞めたのですが、モンド・グロッソ時代からまたオリジナル曲のデモを自分で歌うようになりました。コズミック・ヴィレッジにおいては、キーボーディストとしてよりボーカリストとしてたくさん勉強させてもらいました。
その後、自分の初期のアルバムで10ccのI'm not in loveをカバーした他、数曲歌いましたが、あくまでも軸足はキーボーディスト。いやピアニストでありたい、という思いがあり、その後のアルバムにおいて念願のピアノトリオをリリースできるまでになりました。
そんな中で、根強く人気があったのがアルバム「music from~」における「The Room」での吉澤とリアのデュエット曲でした。自分の裏芸が評価されるのは、少し恥ずかしい反面、正直とても嬉しいです。今回のアルバムにおいては、自分の人生に深く密着したメッセージのある楽曲を歌う事ができてとても充実感を覚えています。

本日紹介する「Sweet Black Sunshine」は10代の自分の実体験をもとにした楽曲なのですが、あの当時、漠然と抱いていた世界の終わりへの不安、恐れ、は今、さらに現実味を帯びていると感じます。自然災害もそうなのですが、それ以上に、再び、帝国主義を掲げる大国の圧力に対して、力を持たぬ民衆がおびえる時代が到来しつつあるのかと、悲しくなります。
このような曲は比喩よりも直喩の方が、断然人の心に突き刺さるのしょうが、吉澤はあえてすべて比喩で表現しました。その分、CDのジャケットの和訳(対訳)の方には、かなりどぎつい表現の日本語になっています。
歌詞、および発音に関しては、レイモンド氏の素晴らしく的確な助言を沢山もらいました。
「高速道路をパンツ一丁で逃げている。パンツを失うな!」
などという歌詞は突拍子もないと思っていたのですが、その歌詞をレイモンド氏は逆にとても評価してくれて、サビや大サビにおいては細かい言い回しを修正してくれました。
このアルバムで、唯一の作詞合作になっています。

ベースラインの録音作業は、大変でしたが、チャックレイニー大先生、細野晴臣大先生に一歩でも近づけるようにと、マメを作っては潰しながら完成させました。トレーラームービーでは、涼しい顔で弾いていますが、最初の頃は最初のワンフレーズで突っ掛かってましたから(笑)

いつか、こういう曲をステージで堂々と歌えるようになったらいいのですが、やはり僕はただのピアニストでいたいのかもしれません。

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2014-08-27 14:51:27

A New Day のプロモーション・ビデオを公開します。

テーマ:Shared Illusions
本日、A New Dayのプロモーション・ビデオを公開致しました!
この楽曲は、来月17日リリースのソロ・アルバム、Inner Illusionsに収録されています。
撮影、編集は工藤かずお氏です。
吉澤はじめ(pf)白鳥利卓(b)藤井伸昭(ds)の3人によって結成されたBOOTの魅力を、どうぞたっぷり堪能ください!

なお、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、YouTubeのオフィシャルページを開設致しましたので、登録頂ければ幸いです。リンク先は、このブログページのホーム画面の頭のメッセージボードか横のフリースペースに常時貼ってあります。


A NEW DAY PV

アルバムの予約販売がスタートしました。下記のリンクよりどうぞー。
Inner Illusions/Village Again

¥2,592
Amazon.co.jp

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2014-08-25 12:04:28

【ニューアルバム楽曲解説5】Dope Impakt

テーマ:Shared Illusions
トレイーラームービーに冒頭部が公開されていたDope Impakt。

巨匠チャールス・トリバーのライブ作品で、その名も「Impact」というアルバムを5年くらい前に旭川のジャズ・クラブで聴いたときのインパクトがずっと残っていました。その圧倒的なパフォーマンスと楽曲の格好良さに憧れていたのですが、今回のアルバム制作がチャンスだと思い書き下ろした曲です。

前半と後半の「変拍子のフェラ・クティ」のアフリカン・パートがあり、そこに挟まれて、さらに変態アクセントのジャズ・ファンク・パートが展開しますが、基本的にははじめからおわりまで拍子は4分の4です。
冒頭のトランペット・セクションのパートはトップがハイCとDで、かなりきつく、途中何度も五十嵐一生氏に応援を頼もうかと思ったのですが、このような土方的な仕事を彼に頼むのは失礼だと思い、必死にトライしました。その後も、難しいユニゾンフレーズがあったのですが、根性でやり遂げました。


