二度目の防衛戦、ありがとうございました | キックボクサーハチマキのキックボクシングについてはほぼ書かないブログ

二度目の防衛戦、ありがとうございました

今日の試合、判定で勝利することができ、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王座の二度目の防衛に成功することができました!対戦相手の渡辺選手、ありがとうございました。









そして今回の試合には





自分の憧れで、尊敬する作曲家の梶浦由記さん、梶浦さんのプロジェクトFictionJunction・KalafinaのメンバーであるKAORIさん、YURIKO KAIDAさん、Wakanaさん、Keikoさん、Hikaruさんに試合を観ていただくことができました。



僕は本当に1年365日毎日梶浦さんの曲を聞いていますし、ライブに行くたびに力をいただいています。



いつもたくさんのものを貰っているから、いつか逆に自分の試合を観てもらって少しでも貰ったものを返したい…それは自分のエゴなのかもしれませんが、ずっと僕の夢でした。



ライブに行くようになった頃、自分は選手としてまだ駆け出しで思うような試合もできず…



ライブに行くと自分自身も感動するんですが、他のお客さん達を見ても本当に幸せそうな顔をしていて。



お客さんの前で何かをするということはこんなにも素晴らしいことなのかと実感すると共に、俺は何をやっているんだろう…とも思いました。



だから、自分もこの人たちの10分の1でも100分の1でも良いから観に来てくれた人達に何かを感じてもらいたいと思うようになりました。



そういう風に思えるようになって段々試合でも自分の力を出せるようになっていき、ベルトを巻くこともできました。この人達がいなければ今の自分はいない、そう言い切れます。



今回、来ていただけることになってから正直プレッシャーはかなりありました(来ていただけると連絡を貰ってから、ご飯食べてるのに2日で2.5kgぐらい痩せました…)




今日いざ自分が入場するとき、試合前なのに感極まって涙が堪えられなかったです。



1ラウンド、試合後来てた人皆に言われるぐらい動きが固かった。自分でもやりながら(あ、固いな)って思いました。やっぱり緊張していたんでしょう。



それでも、いつ以来かわからないぐらい久しぶりにパンチでダウンを奪うこともでき、不恰好ながら盛り返し、判定で勝つことができました。



せっかく忙しい中来ていただくんだから絶対良い試合を見せたい!と毎日思っていて、何とか勝つところを見せられて、少しでも何かを感じてもらえてたら嬉しいです。




でもそれだけじゃなくて、連敗中の自分のことを今回も変わらずにたくさんの人が応援に来てくれるということが本当に嬉しくて。



僕はもともと人と接することが苦手で、なるべく人と関わりたくなくて、親に大学まで出させてもらって就職もせずにキックボクシングをやってきたんですけど



そんな僕が、10年間PHOENIXでキックボクシングをやってきたことで、今こんなにもたくさんの人に応援してもらえるようになって、本当に幸せだなと思っています。



皆にまた勝ってベルトを巻くところを見せられて良かったです。



関わってくれた人達皆のおかげで今の自分があって、おかげで今日この日は僕にとって本当にかけがえのないものとなりました。



だから皆にとっても、今日という日が少しでも良い思い出になってくれてたら良いなと思います。



10年間キックボクシングやってきて、俺キックボクシング向いてないな…って何度も思ったし



辞めたら楽になれるんだろうなーとも何度も思ったし



僕はスターとかヒーローにはなれないかもしれないですけど、それでも…



キックボクシングを続けてきて良かった。



キックボクシングを好きになって良かった。



僕が、僕で良かった。




心からそう思います。




あと何年続けるのかはわからないですけど、これからもそう思えるように最後まで全力で走り続けたいと思います。




そんなわけで今日の試合の入場曲はKalafinaで『sprinter』でした。ベストアルバムのBlueに入ってます!さすがに今回は皆買って!ライブBlu-rayも良いぞ!





終わり