俳人ホーム -27ページ目

<陽太 6月の俳句 ③>

まずお知らせ。我ら俳人ホームの同人毒草丸氏が自由律俳句集第3弾「昼寝の猫を足でつつく」という本を上梓しました。早速読ませていただきましたが、なかなかの佳作ぞろいです。私見では、どちらかと言と、自由律句は一句だけ読むより連続して読むほうがいいみたい。とにかく精力的な創作活動、慶賀の次第です。ちなみに出版社は牧歌舎です。

さて、第3週目です。別に一週間に一度でなくアバウトでいいと主幹に聞いておりましたが、丁重なご催促でひねり出しました。
先日、平城京跡に行きました。来年が遷都1300年ということで大極殿など建設中です。いままで近鉄電車の窓から見ていましたが、実際足を踏み入れたのは初めて。広い、大きい、あの時代にこんな大都市が存在していたのかと実感しました。それに朱雀大路の広さもびっくり。御堂筋が快挙というがそれより1000年以上もまえに、ビッグロードを作っていたなんて。そのあと遠足以来の薬師寺やら唐招提寺やら、一日300円のレンタサイクルで走りました。格調ある3句をどうぞ。
また、いつもの方以外の感想を待っております。

涼風や朱雀の門を駆け抜けて

笹群れの小さな石仏夏の朝

崩れゆく或る土塀に枇杷たわわ

<陽太 6月の俳句 ②>

小生、週1回神戸の方に所用があり、出かけています。阪神が難波と尼崎がつながり、なんばから電車に乗ることがあります。新しい風景を車窓から眺めながらのちょっとした旅行気分です。
大阪に居ながら、あまり西淀川区とか行かないので駅名が新鮮です。たとえば、伝法(でんぽう)福(ふく)出来島(できしま)大物(おおものではなく、だいもつ)。そんな駅名が続きます。淀川はかなり下流で渡るせいか、水流はかなり豊富です。津波が来たら沿岸はしずんでしまいそうです。



淀川を渡れば「福」あり夏の雲

友が待つ緑陰までと坂上る

日の盛り乙女の太腿白く映え

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<陽太 6月の俳句 ①>

6月の指名ということで、陽太の番です。皆様方どうかよろしくね。

先日、近所の浜寺公園を散歩しました。最近はめっきり中高年カップルが並んでウオーキングする姿が多く見られます。昔は白砂青松の海岸線があり、周りに企業や団体の「海の家」があって夏は賑わっていました。いまはバラ園になったり、公園のあちこちでバーベキュー。なぜか桜のころはカラオケが多いのに、夏はひたすら食って飲んでのスタイル。風景も変わっています。

変わるといえば、あのビッグ3の2つも討ち死に。GMですら破綻の時代。キャデラック、ビュイック、シボレーなど「サンセット77」や「ルート66」で登場のあこがれのアメ車。毎日自分がやっていることは同じ見たいやのに、周りや時代は変わるなあ。そんな感慨を込めて、{時代}をコンセプトに3句どうぞ。

「海の家」マンションとなり幾度の夏

バーべキュー匂ひのなかに過去の夢

紅き薔薇老女の眼差し細くなり

                 陽太
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今月から、陽太さんの出番。
皆さん、どしどしコメントをお寄せください。
管理人

<柳葉魚 5月の俳句 ④>

いよいよ、私の5月担当も最終週になりました。

1か月、お付き合いいただき、ありがとうございました。

新型インフレエンザ騒ぎも1ヵ月が過ぎ、やっと一段落しましたが、

出勤にはマスク着用の通達が出るなど、異常な反応も目立ちました。

どこか、ファッショの匂いさえ感じた私は異常なのでしょうか、まともなのでしょうか・・。


6月からは泉陽太さんが、担当です。陽太さん、よろしくお願いします。



 撫子が一人われ待つ空家かな


 鬱の家五月の蝿をたたきけり



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柳葉魚さん、一ヶ月間、ありがとうございました。
管理人

<柳葉魚 5月の俳句 ③>

もうすぐ、春も終わろうというのに、そういえば、まだ蝶の姿を見ていません。

都会に住んでいるからでしょうか?毎日、犬の散歩で公園を歩いているのですが・・。

蝶は朝夕には姿を見せないものなのでしょうか・・。蝶を呼ぶ花が少ないからなのでしょうか・・。

なんだか、蝶の数が減ったような気がします。

5月の俳句も3週目に入りました。

俳句を作る機会を与えていただいているありがたさの一方、少し疲れても来ています・・。

今週もよろしく。



蝶を見ず早や晩春を迎えけり



春しぐれ空手着の子のチャリ急ぐ


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<柳葉魚 5月の俳句 ②>

早、桜を忘れ、いつの間にか咲いていた公園のつつじも、咲き始めの新鮮な色を失いかけています。

5月5日は立夏でした。季節の過ぎるのは早いものですね。

季節に少し先がけて生きたいものですが、この頃は、季節についていくのに疲れます。

齢ですね・・。



躑躅咲きブーゲンビリアの紅に勝つ



義父方は白き躑躅の咲きし家


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<柳葉魚 5月の俳句 ①>

5月は柳葉魚の担当です。よろしくお願いします。

暑くなったり、寒くなったり、揺れ動いていた気候もそろそろ落ち着く5月です。

皆様、いかがお過ごしですか・・。

連休明けには、毒草丸さんがなんと11年ぶりに大阪に帰って来られます。

10年一昔といいますが、長かった東京生活お疲れ様でした。

さっそく、歓迎句会、どなたか幹事よろしくお願いします。

それと、三椒さんのお嬢様が5月に結婚されます。

おめでたいことのある5月ですね・・。



ひとり居の父を戻せし五月かな



花嫁となりし娘や聖五月


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5月、柳葉魚さんの第一回目です。
どしどし、コメントお願いします。

それと、柳葉魚さん、自分のブログでも活躍中。
ぜひ覗いて見てください。
http://yoshinori1022.jugem.jp/?eid=77

管理人

<零仁 4月の俳句 ④>

何だか久しぶりの句作でアタフタしてる間に

最終週になりました。

小生の駄句にお付き合いいただき、

皆様、ありがとうございました。

では、最終週の句。

季語の無いのもあったり、ごっちゃごっちゃですが・・。



嘘ついてごめんなさいね桜消ゆ



彼女には彼女の理由ぬるい酒



気のふれた母迎える日花曇り



真っ当な理由など無し手酌酒



キラキラの私を見てよデコ携帯


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零仁さん、一ヶ月間、ありがとうございました。
零仁ワールドを堪能させていただきました。

来月5月からは、柳葉魚さんが担当してくれます。

柳葉魚さん、よろしくお願い致します。

それでは皆さん、コメント、よろしく。

管理人

<零仁 4月の俳句 ③>

なんだか桜も散って、急に暑くなってきましたが、
まだ春モードで行きます。

今週も「なんのことやら、わからんがな」という
お叱り覚悟で・・・。
しかし、歳食ったんでしょうなぁ。
なんか自分の句が老けてきた気がします(笑)。

今週は2句。
2句だけに煮るなり焼くなりご自由にしてくだされ。





バカボンのパパが笑って春ですね





夜桜のポツンと立つやボブ・ディラン



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<零仁 4月の俳句 ②>

えー、零仁 第2週目でございます。
今週も宜しくお願いします。

季語辞典をみてると、
そんなの俳句でしか使わんわな、と思いながらも
なかなかに面白い季語がありますよね。
「猫の恋」とか「山笑ふ」とか・・・
そんな中で気になったのを使ってみました。



亀鳴くや とろけるプリン 崩れるか


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