体に働きかけることで
トラウマや緊張を解き放つ
「トラウマ解放エクササイズ(TRE)」の
ワークショップに参加してきました。


TREは


Tension & trauma

Releasing

Exercise


「緊張とトラウマ解放エクササイズ」の
英語の頭文字を取ったもの。


過度なストレス、
事故や災害などによるPTSDにも
大きな成果をあげているということで、
世界中で活用されているそうです。


震災後は
被災地で継続的に
無料のワークショップが行われていて、
昨日はそのひとつに参加してきました。


TREを日本に紹介し、
各地で
勢力的にワークショップを開いている
ナナさんとJoeさんご夫妻の指導で
「大腰筋」と呼ばれる
インナーマッスルをほぐす
エクササイズをし、
その後に起きてくる自然な体の動きで
たまった緊張を解放するという内容です。



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簡単なエクササイズのあと横になり、
両足のかがとを合わせて
足を開くかっこうから
少しずつ膝を立てていくと
自動的に体に振動が起きてきて、
「大腰筋」にたまった
緊張の解放が始まります。



「大腰筋」というのは
人間や動物が
本能的に危機を感じたときに
キュッと縮む働きがあり、
身を守るときに
とっさに体を縮めるのは
そのためだそうです。


サバイバルに関わる
重要な筋肉なのですね。


ここをほぐすことで
体にたまった緊張を
解き放つことができる
というのは、
なるほどと思いました。



緊張を解放すると
勝手に体が振動するって
いったいどんな感じなのかな~
と思って
少しの間待っていたら、
来ました来ました!


足の付け根のところが
上下に細かくパタパタしたり、
ふくらはぎから
腿の裏にかけての筋肉が
大きくブルブルしたり、
体全体が
タコみたいにグニャグニャしたり。


2日間で
4回のセッションを受けたのですが、
毎回動きが違うのです。


ひとりでに動くのが面白くて、
何度も上半身を起こして
自分の体が動く様子を
観察してしまいました(笑)



いちばん面白かったのは、
立て膝をした足が
左右にバタンバタンと倒れたとき。


はじめは交互に倒れていたのが、
やがて
右側だけに倒れるようになったのです。


なんだこりゃー?!
と思って聞いてみたら、
バランスを取るために
体が必要な動きをしているだけなので
全く問題ないとのこと。


そうこうしているうちに
今度は
左側にだけ倒れ始めたのには
さらに驚きました!


まさにバランス、
体はその人に必要なことを
ちゃんとわかっているんですね。


ナナさんとJoeさんが繰り返し

「体におまかせして、信頼してください」

とおっしゃっていたワケがわかりました。



=②に続く=




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