レイモンド・マクモーリン氏のサックスをフィーチャーしたのは大正解で、輪をかけてクレージーでワイルドな曲になりました。2度のピアノソロを経過した直後のブリッジパートにおけるレイモンドのプレイは、何度聴いても鳥肌が立ちます。
この楽曲のミックスは、手塚貴博氏によるものです。その際、ノブちゃんのドラム・パートを一打ごとにスライスして、ハイ・ハット、スネア、キック、その他に分けて提供しました。本来は、マイクごとに別々の楽器にふるのが常套手段なのですが、このやり方だと、ナチュラルには仕上がるのですが、僕が意図した「生ドラムなのに、カッコいい打ち込みにも聴こえる」というサウンドは作りづらいと考えました。その僕の意図を見事に汲み取った素晴らしいミックスにもどうぞご注目ください。
フロアDJの方々にとっては、取り扱いの難しい部類の楽曲かもしれませんが、こういったクレージーなトラックでフロアが盛り上がる図が、僕やDJ、そしてダンサーにとっても最高の瞬間に違いありません。クラブでヒットするか否かは別として、そうした要素を楽曲に吹き込めたと確信しています。
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2014-08-23 13:21:35

【ニューアルバム楽曲解説4】American decacho

テーマ:Shared Illusions
BOOTのライブでは定番になりつつあるこの楽曲。タイトルの、American decachoは「アメリカン・デカ長」と発音します。正式なタイトルとしては、砕けすぎ、とのご意見もあり私自身も、よりカッコいいタイトルを模索していたのですが、貧しいボキャブラリーと発想しかない自分には代替案が浮かびませんでした。要するにタイトルの本意は「70年代のカーチェイスばりばりの刑事物のアメリカンムービーのテーマ曲」なんです。

今作のコンセプトとして、昨日述べた、ピアノトリオ×フルオーケストラ(現代版チャールズ・ステップニー)がありますが、さらにもう一つ重要なコンセプト、主にラロ・シフリンやトーマス・ニューマン、ジェームス・ホーナーといった映画音楽の分野で偉大な偉大な功績を残した作曲家のエッセンスを取り入れるという事です。

American decachoは、架空の(吉澤の想像上の)サスペンス映画のメインテーマであり、いくつかのモチーフがつづれ織りのように展開してゆきます。
硬質なドラムサウンドと、いなたいベースラインが一種の通奏低音のように、緊張感のあるストーリー展開を暗示。それぞれキャラクターの違う数種類のモチーフが用意されていて、管楽器と弦楽器がコールアンドレスポンスする隙間を縫うようにボンゴやアフリカンパーカッション、さらにはソプラノサックスやフルートなどが暗躍します。
楽曲中盤から後半において、一つのカタルシスを迎え、そこから、トランペットセクション、ピッコロとバイオリンのユニゾンによるファンキーなテーマが提示されます。ベースラインはジャコ・パストリアスがよく好んで使ったパターンを採用しました。
じっくりと何度でも繰り返し聴くことのできる楽曲になったのではないかと自負しています。

吉澤はこの楽曲においては、ベース、トランペット、ピアノ、ローズ、パーカッションなどを担当しています。ソプラノサックスはレイモンド・マクモーリン。フルート、及びピッコロは岡淳。
一番難儀だったのは、この楽曲以外のトランペット・セクションの録音においてもそうなのですが、生々しさを出すために4本あるいは、5本のオーバーダビングを繰り返した事です。トランペットはもちろん得意にしている楽器ではないので、16小節のパートを完成させるのに丸一日かかったこともありました。しかし重ねることによってどんどん思い描く重厚なブラスサウンドになっていくに連れて、テンションもあがり楽しく作業できました。

よくある映画のクレジットではありませんが、この楽曲を、心の師である、ラロ・シフリン、チャック・レイニー、ジャコ・パストリアスの3氏にトリビュートします。
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2014-08-22 14:21:04

