政府は14日、医療、介護、保険などの社会保障制度改革の進捗(しんちょく)状況を確認する閣僚会議「社会保障制度改革推進本部」の初会合を首相官邸で開いた。平成27年度から高所得者の介護保険自己負担割合を引き上げるなど、改革の実施スケジュールを確認した。

 閣僚会議は昨年12月に成立した社会保障制度改革プログラム法で設置が定められていた。本部長の安倍晋三首相は「26年度を改革の第一歩とすべく、司令塔としてしっかり取り組む」とあいさつした。同法は、首相が任命する有識者による「社会保障制度改革推進会議」の創設も定めている。(産経新聞)