このところ連日で夕方以降になると雷をともなう雨が降り出しています。子どもの頃から両親 には、
「雷サンがしょっちゅう鳴るようになったら梅雨が明ける印だよ」と教わりましたが、もうそろ 梅雨明けも
近いのでしょうか。各地でしょっちゅう雷雨警報も出ていますが、大丈夫かなあ・・・?
【画像引用: 引き出物しょっぷ 様】
こんにちは、本日の季語は「送り梅雨」(おくりづゆ)・・・夏の季語で「梅雨」のサブ的な季語に
なります。7月も半ば過ぎなのに、当地では未だに梅雨が明けてはいません。この送り梅雨とは
梅雨明け頃に降る強い雨(雷雨になることも)のことです。
他には「送梅雨」(そうばいう)、「送り梅雨」(おくりばいう)、また「返り梅雨」「戻り梅雨」とも。
もう日本列島の梅雨明けは近いと思うのですが、この”送り”の意味は”早く梅雨を見送りたい” ”早く
梅雨が明けて欲しい”という願いも込められていると思いますね。傘を持って出かけるのもウンザリ!
また、「返り梅雨」「戻り梅雨」は、好天が続きてっきり梅雨が明けたかと思っていたらまた雨が
降り出したー、ということやその降り出した雨のことを意味する場合も・・・。
ちなみに、梅雨の始まりの頃は「走り梅雨」または「梅雨の走り」と呼びますが、この場合の 「走り」の
意味はランニングではなくてw 初物とか先駆けのように(野菜や果物・魚)などの出回り期の最初に
出るものや、物事のはじめとなるものを意味します。
【画像引用: キッチングッズ Bell 様】
今日の句は、まあ読んだ通りの意味ですけれども・・・。
「送り梅雨」というかなり強い明確な季語を使っているので、一目でコレが季語!と分かるのですが
問題は「ガラス器」なんですよねー。
だって、「びいどろ」や「ギヤマン」が夏の季語になるのでね。 ただ、ガラス器だとギヤマンや切子
のようなカットグラスではなく、広い意味でのガラスの器全般というか ガラス製品全般をイメージ
させる要素もあるので、まあ、いいかな、と・・・。
もしくは、「送り梅雨」が主季語で、やや印象の弱いガラス器が副季語として捉えられてもOK
ですしね。ちなみに「ガラス」は季語ではありません。
明後日かその次くらいにアップ予定ですが、またまた”本日のおまけ”で都知事選がらみの記事に
する予定です。某東京都・都連のことなのですが、ナニ編にしようかと迷っているところ・・・。
【↑コレは東京都々議会のことではありませんよ?歌川国芳の「百物語化物屋敷の図」デス。】
そうねえ、魑魅魍魎編か伏魔殿編 か、もしくは妖怪変化編 がピッタリではないかとw
あっ、化け物屋敷編なんかも良いかもしれませんね。いかにも夏らしくて(爆笑)
それでは、今日はこの辺で・・・またね。