食いしん坊の家庭菜園は在来種野菜がおすすめ | 健康を増進する野菜づくりでのびのび生活・浜松市の種苗業・畑懐

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苗作りから始まった種屋の三代目、健康菜園向き在来種固定種野菜種子、野菜苗、培養土(用土)土づくり肥料など生産販売している。光郷城 畑懐 ㈲浜名農園

こんにちは、中村です。

健康増進のための家庭菜園を研究しています。

在来種(固定種)の野菜って聞いたことあります。

50年くらい前までは普通に食べられていた野菜たち、実は今スーパーで売っている野菜と大きく違うのです。

今スーパーで売られている野菜は交配種(=F1種)といって違う親どうしが結婚して生まれた子供です。

交配種の長所は
・芽の出るスピードや生育のスピード、収穫時期ががそろう
・野菜のサイズがある程度一定で収穫量が多い
・作りやすい(病気に強い)
・見た目がきれい
・販売しやすい

交配種の短所は
・味が昔の品種と比べると劣る
・種採りをしても親と同じ物ができない

在来種(固定種)の長所は
・とにかく味が抜群に美味しい
・種採りすると親と同じ物ができるのでオリジナルの野菜を作れる
・収穫時期がずれるので家庭菜園にはもってこい

在来種(固定種)の短所は
・作りにくところがある
・比べると病気に弱い
・野菜のサイズや生育スピードがそろわない、収穫量が少ない


昔の在来種野菜と今の交配種野菜の違いで大きいなと思うのが、皮や果肉の硬さです。最近の品種は、見た目重視なのでとにかくツルツルピカピカ、店頭に並んでいても日持ちするように見えます。

それに比べると在来種野菜は皮や果肉が柔らかくすぐに表面がシワシワになります。

よく冷蔵庫に忘れたキュウリを見つけ「なんだ元気じゃん」と切ると中が水分なくスカスカという経験されている方多いと思います。表面はあんなにフレッシュそうに見えたのに、、、、

それに比べ昔のキュウリは表面が早くシワシワになりますが、中は水分が十分ありジューシーなのです。

サイズが揃って箱に入れやすい、スーパーでの日持ちがいいなど売る側の都合が今の野菜。

今スーパーで売られている小松菜などは、チンゲンサイと結婚して産まれた通称「チンコマ」

小松菜の栽培で一番大変なのが枯れ葉を採ったり束ねたり袋に入れたりと収穫後の仕事です。茎が太くて固く折れにくい小松菜が好まれます。チンゲンサイの茎、太く厚いですよね。

また、同じ畑の面積で小松菜が100株収穫できるより150株収穫出来たほうが効率的です。ですから、直立にピン!と整列している方が都合が良く、そのため茎が上に立っているチンゲンサイと結婚させたわけです。

小松菜はカブの仲間です。カブは香りが心情。同じ土で育った同じ条件の小松菜を食べ比べるとその差は歴然、お店でプランターに生えている小松菜をつまんでもらって食べ比べをお願いすると、9割の方が在来種小松菜がうまい!とおっしゃいます。

プロ向きの品種が交配種で家庭菜園向きの品種が在来種ともいえます。

在来種野菜を広めることをもう、18年くらいやっています。


昨日も家庭菜園歴10年のお客様が、「今まで普通に売られれいる種(交配種)を作っていたけど、昔のキュウリを食べたらあまりにも味がいいので今年は在来種を増やす」とご来店頂きました。

こんあ声もあります。「収穫量の多いナスと、味のよい昔のナス両方作ってます、味がいいので在来種ははずせない」

みなさん、在来種野菜をつくってみたくなりました~?

在来種野菜の栽培を成功するための条件3つ
・良い種を選ぶ
・良い土で育てる
・まき時期を守る

そのうちの良い種ですが、最近こんなお客様が数名おられました。
「昔から家庭菜園を楽しんでいるが、在来種の野菜が良いらしい話を聞いて作ったけどうまく育たない、でもお宅からの種はよく出来た」と。

お客様にその理由を説明しました
在来種は系統(血筋)が大切なのです。例えば馬のサラブレット、あれは同じ品種です、しかし足の速さは全く違います、うちの在来種はとにかく良い系統を守っています。プロの方も使ってくれています。採算的に使えるくらいに品質が良い証拠です」と、

今、3月色々な野菜が蒔き時期を迎えています。カブや小松菜、水菜、などアブラナ科の野菜は、3月中に蒔けば、青虫くんの出てくる5月中旬までには収穫が終わります。ぜひ種をまいてくださいね。

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