ビジネスマンは35歳で一度死ぬ!~自己投資のススメ | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

ビジネスマンは35歳で一度死ぬ!~自己投資のススメ

20年間の経営者経験から得たものを一冊の書籍として発刊した。

次代を担う若者達に「自己投資」して力を付け、活躍し、幸せになって欲しい。一人一人が力を付ければ、日本も大いに繁栄するだろうとの願いを込めて書いた(勿論、自身もそれ以上に頑張る。笑)。自身の経験から言っても、「自己投資」ほど確実なリターンをもたらすものは無かった。本音で書いた本なので、是非ご一読頂けたら幸いです。

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ビジネスマンは35歳で一度死ぬ [単行本(ソフトカバー)]
鉢嶺 登
経済界
2013-10-25

この「ビジネスマンは35歳で一度死ぬ!」という表題にしたのは、大手人材ハンティング会社の方が「35歳が転職市場の定年です」と言われたのが非常に印象的であった事に起因する。

実際、私は採用する側だが、35歳未満の人材は「チャレンジ採用」的に果敢に採用できる。しかし、35歳を超える人材の採用には急に慎重になる自分がいる。年収が高くなることもあるし、若い人の方が可能性があり、教えやすいなど様々な点で35歳が確かに大きな境目である。

35歳を超えて採用する人材は、通常は相応のマネジメント人材か専門職人材など、その道で一定のスキルと実績を持ち、ある程度の規模の組織なり、仕事を任せられる人材、収益貢献をイメージできる人材という事になる。つまり、35歳を超えて給与を上げての転職をするには、それまでに自己投資し続け、今もし続けている人でなければ到底無理である。転職に限らず、今在籍する会社で活躍し続けるにも同様である。


私は1991年世はバブルの絶頂期に社会人になった。当時は終身雇用、年功序列が一般的な頃だったので、「就職=ゴール」であった。就職さえできれば定年まで一生雇用してもらえ、毎年定期昇給があり、年を経る度に出世していく、そんな時代の最後であった。「就職=ゴール」と思い込んでいた人は、その後大変な目に合う。

91年以降、経済はほぼ右肩下がり。大企業や大手銀行が次々倒産し、当時11行あった都銀は3行にまでなる。のほほんと10年過ごした人と自己投資し続けた人では圧倒的な差が生れるのは必然。

自己投資して力をつけると仕事は楽しくなる。どんどん世界は拡がる。仕事の幅も、人脈も、地理的にもどんどん拡がり、次々とワクワクする好奇心が芽生える。経済力もついてくる。結果、プライベートでもやりたい事ができるようになる。プラスのスパイラルが回転する。自己投資することが自然となり、楽しみにもなる。

つまりは人生が豊かになるのだ。会社等に依存し過ぎず自由を常に自分の手に持てる。
しかも、一人一人が自己投資し、力をつければ当然社会全体の水準も向上する。その結果、次代の日本が繁栄する確率は格段に高まっていく。自己投資は自分の幸せだけでなく、社会全体の幸せにもつながるのだ。

21世紀は特に「ITスキル×語学力×知識専門力(経営、技術、マーケティング、クリエイティブ、オペレーション等)×実践専門力」の4つが重要となる時代。ITスキルと語学力はベーススキルというべきもので、どんな職業でもこの2つは必須となる。圧倒的な差別化になるのは専門力。しかも知識⇔実践を交互に繰り返す事が重要。書籍ではこの辺を語っている。

オプトでは日頃の仕事を通じてITスキルと実践専門力は磨くことができる。ただ、語学力と知識専門力は研修サポートはできても、結局は独学せざるを得ない。今後は時短社会になっていく。これにより生まれた時間を有効活用して、「自己投資」を続けて欲しいと心から願う。