起業はノーリスク、ハイリターン | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

起業はノーリスク、ハイリターン

世の中には原理原則というものがあるが、「ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン」というのがまさにそれである。ローリスクなのにハイリターンでは不公平であるし、ハイリスクなのにローリターンでも通常は誰も参加しない。

しかし、稀にそうなる時がある。

例えば、今の日本は「起業」がノーリスクハイリターンという天国にあると私は思う。通常ベンチャーはいつ成功するか分からないし、成功確率も極めて低い。万が一倒産すると財産は全て没収、成功すれば億万長者という、ハイリスクハイリターンと思われている。

実際、私も起業後無給や低年収時期を経験しているし、幾度となく給与は遅配したり、会社も倒産危機に陥った事がある。また、周囲でベンチャーは何社も倒産し、自己破産した知人も大勢いる。しかし、彼らは一時様々なダメージを負うが、皆一様に元気に生活し、大半が再び起業している。そう、日本では倒産しても生活できない事などないのである。

年収が一時無給になったところで生涯所得と比べれば誤差である。

私が起業で悩んだ時は、このまま10年間働くのが良いか、起業した方が良いか、「資産、人脈、ノウハウ、経験」という4つの指標で比較した。答えは誰が考えても明確。資産はどちらに転ぶか分からない。しかし、人脈、ノウハウ、経験は起業した方が確実に糧になる。特に若いうちは尚更だ。

自分への投資ほど確実なリターンをもたらす投資商品は無い。

昔と違って資本金も不要。大した初期投資もかからない。国から助成金も出、失敗してもほとんどリスクらしいリスクは無し。そして確実に貴重な経験、ノウハウ、人脈が得られ、確率は低いが成功すれば大きなリターン。こんなおいしい起業をなぜ皆やらないのか不思議でならない。

だから、私はオプトで起業をどんどん推進していく。若手の自己資本起業は信用を築き、軌道に乗るまでに一定の時間がかかり、ネットの世界では致命的。また成功確率は統計を見ても極めて低いのが現実。ゆえに、オプトのリソースを最大限活用して起業でき、成功確率を上げ、キャピタルゲインを得られる仕組みもセットにして、次々とオプトから起業家が出、新しいサービスが生み出されるようにしたい。それが日本を次代の繁栄に導くはずだから。