電通提携の6年間 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

電通提携の6年間

今日3月末をもって両社協議の上、ほぼ体制の再構築を終えた。
2008年4月から始まった電通協業は丸6年を経て、一つの区切りを迎える。
色んな思いが駆け巡るが、まずは一段落ついた。

先日電通へ出向したり、協業に関わったメンバーを集めた「お疲れ様感謝祭」を開催した。



彼らの声を聞くと、一様に電通で色んな学びがあり、
お世話になった電通の諸先輩に大いに感謝している声が圧倒的で、
そんな貴重な機会、学びを下さった電通の社員の方々にこの場を借りて御礼を申し上げたい。

私自身も今回の提携で電通の強みを感じる場面に何度も遭遇した。
日本一の広告代理店というものを色々勉強させて頂いた。
中でもヒトのつながり、上下のつながりを重要視する社風の強さは電通の文化であり、大きな強みでもあると感じたが、業務以外でも出向社員は指導頂いたようだ。

また、提携当初の目的であった「大手広告主にネット広告を使って頂く」は大いに達成できた。
当初、日本の広告費の4割を拠出するとも言われる日本を代表する大手200社の広告予算は、ほぼ100%ネット以外であった。

まだ、現時点でも全体の広告予算の内、ネット広告予算は10%前後と、米国に比べると圧倒的に低いが(米国は約25%)、それでも全ての企業がネット広告の必要性、重要性に気付き、かつてのようにネット広告の必要性を伝道師のように語らねばならないフェーズは終わった。

今後はマーケティングの中核になりつつあるネット広告を、より戦略的に活用頂けるよう、常に最適な手法の提案等を継続して提供し続けていきたい。
1つのフェーズが終わり、気持ちを新たに新しいフェーズに邁進したい。

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