この敗戦は自分にとって
「柔術観」を良く変えてくれました。


相手は憧れでもあるメンデス兄弟のAOJに
所属している選手で
この日もセコンドにはギィ・メンデスが
ついていました。


負けはしましたが良い試合だったと
声を掛けてくれて
少しお話をさせて貰いました。

その中で
「勝負は最初の20秒で決まる」
「ダブルガードになったら迷わず立て」
「ガードで粘って最後に立って勝とうとした時点で負けている。
もしそれが可能な相手なら
それは最初の1分以内で極められる相手だ。」
といった内容の話をしてくれました。

拙い僕の英語力で聞き取れたのはその程度でした。


試合中に相手のベースがあまりにも強くて
ガードで膠着して最後にポイントで勝たないと厳しいかな…
と頭ではアカンと思いながら
そんな考えがよぎっていたのを見透かされたようでした。

まさに自分の試合で相手がそれを実践した結果
僕が負けてギィ先生の言うとおりになっているだけに
説得力が違いました。

その後にAOJに出稽古に行かせて貰った先で
お話した先生も
同じことを言われていました。

さらには練習方法でも
「自分がしんどい相手としかスパーリングしないように」
「水を飲まずにぶっ続けでやっている状態でも勝てる様にしておく
ための(根性)を鍛える練習を毎日やっている」
といった事を言っていました。

そんなレベルの世界を垣間見れただけでも
凄い事ですし
そんな練習をしている選手とやりあえただけでも
嬉しかったですが、それでは思い出話になるので
今度は勝ちたいと思います。



自分なりに一年、
試行錯誤して辿り着いた考え方と
ギィ・メンデスという偉大すぎる選手の
考える試合での心構えが同じ方向という事を
ポジティブに捉えて自分の進んでいる方向は
間違っていないと信じて突き進もうと
思います。

まだまだ柔術の道は始まったところです。

この一年は決めた事を考えて工夫しながら
実践してやり続けた事が
結果として少しは伴ったかなと思っています。


さらに、この精度を上げて
さらなる高みを目指そうと思います。


BELIEVE AND ACHIEVE!!