須麻比(すまひ)の庭 | 羽黒神社宮司のブログ

須麻比(すまひ)の庭

本日は早朝のお一日参りを羽黒神社と片姫神社の二か所ご奉仕した後、お隣り町の神道の年祭(みたま祭り)の助勤奉仕に行っておりました。

羽黒神社の境内にはサツキの花が一輪だけ咲いておりましたが、あまりの暑さでヘナヘナになっております(;^_^A



そんな真夏みたいな暑さの今日の日曜日は、地元の小学校で創立記念相撲大会が開催されております。

そういうことで、前日の夕方には小学校の土俵に於きまして、相撲連盟主催で土俵祭りをご奉仕いたしました。


もちろん次女も一緒に奉仕しておりますが、この暑さでバテバテでございます(^o^;)
 

この土俵は、相撲連盟をはじめ、PTAや先生方が早朝に集まって毎日こつこつと整備したものです。



天井には土俵祭りを終えた後に相撲の神々をお招きするための八幡幣(梵天)が吊るされています。



この八幡幣をはじめ、この日のために毎日こせこせと作っておりました御幣は祭場に並べられ、お祓いいたし、勝者の児童に授けられます。



奥能登の小学校では生徒数が減少し、立派な相撲場がありながら相撲大会をやめてしまった学校も多いです。

そんな中で、ご多分に漏れずここ10年で生徒数が半分以下に減ってしまった我が小学校ですが、今年もこうして賑々しく執り行われることはうれしい限りであるとともに、ご尽力くださっている関係各位には頭が下がります。
 
四隅の塩祓いをして、玉串奉奠です。


生徒代表も参拝いたします。

こういうことは大事ですよね。

子供たちにも、相撲は単なる格闘技ではなく、「神事」であるということをご理解いただきたいです(^~^)

記事タイトルの「須麻比の庭」とは、相撲(すまひ)の万葉仮名で、土俵の古語であります。

下手な字で申し訳ありませんが、土俵祭りの祝詞(のりと)でございます。

土俵祭りが終わったら、正院町力士の碑が集めてある場所へ移動して、物故力士の慰霊祭を齋行いたします。



正院をはじめ、能登全般は昔から相撲が盛んなところで、四股名をもつ力士も多く、そういう方々の碑を町の境に建て、その剛力にあやかって町に災禍が入ってこないように祈ったもので、ここにある碑はそれらを一か所に集めたものです。

相撲連盟が建立した、四股名の看板。

「羽黒山」「白山」といった、羽黒神社にあやかった四股名が見えます。

この時間になると、もう次女はまともに立っていられないくらいのバテバテになっております(^o^;)

 

まあなんとか無事ご奉仕を終えまして、
 

本日のおついたちに備えて拝殿の雑巾がけをしてから、夕方から相撲連盟の面々とともに呑んでおりまして、


そういうわけで更新が遅くなってしまいました(^^ゞ


それで、私が助勤に行っている間、家内は相撲大会を見に行ったようなのですが、
 
想像どおり、次女は「アッ」というまの負けこしだったそうです(;´▽`A``

みんな日焼けでまっかっかですね・・・

(前日の猿まわしから連続ですからね~)