【ニューアルバム楽曲解説】Kaleidoscope

テーマ:Shared Illusions
昨日の動画アップにおいては、数多くのリツイート、シェアを頂きまして本当にありがとうございます!発売に向けてさらにプロモーションビデオなどを公開していきますので、ぜひ多くのご視聴をくださいませ。

さて、本日は3曲目の「Kaleidoscope」について。

実は今回のレコーディング。2010年に沖野修也氏に声をかけてもらい、デモ楽曲を制作するところからスタートしました。その過程において、氏より重要なヒントをいただきました。
それは、良質なメロディを追求し、スリープウォーカー時代からのエネルギッシュな生演奏に、フルオーケストラのサウンドをミックスすること。
さらに当時のクラブジャズの流れに迎合することなく、BPM120前後の楽曲を減らし、テンポを落とした楽曲を積極的にとりあげること。

その中で、具体的にアレンジのお手本にしたのはミニー・リパートンの名作「Come to my garden」
プロデューサー/アレンジャーのチャールズ・ステップニーの素晴らしい仕事については、私が多くを語るまでもありませんが、ジャズのピアノトリオを基本に、オーケストラがダイナミクスを加えるというコンセプトは、ありそうでそうはなかった訳です。

「ビル・エバンスwithシンフォニー・オーケストラ」という大変素晴らしい作品もありますが、こちらはおもにクラシックの名曲をカバーする内容でした。もちろん、今回のアルバムのアレンジにおいて、この素晴らしいアルバムも参考にはしましたが、あくまでも現代のビート、サウンドにマッチングするオーケストレーションを目指しました。

Kaleidoscopeはピアノの黒鍵の高音からのグリッサンドダウンからはじまります。前述したダウンテンポのシンバルレガートとステディなヒップホップビートに乗って、テナー・サックスのレイモンド・マクモーリンのブロウ。そこからの倍速の生ドラムンベースを経て、おおらかなオーケストラのメロディがスタートします。裏側に流れるヒップホップのリズム(心臓、筋肉)とクラシカルなオーケストラサウンド(骨格、内蔵)に対して、レイモンドと吉澤がジャズの「血液」を送り込む。そして藤井と白鳥の純正スリープウォーカーリズム隊のジャズ魂がそれらを一つにまとめあげているのです。
レイモンドには、特に楽曲に関する細かい情報は伝えませんでしたが、最初の一音から吉澤が描いていたイメージをしっかり捉えつつ、雄大かつ優しさに満ちあふれた極上の演奏をしてくれました。
なお、私はこの曲のピアノ・ソロにおいては珍しく雄叫びをあげながら弾いています。雄叫びと言っても、メロディをなぞっているだけなのですが、バックの熱量に対して自然にそうなってしまいました。

冒頭の3曲は、前述した2010年に作られたデモ曲からの採用。そして、明日以降解説してゆく、ここからの7曲は、震災後の作曲になります。どうぞご期待ください。

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2014-08-21 14:01:23

吉澤はじめニューアルバムのトレイラームービー。YouTubeにて公開

テーマ:Shared Illusions


動画リンク先

本日。Inner Illusionsのトレーラームービーを公開しました。今回のアルバム制作中のスタジオ作業がご覧になれます。
冒頭のギター・ソロは、Many things to worryのイントロ。さらに、A New day,Dope Impakt,Tower of water、Sweet Black Sunshineが試聴できます。
ちなみに、Dope Impaktでのスタジオ風景で五十嵐一生氏が映っていますが、この楽曲のトランペットは吉澤が担当しています。
また改めて楽曲解説で説明しますが、今回、一生氏が演奏しているのは、Azure ForestとDark night(Moon shine)の二曲になります。

豪華出演者は、レイモンドマクモーリン、五十嵐一生、藤井伸昭、岡淳、白鳥利卓、長谷部守彦(出演順、敬称略)
撮影と映像編集は工藤かずお氏によるものです。

アルバム発売に向けてより多くの皆さんにご覧頂ければうれしく思います。
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2014-08-18 16:19:00

