岩手県の瓦礫視察 | セシウム反対・母の会のブログ

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秋田県北「セシウムを含む焼却灰受け入れに反対する母の会」を立ち上げました。
地球人としてママとして、出来るだけのことを。

今日の新聞に

岩手県沿岸北部のがれき 「安全性を確認」 とありましたね。


県が視察した同日、数時間前に母の会でも見学してきました。



車で約3時間、方向オンチの私がナビを無視してグルグル回ってやっとたどり着いた海辺


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内陸に住んでいる私たちにとって海を一望するのは非日常。単純に美しいなぁ~と。

もうだいぶ整理されていて、痛々しいような光景を目にする事はありませんでしたが、

9ヶ月前ここでも亡くなった方がいたり、何百という家が壊れたと聞いて、胸が痛くなりました。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り致します。



洋野町、久慈市、野田町の、がれき仮置き場6ヶ所を見てきました。

洋野町の海岸

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ここは海のすぐそばの仮置き場

インスペクターを持っていっていたので早速計測 写真は「0.491」

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鹿角の自宅が「0.06~0.14」くらいの数値をいったりきたりする感じなので、車を降りて側溝

のあたりで既に「0.2」を越えていたので高いな~と思ってがれきに近づいたら最高「0.6」まで

上がりました。インスペクターはα、β、γ線を拾うので、県で計測に使っているγ線だけの測定器より、 
倍以上高い数値がでるようなんですが、高すぎだろ!!と。

色んな所を今まで計りましたが、過去最高の数値にビビリました。


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近くにいた漁師のおっちゃんに話を聞きました。

「ここいらにある船はほとんど震災後、国の補助金で買ったやつだ~。津波のとき、沖に沖に逃げて助 
かった船もあったよ~。でも今、魚はちょっとだけしか取れないんだよ」

「あの瓦礫があるからって、生活に支障はないけど、今、秋田でもってぐってよ~」

わわわわ、おっちゃん!まだ決まっとらんよ!!

おっちゃん、海岸沿いのがれき、線量高いよ!!と喉まで言いかけたけど、言えなかった。

人の良さそうな、今まで海に生かされ海に感謝しながら生きてきた漁師さん達。

この測定器、壊れて狂っているといいのに。と思いました。

私の父は盛岡、母は宮古、私自身も岩手県で産まれました。

母方の親戚も海と共に生きてきた人たちばかりです。

この人達からまだ何か奪おうというのか!と放射能を憎く思いました。

岩手のゆったりしたなまりが懐かしくて。祖母に会いたくなりました。

明日は久慈市と野田町での視察をアップします。