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20日から今日まで

羽黒神社の例祭の翌日、9月20日は正院町の北東の集落、平床地区の秋祭りでしたが、


20戸弱だった氏子は、地震以降、みんな避難してしまっていて、自宅に残ったわずか3戸の氏子さんはこの日どうしても都合が悪く、
しかたなく、私一人で奉仕いたしました。
(帰省中の姉撮影)

来月、仮設避難の方にも集まっていただき、月遅れで秋祭りを齋行の予定で、その旨も、平床神社の大神様にお伝え申しあげました。

そして、翌日が熊谷稲荷神社の秋祭りでしたが、
あの大災害を引き起こした大雨と水害で、神社に行くことすら出来ず、
以降、昨日の記事の通りです。
しかし、翌日、熊谷地区の区長さんから連絡があり、
倒壊した神社には危険で近寄れないので、集落の集会場を開けてくださるとのことで、
こちらで、極々簡素に秋祭りを齋行し、稲荷神社を遥拝。
聞けば、少ないながら、氏子さんがたが、区長さん宅に初穂料を預けて行かれたそうで、
秋祭りの祝詞に引き続き、氏子さんがたのご祈祷を奉仕いたしました。

帰り道、
熊谷と正院の境を流れる金川は、まだこんなに水位が高く、赤茶けて、危険な状態です。

で、
今日は正院町の山手の、岡田地区鎮座、火宮神社の秋祭り。

岡田川が氾濫し、氏子地内に床上浸水の被害が出ていたようです。
神社前は通行止め。

「宮司さん、アレ、◯◯さんとこの冷蔵庫や」

えええっΣ(Д゚;/)/

(続きはのちほど)








稲荷神社の惨状


昨日の大雨で、本殿に向かって右側の崖が崩落し、拝殿を押し潰してしまいました。

珠洲市熊谷町鎮座、稲荷神社は、昨日の9月21日が例祭日で、ちょうど大雨の当日。

もちろん神輿渡御はできませんが、昨夜からの長雨で、はたして、午後からのお祭りに、神社まで行けるんか?
と、思案していたところ、

区長さんから電話があり、
「宮司さん、祭り、ムリやわ」
あ、やっぱりこの雨じゃムリですか・・・

「いや、そうじゃなくて、」
「倒壊しました。土砂崩れで!」

え?

報道のとおり、昨日は市内のそこらじゅうで道路は灌水、ひどいところは床上浸水で、
さらに、そこかしこで道路の崩落があり、とても車は出せず、今日まで仮設住宅で缶詰め状態で、

今朝になってようやく雨は弱まり、女房と見に行きましたか、

入り口で、すでに絶望感しかありません。

神明造の大屋根は無惨に崩れ落ち、

10数年前に葺き替えた、美しかった瓦は棟ごと落ち、
更に数年後に作り直した堅魚木は、バラバラになっていました。


本殿はなんとか建ってはいますが、近くへ行けないので、どうなっているかわかりません。

数年前には拝殿の畳20数畳も張り替えてもらい、殿内には多くの寄進された神具があり、
少しずつ少しずつ整備してきたお宮さんだけに、

残念でなりません。

さらに、神輿庫も歪んでいて、中のお神輿も、どうなっているか不明です。


熊谷町は正院町のすぐとなりで、
元日の地震では氏子区域も甚大な被害があり、
50戸近かった氏子世帯は、半分以下の戸数になっていて、

今後、どうしていいか全くわかりません。


土砂崩れで兼務社が倒壊

現在、珠洲市全世帯に避難指示が出ておりますが、避難所(小学校)敷地内の仮設住宅におりますので、今のところ様子見です。


本来なら今日は宮司を兼務している熊谷町稲荷神社の秋祭りで、道路が冠水して動けない状態なので、どうしようか思案していたところ、


区長さんから電話があり、

「神社が土砂崩れで倒壊した」

との連絡がありました。


付近の道路は冠水して、動けない状態で、とても様子を見に行けない状況です。

聞けば、神社付近の自宅避難の氏子さんらは、下水が逆流して、トイレが使えないそうです。


午前中、羽黒神社へ行きましたが、

この時点ではまだ車が入りましたが、
すでに道路は冠水。

危険と判断し、すぐに帰りましたが、
水圧で車が重いです。

帰宅してからの、羽黒神社の付近の方からの情報によると、
私が行ってから2時間後、道路は30センチ以上冠水し、とても車は通れないとのことでした。

立ち往生の一歩手前でした。

まだしばらく警戒が必要です。




(仮設住宅から)

被害が拡大しませんように祈ります。





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