【ニューアルバム楽曲解説】A New Day

テーマ:Shared Illusions

今日は2曲目のA New Dayについて書きます。

オープニング曲に引き続き、この曲でも横笛のフルート、ストリングスなどがピアノトリオに絡みます。
Tower of waterのピッコロ、そしてこの曲のフルートを演奏しているのは、テナー・サックス奏者の岡淳(おか・まこと)。
彼とは、90年代後半にKAIMAというバンドで一緒に、ジャズのフォーマットに縛られない新しい音楽の完成を目指しました。
同時期に、モンド・グロッソに参加する傍らスリープ・ウォーカーを立ち上げたこともあり、1枚のアルバムを残して、吉澤は脱退してしまいましたが、岡氏の音楽家としてのセンスと技術はその後も輝きが増すばかりです。

オーソドックスなラテンビートから軽快なスイングビートへの展開も一曲目に引き続いて。
もはや伝説化した感のあるクラシックチューン「愛の河」において、炎の出るようなウォーキングベースを披露したベーシスト、白鳥利卓の完全復活を実感させるプレイを聴く事ができます。

I am with you以降、ラテン、ブラジル系楽曲のオーソリティとして紹介される事の多い吉澤ですが、やはり原点、というか支点はジャズのスイングビートにあるのです。
そうはいうものの、フルートとストリングスがメロディをとるパートはどこかしらI am with youを彷彿とさせますが。。。(笑)

なお、この楽曲のプロモーションビデオが先頃完成しました。
冒頭の画像は、その一コマです。
撮影、および編集は、こだま和文氏のドキュメンタリー・フィルムなどを制作している工藤かずお氏です。
こちらは、近日中にYouTube,Vimeoなどで公開予定ですので、ぜひお楽しみにどうぞ!!

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2014-08-17 14:59:03

【ニュー・アルバム楽曲解説】Tower of water

テーマ:Shared Illusions
アルバムリリースまでひと月を切りました。

今日から、収録楽曲についてお話ししていきます。

オープニング曲のTower of waterは吉澤のBand Pageで「Humming Bird」というタイトルでデモが公開されている曲です。
グロッケンとピッコロのユニゾン・メロディは今回初めてトライした組み合わせではないのですが、鳥のさえずりや、水が光に反射してキラキラ光っているようなシャイニーなサウンドを作りたかったので採用しました。
リズムは、ジャズでいう所のミディアムバウンステンポのレガートシンバルと、深めのボトムとドライなスネアが効いたヒップホップのビートを掛け合わせてつくっています。

今回のアルバム作りに限った事ではないのですが、古今東西の様々な音楽の要素を混ぜたり掛け合わせることによって新たな黄金比をつくる、というのが私の一つの仕事だと思っています。
今作では、オーケストラのサウンドを大胆にフィーチャーすることが、コンセプトに一つになっていて、この曲でもよくあるチェロのメロディラインに対して薄くオーボエを被せたり、現実のオーケストラではいわゆる「超超超超絶技巧」にあたる弓の裏側を当てるピッチカート奏法での高速アルペジオなどが、ジャズのピアノトリオを盛り上げています。

これからはじまるアルバムツアーへの期待感を煽るべく、ミディアムテンポでありながらも高揚感のあるトラックに仕上げました。



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2014-08-03 13:41:14

本日、六本木アルフィーでLIVEがあります。

テーマ:Blog
暑さに負けるなー!
というわけで、本日六本木アルフィーにてBOOT(吉澤はじめピアノ、白鳥利卓ベース、藤井伸昭ドラムス)のLIVEにぜひお越し下さいませね。
どうぞ宜しくー!
photo:01


写真は昨夜、地元昭島のクジラ祭り、夢花火にて。


iPhoneからの投稿
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2014-07-24 13:47:49

吉澤、6年ぶり新作が完成!リリースは9/17に決定。

テーマ:Bulletin
本日は、とても嬉しいお知らせがあります。


昨年の終わりから制作がはじまった「吉澤はじめ」のソロアルバム。「Inner Illusions」がこのたび、9/17にリリースされる事が決定しました!

実に6年ぶりのソロ作品で愛着もひとしお。ぜひとも皆さんに聴いていただきたく思います。
本日よりリリースまで、楽曲ごとの解説、演奏者の情報、エピソードなどを紹介してゆきます。

Today, I am so delighted to announce that my new solo album "Inner Illusions" will be released in 17th SEP.
This coming new album which is released after an interval of 6 years!
I am sure I hope you to listen and get this album!

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