包丁研ぎからはじめましょう! | 羽黒神社宮司のブログ

包丁研ぎからはじめましょう!

神社には欠かせない、注連縄(しめなわ)や玉串に取り付けられている紙垂(しで)は、お祭りの都度、神主が切りそろえて(「断つ」ですけどね)作っているのですが、

紙垂を断つときに使う、この断ち包丁(たちぼうちょう)を、時々砥石で研がなければなりません。


だいたい、シーズンごとのお祭りの度で、年に数回ですが、今、小学校の相撲大会用の御幣を作っていて、

これが、特殊な金紙を使っているせいか、すぐに切れ味が悪くなりますので、このシーズンも数回研ぎます。

市販のカッターを使っている神職さんも多いですけどね、どうも私はこの断ち包丁の方が使いやすいので、30年、ずっと使っております。

いい感じになりました♪



悔やまれるのは、神主修業時代に全生徒必須で購入した、名前入りの断ち包丁を、卒業時にうっかり寮に置いてきてしまったのでした・・・(ノ_-。)

誰か後輩が使っていてくれればうれしいが・・・たぶん、処分されているでしょうな~・・・「仕事道具を置いていくなんて、不真面目な先輩やっ!」とか言われながら・・・(T▽T;)


さ!

劇的に切れ味がよくなります♪


この瞬間、毎回、うお~っ♪って、嬉しくなります♪

もっと頻繁に研げばいいんでしょうけど・・・(;^_^A



半分くらい出来ましたかね~




境内の椿や榊の新芽もかなり落ち着きましたが、



この時期は、ツバキとカシの木の葉が毎日落ちますので、先般、はしごをかけて、枝を大量に落としましたので、少しはラクでございます♪





それでも、ほぼ毎日この状態・・・



だいたい、多くの神主は、断ち包丁よりも、箒かノコギリを持っている時間の方が多いわけでございます・・・(そうでもない?)



さ!土曜日の21日は、猿舞座の本仕込み猿まわし羽黒神社公演でございます!


新緑のキモチイイ境内で、元気なお猿さんをごらんくださいo(^-^)o