私のブログで、ちょくちょく「直会」(なおらい)という言葉が出てきますよね。


それで、「直会」とはどういう意味かを、神社オンラインネットワーク連盟 のHPから引用して説明します。


「直会」とは、神さまにお供えした、御神酒や神饌(しんせん=神への供え物)を祭典終了後にお下げして、これを祭典に関わった者たちで共にいただくことをいいます。


神さまに供えたものをいただくことは、つまり神さまの御霊(みたま)のこもったものをいただくことになるのです。 祭典の奉仕をする者は、その準備段階として、まず、酒肉の飲食その他の行為を慎み、潔斎(けっさい=沐浴して身を清める)をして心身の清浄につとめます。


したがって、この間(準備段階から祭典終了時まで)は、平常とは違った特別の状態になります。 そこで、その特別な状態を解きほぐし、平常の状態に戻すための手だてとして、祭典終了後の直会が必要となるわけです。


直会の語源は「直り合い」をつづめたものといわれていますが、この場合の「直る」とは、平常の状態に戻ることを意味すると考えられます。 このように、直会とは祭典の締めくくりとして、大切な意義を有する事柄なのです。


とあります。つまり、神社の祭典では一連の流れの中で、この直会までが神事ということになる訳です。


そうすると、愛知県北西部の、名古屋市に隣接する尾張旭市に、直会神社 というお宮があることがわかりました。


はじかみ神主のぶろぐ

白鳳5年(676)に、壬申の乱(じんしんのらん)の勝利者である、天武天皇の大嘗祭(だいじょうさい・おおにえのまつり)がおこなわれ、その【※】悠紀斎田(ゆきさいでん)がこの地(尾張国山田郡)にあったと伝えられています。


【※】大嘗祭とは、天皇が即位したあと、その年にとれたお米などを神様に供える祭りです。そのお米は、占いによって定められた田んぼで大切に作られました。田んぼは、都より東を悠紀斎田(ゆきさいでん)、西を主基斎田(すきさいでん)と区別して呼んでいました。


直会神社は、この悠紀斎田での収穫をお祝いとして神様に供えた、お酒や食べ物などをみんなでいただく直会という儀式の跡に建てられました。

はじかみ神主のぶろぐ

直会神社の祭神は、罪や穢(けが)れを祓う神直日神(かむなおびのかみ)と大直日神(おおなおびのかみ)です。


この神社にお願いすると、体の穢れ、すなわち、はれものやできものがすぐに治ると評判で、ずいぶん遠くからお参りに来る人もあります。お参りに来る人々からは、親しみを込めて「のうらいさま」「にょうらいさん」とも呼ばれています。


はじかみ神主のぶろぐ

毎年、3月と12月の第1日曜日には、直会神社の大祭がおこなわれ、植木市や露店が参道に連なり、にぎわいをみせています。また、お神楽や市指定無形民俗文化財の打ちはやしも奉納されています。


【※】大嘗祭(だいじょうさい)とは、天皇が即位後初めて行う新嘗祭(にいなめさい)の祭事で、新米を宮中の悠紀(ゆき)・主基(すき)両神殿にお供えし、天皇はじめ皇族方が食す重要な儀式です。


この米を作る田を斎田(さいでん)といい、京都を中心に東を悠紀の地方とし、西を主基の地方としてそれぞれ斎田を選定します。今上陛下即位礼・大嘗祭では、悠紀田に秋田県五城目町が、主基田に大分県玖珠町が選ばれました。これは、亀の甲羅を焼く卜定(ぼくじょう)によって決められます。

同じ尾張旭市に、尾張国山田郡の総社で、式内社の渋川神社境内に、この「悠紀斎田碑」があります。


はじかみ神主のぶろぐ

渋川神社は、平成14年5月4日午後4時30分頃、不審火によって社殿から出火し、本殿と拝殿を焼失してしまいました。拝殿は柱を残したものの、本殿は炭化した柱や梁の一部を残すだけで、ほとんど焼け落ちてしまったそうですが、平成20年に見事復興を果たしました。


はじかみ神主のぶろぐ

ということで、昨夜は京都のコテツさんから送っていただいた鮒(ふな)寿司で直会をおこないました。(※毎晩のことですが…)


はじかみ神主のぶろぐ


滋賀県の観光地に売られている鮒寿司と違って、味もハードでまいうーです♪。


鮒寿司は、琵琶湖畔の神社で神饌(しんせん)としてもお供えされますし、もちろん、祭典後の直会にも供される神聖なものでもありますからね。


はじかみ神主のぶろぐ


そういえば先月も、同じ街頭交通推進隊仲間で飲み友達のY氏よりハタハタ寿司 をおすそ分けしてもらいましたっけ。Y氏は秋田県出身で、実家のお母さんから送られてきたものなんです。


私は、基本的に馴(熟=な)れ寿司 が好きみたいです。「なれずし」のことを別名「くされずし」とも言いますが、誠に失礼な表現です。


はじかみ神主のぶろぐ


こちらも、コテツさんから戴いた京都・石野の辛子酢味噌で、ゲソとキュウリの酢みそ和えを作りました。


はじかみ神主のぶろぐ


鮒寿司はビールより、やはり日本酒に合いますよね!。


ですが、娘たちはクサイ、臭いといって、半径3メートル遠ざかっています。ばか者!。


はじかみ神主のぶろぐ


コテツさんの指示どおり、鮒寿司に付いていた発酵米を小指大に丸めて焼いてみました。


まさに、和製チーズでございみす。酒がススム~。


はじかみ神主のぶろぐ


すっかり鮒寿司を堪能しましたが、私は、新興宗教の「直会教」というのをつくって、教祖になろうかな。教義は、すべての根源は直会、つまり酒にありです。


あっ、やばい、神棚祓いへ行かなくちゃ。お・そ・ま・つ


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