雲一つない青空みたいなバカ | 三菱ジープの断酒日記

三菱ジープの断酒日記

千葉県柏市在住、2021年7月3日になれば70歳です。中国在住の日本語教師だったのは昔。他のアルバイトも昔。騒々しい人生で家族に心配と迷惑を掛けてきましたが、やっと落ち着き……と思うと、また新しい「迷惑」が……。

 

 某国会議員の「ハゲーちがーだろ」発言が録音されてたという話を聞いて大笑いしたとブログに書いたら、けなげに闘病されてた2児の母上様(たぶん歌舞伎役者の奥さん?)が34歳でお亡くなりになりました。不謹慎でありました。本日のボウフラは笑ってはおりません。反省のために朝一でプールへ行き、ほぼノンストップで1km泳いで参りました。「ほぼ」というのは、ボウフラは水泳初心者なのでターンのたびにちょこっととまるからであります。ちなみにメニューは、最初に平泳ぎで300m、次に背泳で300m、クロールで200m、最後にこの3つをごちゃ混ぜにして200mであります。滝川サンテというジム内のプールなんですけど、ここの会員さんたちはものすごく礼儀正しい。会員と受付さん(若い女性)、会員同士、どこですれ違っても本当に気持ちよく挨拶を交わす。もともとボウフラの奥さんが会員で私を誘ってくれたのだけど、今じゃ奥さんよりボウフラの方が行く頻度が高いし距離も長い。

 泳いでいると、よく隣のレーンから声がかかる。

 「脚がちょっと開いてるみたいですよ。もう少しコンパクトに打たれたらどうかしら」

 「背泳ぎの時の腕が、もったいない。水が体側に逃げちゃってるから」

 コーチしてくれるのであります。なぜか声を掛けてフォームを修正して下さる方はみんな女性。男の会員さんはどうやら「あんたの泳ぎは・・・」みたいなことは言わないようだ。ボウフラ自身、口が裂けても他人のフォームに意見はしない。だいいち初心者だ。

 1キロしか泳がないと決めているのは、それ以上やると「運動」になっちゃうからです。散歩のつもりでやるのが良いと思う。

 8月に東京に転居したらここで泳ごうと決めているのは荒川遊園の敷地内にある区民プール。1500円で、2時間という制約がついている。適当だと思うのであります。1キロ泳ぐのにだいたい45分だから。

 国会議員の話題に戻せば。

 「女性議員だからニュースになったが男性議員ならあのぐらいのことはしょっちゅう」と、豊田さんを擁護した自民党議員さんがいたようですねぇ。しょっちゅう? ということは、運転中の秘書を殴る、家族の生命を話題にして脅迫する、肉体のことをとりあげて侮辱する(ボウフラは自分のハゲに自信を持っているが)、みんな「しょっちゅう」のことなの?

 ううむ、議員というのはそこまでバカなのか。

 それ、甘えですよ。秘書だってちゃんと人権を持っている。殴られたら告訴するだろうしそのために証拠として録音機を持つ、それは普通のことだ。ボウフラが議員の秘書になったら(ならないけど)、給料日に議員が床に給料袋を投げたら拾ったりしないで「バカにすんじゃネェ」といって帰ってくる。議員には秘書に対する、あるいは世間に対する、甘えがある。「こいつはそんなことしないはずだ」という「甘え」だ。オレ議員、お前秘書、という関係性への狂った信頼、それをボウフラは「甘え」と呼んでいる。それが男性議員の方に強いとしたら、そんな子どもを選ぶ有権者ってどうなのよ。

 甘えじゃないバカもいる。こっちの方が罪が深いかもしれない。

 最近、札幌の市議会議長が替わったが、この議会じゃ、議長が退任するたび、肖像画を議場に残す。

 ばっかじゃないの? とボウフラは思う。いや、バカだから議員をやるのか。その議長だからもう相当なバカだ(て、納得してどうする)。肖像画はどの絵描きが担当するかで値段も変わるが、50万から350万の間らしい。バカがなんというかもう、突き抜けている。雲一つ無い青空みたいなバカだ。それは市民の税金なのだからやめたほうが良い慣習じゃないか、とまともなこと(というか当たり前のこと)を言う議員もいたらしい。提案を引っ込めさせる論議に参加した某議員の発言。

 「肖像画を残さないと議会としての権威が保てない」。

 ううむ、肖像画があるという「権威」によって、議会は政治をしているのか。つまり、本来の意味の「権威」は「無い」わけだ。権威が無いと、正直に認めているのはいい。だが、感覚が大名行列の江戸時代のままだ。

 でも……ボウフラも口がすべりました。政治家ってのはおしなべてバカだと言いながら面白がってそのことばかり書いているのだからボウフラもこりゃ死ぬまで蚊の幼虫のままだね。海より深く反省。

 明日も10時から1キロ泳ぎます~。