果てなき忍耐の末に成功がある | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

果てなき忍耐の末に成功がある

スティーブジョブズが世界一の時価総額企業にまで上り詰めるまでに、様々な忍耐、困難を乗り越えた事は有名であるが、アマゾンのジェフベゾスの伝記を読むと、非常に似た人物に見える。
一見、今はアップル、グーグル、アマゾン、フェイスブックがネット業界の4巨人プラットフォーマーと言われているが、7年にも及ぶ長いトンネルの過去は忍耐の連続である。
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長く赤字が続き、証券アナリストの大半から何度も将来性に疑問が投げかけられる。
株価はその都度大きく下げ、社内を不安に陥れる。
社員が保有するストックオプションは紙くずと化し、士気は低下。
大量の離職。

調達資金の大半をM&Aに投じるが、業績に目に見えて貢献しない。
多角化、新規事業の大半が失敗。
それでもその中の1つが当たることで、挽回。

顧客優先主義を貫き、価格を下げ、配送料も撤廃し、品揃えを充実させ続ける。
中古品流通まで手掛ける。
しかし、これらは収益性の短期的悪化を招く矛盾との戦い。

既存小売店大手や時価総額大手企業からのたび重なる買収提案や脅し。
逆に力を付けてからの既存大手とのプレッシャーの掛け合い。
税金をめぐる州との戦い。

これらの試行錯誤、様々な社内外との戦い、忍耐に耐え、今がある。
一つ一つが勇気をくれるし、都度決断した事を見るととても参考になる。

信じるものは信念だけ。
しかし、信念さえ揺らがなければ、必ず結果は付いてくる。
それは自分自身がよく分かっている。

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