オプトの歴史と逸話32~チーム経営 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

オプトの歴史と逸話32~チーム経営

合宿後皆の目標は一致し、次に経営体制を考えた。

元々自分の長所短所は分かっているつもりだ。
残念ながら私は執行業務を得意としない。
従って、ずっと執行業務を全面的に任せられる人物を探し続けてきた。
米国ではベンチャーキャピタル投資条件の1位が「経営チーム」であったことも、自分の考えに間違いが無いと自信を持つ後押しをした。

私は海老根に経営執行業務を集中させる案を提案した。
同時に代表権も海老根に渡す私とのダブル代表体制。
海老根は99年にオプトにジョインしたばかりだったこともあり、ご意見番の岡村さんも面喰らっていたが、私は強い意志で実行した。

海老根とは就職活動中に縁ができた。森ビルと三井不動産の面接で友達となり、そのままマージャンを打ちに行き仲良くなった。
結局私は森ビルに、海老根は大手広告代理店の大広に就職。
社会人サークル活動などを通じて別々の会社ながらも定期的に会っていた。
そして93年オプトの事業内容を決める起業勉強会に参加してもらい、そのまま出資してもらった創業メンバーである。

丁度オプトは4事業からネット広告代理事業にフォーカスすることを決めたタイミング。
海老根は唯一広告代理業の経験者でもあり、また経営を体系的に勉強した経験を持っていた(MBAと中小企業診断士資格保有)。

こうして経営の執行は海老根代表取締役COOに、小林を取締役CFOに、野内は取締役CMO、私が代表取締役社長CEOというチーム経営体制で2001年1月から新経営体制がスタートし、ここからオプトのばく進がスタートする。

オプトが2001年から急成長を始めたポイントをよく聞かれるが、私は「フォーカス」と「チーム経営」と答えている。