僕、波自加彌神社の神に仕える神主犬・宗二郎です。
昨日、８月２０は僕の６歳の誕生日だったので、禰宜さん(お兄ちゃん)夫婦よりワンコのバースデーケーキをプレゼントされました～♪。
僕が生まれてしばらくたって、ブリーダーさんから送られてきた(社)日本犬保存会の血統書にも、ちゃんと本当の父と母の名前と僕の生年月日が記されています。v(^-^)v
宮司さん(お父さん)の話によると、その時、日本犬保存会の入会案内も添えられていたそうです。
日本犬保存会は、昭和３年に創立された文科省所管の歴史ある公益社団法人なのだそうです。
その登録規定によると、日本犬標準を制定し、大型・中型・小型に分類し、そのすべてが国の天然記念物に指定されているそうで、僕は天然記念物でもあるのです。σ(^_^;)
そんな天然記念物の僕ですが、さっそくバースデーケーキを食べることにしました～。
僕は甘えん坊なので、権禰宜のＩちゃん(禰宜さんのお嫁さん)に食べさせてもらいました～。
ケーキおいぴー～♪。
で、僕は、平成２４年に神社犬庁より１月１５日付けで波自加彌神社の犬禰宜に就任したのですけど…。
ワンコ(柴犬)の６歳を人間の年齢で換算するとちょうど４０歳になります。
だから、浅葱色(あさぎいろ)の袴を履いている僕ですが、そろそろ神社犬庁より「犬職身分二級」に認定してもらい、宮司さん(お父さん)みたいに紫色の袴を履きたいな～。
なお、画像は宮司さん(お父さん)の神職身分二級用の無文紫の袴です。
みなさんが神社へ行ったとき、どの神職さんが位が上なのか、すぐに見分ける方法があります。
それは、「袴の色」で見分けるのです。
神職には「階位」の他に「神職身分」というのがあります。
上から順に、特級・一級・二級上・二級・三級・四級の六等級あって、袴の色で見分けることができるのですが、まるで日本酒の等級みたいですね！。
くわしくは宮司さん(お父さん)のブログ・神主の階位と身分についてをご覧ください！。
ちょっと難しいかもしれないけど、「神職身分に関する規定」によりその区分を表記しますね。なお、先頭の色はその袴の色を表現したつもりです。
【特級】神社本庁統理（とうり）。伊勢の神宮の大宮司。表彰規定第二条第二号の表彰を受けた者。
【一級】伊勢の神宮で少宮司。表彰規定第二条第一号の表彰を受けた者。浄階を有する者で身分選考委員会選考を経た者。
【二級上】伊勢の神宮で禰宜（ねぎ）の職にある者、別表神社の宮司または権宮司の職にある者。二級神職の者の中から身分選考委員会の選考を経た者。
【二級】伊勢の神宮で禰宜の職にある者。別表神社の宮司または権宮司の職にある者。三級神職で身分選考委員会の選考を経た者。
【三級】伊勢の神宮で権禰宜（ごんねぎ）または宮掌（くじょう）の職にある者。権正階以上の階位を有する者。
【四級】その他の神職（具体的には直階の権禰宜のことです）。
画像は、宮司さん(お父さん)の「神職身分二級」の神社本庁からの身分証です。
一方、階位は、「浄・明・正・直」」の順となっております。
これは、天武天皇がお定めになられた、「明・浄・正・直・勤・務・追・進」の位階用語を用いていますが、神道の大切にする「浄（きよ）く明るく正しく直（すぐ・なお）き心」を表している呼称なのです。
●「浄階」（じょうかい）…一番上の階位で、功績のあった高齢神職が授かる名誉階位です。
●「明階」（めいかい）…神社本庁別表神社などの大きな神社の宮司・権宮司（ごんぐうじ）になるためには、この階位が必要です。
●「正階」（せいかい）…別表神社の禰宜（ねぎ＝宮司の次席）や、一般神社の宮司に必要な階位です。
●「権正階」（ごんせいかい）…この階位以上じゃないと一般神社の宮司にはなれません。
●「直階」（ちょっかい）…一般神社の禰宜に必要な基本的な階位です。
当社の宮司さん(お父さん)や禰宜さん(お兄ちゃん)や権禰宜さん(お姉ちゃん)は、３人とも明階を持っているんだけど、神社犬庁では、椀子階・犬階・戌階、権戌階・狗階となっていて、僕は犬階なのであります。
ということで、６歳になった僕ですが、人間でいえば４０歳の初老のオッサンです。(_ _。)
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